Sky from a jewelry studio---

どんな時間を生きていても、誰の上にも広がるそら。

いろんなハート

2004-10-04 22:22:25 | jewelry
こないだ、ハートのペンダントトップを購入しました。私だって女ですもの。自分が作ったモノだけでなく、人がつくったものも着けたいです。
で、チェーンも一緒に頼んだのですが、ペンダントトップが思ったよりボリュームがあったので
頼んだサイズ(45cm)では短いな、と思い、チャーム(ハート×2)を自作して、
別の甲丸チェーンと組み合わせてアジャスター(自由にチェーンの長さを変えられる部分)にしました。
こういう仕事をしていると、こういうことが気軽に出来て嬉しいです。
アジャスターって、なんだかペンダントトップやチェーンに比べて、個性が無いと思いませんか?
余ったアジャスターが、首の後ろで揺れている。
これがただの余り物にみえてしまうのはもったいない。
前からだけじゃなくって、後ろから見えるふとした瞬間。
ここがかわいいと、グッとくるのではないかとおもうのですが、どうでしょうか?
こういう部分にも着け手としても、作り手としても、気をつかっていきたいですねえ。

うちのレッスン課題で、ハートが延々と連なった
エタニティのカットリングというものがあるのですが、
生徒さんによって生み出されるハートは本当に人それぞれです。
もちろん、技術的な差などもあるのですが、
それだけでは片付けられない個性がにじみ出していておもしろい。
なんでやろう、だって、同じ教え方して、同じ作り方して、
殆ど同じ厚みで同じ幅のリングをすりだしていくのに。
幅と厚みと、高さが同じなら、削り出されるハートも殆ど同じになるはずなのに。
この中の、ほんの少しの差が、ジュエリーという小さな物の世界の中では大きな違いになっていく。
その時、それぞれの心が、目と、ヤスリを持つ手を通して、
小さな世界の住人になってるんだろうな。

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