Sky from a jewelry studio---

どんな時間を生きていても、誰の上にも広がるそら。

あたたかな雨

2005-03-29 03:23:35 | jewelry
ここ10日間ほど、久しぶりに、自分で身につける用のペンダントトップを手がけていて、やっと出来上がりました。写真のがそれです。
チェーン以外は全て地金からの手作りです。(SV925)直径4センチくらいあるので、かなりでかい。ですが、これから首を出すことも増えると思うので、いい感じかな、と。
最初に裏側部分の透かしをノコで切り出しているときはあんまり考えがまとまっていなかったのですが、途中でいろんな仕事が入って、手を付けられなくなっていた時期に作りたい欲求が高まり、段々懐中時計っぽいものにしたくなって、最後は結構行き当たりばったりでつくってたんですが、何とかそれっぽいのができて良かった。
指輪を作るときはあまり行き当たりばったりには作れません、石のサイズや留め方や、枠のことを考えながらわずか直径20ミリ未満の円形にまとめるには計画的に進めないとむりです。ペンダントはその点あまり考えなくてよいので、そういう意味ではとても楽でした。でも楽ばっかりしててもいけないので、次は仕事以外では指輪を作る予定です。

表の中央に留まっているのはサファイアです。自分の誕生石なので、大切に着けようと思います。
それに、普通、シルバー物にサファイアって、あんまり使わないと思うのですが、これが着けているうちになじんで地金部分が黒く変色してっても、それはそれで味があっていいんじゃないかな、と結構楽しみだったりもします。

本当はとても嬉しいのです。淡々と書いていますが。今日はそれ以外にもいいこといろいろあって、ほんわかとした気持ちになれました。

作り上げてから、外にでると、暖かな霧雨が降っていて、つい何日か前までつぼみやった白い木蓮が咲いていて、
なんだか傘なんか放り出して、駆け回りたくなりました。

霧雨/14℃:94%(21:00)  

不器用

2005-03-04 06:41:50 | jewelry
2月の末ごろから、体験レッスンの問い合わせや申し込みがどんどん増えてきました。春なんですねえ。
今日も一人、体験レッスンに来られた方がいたのですが、初めて地金を扱うときは、しんどいと思う人が多いようです(とくに女性)。ヤスリをかけるときに、思いのほか左手の支える力を使いますので、慣れるまでは、レッスンが終わった後、手がしびれている人も多いです。
私もいまだに長いこと左手を固定した状態が続くと手が固まってしまいます。
まあ、それは自分なりに最小の力で最大限の効果を出していけるように慣れていくしかないんですけれど、今日いらした方は、とても見極めが早かった。

石を今までにいっぱい買っていた人で、それをジュエリーにしたくて習おうと思ったらしいのですが、
「そうか、こんなにしんどい思いをしなくても、ここに頼んで作ってもらえばいいんですね!」
とのこと。私もなるほど、と思いました。

人にはそれぞれ、向いている作業とそうでない作業があって、向いてない部分は向いている人に任せたほうが最終の結果もよいし、時間効率もよいですよね。
(ちなみに、今日の人は、とても器用な方でしたが)

しかし、私にはそういう選択肢はまったく今まで浮かんでこなかったのです。
なんでかわからないけれど、彫金に関しては、自分で全部作ることばっかり考えてました。
(お金がない、というのも大きな要素やと思うけど)

誇張ではなく、生き方自体が不器用なんかもしれません。

曇り時々雨:T/9℃(15:00) 体験レッスン×1

最後の課題

2005-02-28 20:37:21 | jewelry
ここで教えるようになると同時に、昨年秋まで一緒に働いていたジュエリーデザインの講師のYさんに約一年間、デザイン画の描き方を教えてもらっていました。

しかししかし、自分でも本当にいやになるほど、私は不肖の生徒でした。
デザイン画は描くのにそれなりの時間と集中力を要するため、どうしても宿題をレッスン以外の時間にしないことには次へ進めないのです。それを次のレッスンまでにやりこなせない自分をずうっと恥ずかしく、もったいないことをしていると思いつつも、やらない。

