Sky from a jewelry studio---

どんな時間を生きていても、誰の上にも広がるそら。

台風通過中

2004-07-31 23:40:16 | sky/diary
台風がくると、なぜかわくわく、そわそわしてしまうのは、私だけでしょうか?
台風の強い雨音をききながら、家にいるのもいいけれど、
思い切り雨や風に打たれたい、なんて思ったり...おかしいかなあ。
そういえば、去年の台風の時に、この悪天候の中、海を見に来て膝まで水につかっている
カップルなどをウオッチングしにいったなあ。
(そういうお前が..などというツッコミもご遠慮ください。あしからず)

今現在は、すでに風雨もおさまりつつあります。もしかしたら台風の
「目」のなかにいるのかしら。
台風だけにかかわらず、人が一旦、ものごとの渦中にまきこまれる(もしくは飛び込む)と、
渦の中心すぎて、その価値を見失うことがあります。
身の回りにあることが「当たり前」に成ってくる瞬間です。
そして自分自身が中心人物であることすら把握できなくなったりして。
台風が過ぎ去ってから気づくと手遅れだったり。

昨日の夕方、レッスンが終わり、ベランダに出ると、ごうごうと風が吹く中
ものすごく美しい台風前の空が広がっていました。(写真にとってみました)
そして、明日か、あさってには台風が過ぎ去った後の透明な青空を、
私は目にする事でしょう。多分、すこしだけ寂しい気分で。
でも、今は今の、美しいそらが分厚い雲の上にあることを覚えていよう。

いま、目の前に当たり前に転がっている「本当に大切なもの」を見逃さないために。

なーんて、思いつつ、このところ生徒さんがあまり来なくて寂しいので
ちまちまと「悪天候で明日の予約がキャンセルになりませんように」と
祈ったりしているのでした。

台風:T/28℃:H/88%


心の師匠

2004-07-29 21:15:54 | sky/diary
今朝は、朝焼けが美しかった。久々にみました。夜更かししすぎて気が付いたら夜明けを迎えていて...

神戸の、とあるマンションの最上階の一室にある、彫金教室。
私がそこで教えるようになってから、もうすぐ一年が経とうとしています。
(一年も経っていて、新米講師はないやろ、とのツッコミはご遠慮下さい)
もともと、そこで生徒で習っていた期間は約2年半。
彫金歴も3年半ほどになるのですが、振り返ってみるとこの一年が
いちばんだらけていたような。(いいのか??)

もちろん、仕事は出来る限りの力を注いできましたが、
人を導くのって、ホントに難しい。全てを教えすぎても
その人の考える力を奪ってしまったり、又、デザインにも限界を与えてしまうし。
(作りたいモノのテクスチャー等が、今ある技術で作れるのかどうかがわからない状態)
最初は今よりもっともっと細かく指示して、上に書いてた様な事態を
引き起こしがちでした。
それよりもなによりも初期の頃の私自身が基本を忘れかけていたので...
(むちゃくちゃですね 笑)
もちろん人相手やから、同じやり方が通用するわけもなく。
半年ぐらいは、一日のレッスンが終わったら、へとへとでした。

もっといけないのがその半年たってからあたりで。
すこ~しだけ余裕がでてきたんですね。
そしたら、私の弱い部分の怠け癖がでてしまい、
おまけにここはマンション最上階。カーテンを開くと
気持ちいい空が広がっているわけです。
ぼおっと、「外に出たいなあ」なんて思いつつタバコをふかしてしまいます。
(まあ、それ以外に、何も考えてない訳ではないけれど、あんまり考えてなかったりする)
で、レッスンが終わったら、趣味のビリヤードにはまる。

気が付けば、自分が作りたいものつくりや、いまやっている勉強が
全然進んでなかったんですねえ。慣れっておそろしい。

20代は、夜更かしして仕事や宿題をする日々でした。
時間がどんどん足りなくなっていって焦る中、気晴らしに窓をみると
そこにはいつも美しい朝の空が広がっていました。
本当に静かで、空が自分だけのものに感じられ、ご褒美をもらったような気持になって、
またそこで、もうちょっと頑張ってみよう、と思わされました。

30になって、そうじゃなくなっている自分に今朝はた、と気づき、
朝焼けに向かって誓いを捧げ....た訳ではないですが、
今までに出来ていたことより、もう一つずつ、何かをしてみよ、と思います。

近いうちに気持ちいい朝焼けが見られることを願いつつ。

快晴:T/33℃:H/76%

夢を求めて。

2004-07-28 00:24:31 | diary
「もっと心を開いて。あなたは囚人じゃないのよ。あなたは夢を求めてそらを飛ぶ鳥なのよ。」

彼女はそう私に語りかけた。

ここ一年近く、目の前に投げかけられた課題や、自分の興味の有ることを少しでも理解し、実行するために時間のほとんどを費やしてきたのだけれど、いかんせん速度が遅いので、なかなかこなせず、ジレンマを覚え続けていました。
自分はどこへむかっているのだろう。何を作りたいのだろう。
このままじゃ、5万光年かかってもどこにもたどりつけないよ、と。

そんな私に久々の一撃。
何処にいても空を見ることはできる。
その気になれば、飛ぶことだってできる。
ただ、心さえ開放すれば。

ちょっとすっきりしました。
具体的な日々は、明日から綴るとして、とにかく、ちょっと嬉しい瞬間でした。
(わけわからないですね。ゴメンナサイ)