デザイン画を描くのは決して嫌いではありません、どちらかといえばとてもはまるのですが、描き始めるまでに自分の生来の優柔不断な性格が邪魔をします。この方がいいんじゃないか、色の組み合わせはどうしようか、とか。それでもんもんとしてるうちにどんどん時間ばかりが過ぎていくんです。

今頃わかりました。あかんかったら、また何枚でも書き直せばいいんですよね。
紙と色鉛筆がある限り。
今回アップしたのは、Yさんのジュエリーショップへの就職が急遽決まり、習っている間に間に合わなかった最後の課題です。おとといやっとできあがりました。
これからは、もっと早く描けるようになりたい。せっかく作る前に絵でシュミレーションできるのだから、失敗など恐れずに何枚でも同じものについて描こう、でないと次へ進めない。

Yさんは、私のデザイン画の先生であるだけでなく、ジュエリー人生のよき先輩であり、理想の女性像のひとりでもあります。彼女の何に対しても臆せず、凛として立ち向かう姿。ここでの仕事においても、これまでの経験談を聞いていても、ずうっと自分になくうらやましく思ってました。

彼女の生き方そのものが、デザイン画の描き方そのものだったのに、なんで近くにいるときにはわからなかったのだろう。

顔のない客

2005-02-13 03:57:59 | jewelry

クロスのペンダントトップを送ったお客さんから届いたとの報告がありました。
「写真(前に郵送したサンプル写真)より実物のほうがずっとかっこよくて嬉しい、ありがとうございました~!」との言葉。私もとても嬉しく、本当にホッとしました。なぜここまでドキドキしていたのか。もちろん(私にとっては)高額なお仕事やったというのもありますが、お客さんの顔を知らない、というのが一番の理由だったかも。
この方は、友人の、友人の妹さんで、北海道在住なのですが、関西に帰省していたときに前に私が贈った出産お祝いを見てオーダーしてくれることになったのです。しかし、とんぼ返りで北海道に帰らねばならず、結局一度も会えないまま、電話とだんな様のお店のファックスのみでやりとりしなければなりませんでした(先方にネット環境がなかったので)。
知らない人に電話をするのが大の苦手な私。最初はかなり緊張してました。メールで済ませられるものなら済ませたいと思ってました。なんとか打合せがまとまり、一度サンプル写真と、デザイン画を郵送してオッケーをもらってからしばらくはあまりやりとりがなかったのですが、仕上がり直前にバチカンの変更があったので、手持ちのチェーンの形状をファックスで送ってもらったり、最後に何度もやりとりをしたことで、おこがましいかもしれませんが、少し打ち解けられたような気がしました。彼女ののんびりとしたかわいらしい声と大阪弁も一役買っていたかも知れません。
で、モノが出来上がって、発送の連絡を電話したときに、「matusさんは、チョコレート、お好きですか?」と聞かれ、「大好きです♪」と何の気なしに答えたら、「こんなにお世話になったので、贈らせてください」とのこと。
なんか、じーんとしました。
私が彼女の顔を知らないということは、彼女も私の顔を知らないということ。ネットでいくらかの情報を出してはいるけれど彼女はそれも見ていないのです。商品が本当に届くかどうかさえ、本来なら疑われてもしょうがないのです。
最初は大儀だった電話連絡でしたが、メールだけのやり取りだったら、こうなっていたかどうかはわかりません。
ほんとにメールは相手の都合とか考えずに送れるし、画像も送れるし、とても便利で有効な連絡ツールだと思いますが、電話や直筆の手紙などのよさも見直した一件でした。

「今、全員でペンダントつけてます。また写メールあったら送りたいんですけど・・」と聞かれました。
そっか、携帯メールという手もあったか(今頃気づいた)。やっと彼女の顔を見ることができそうです。

早っ!(更新じゃないですよ・・)

2005-02-11 19:02:50 | jewelry
前にこの日記を更新した日が、あるお店のロゴ作成の納期前日でした。
クロスのペントップを仕上げる前に怒涛の勢いでロゴを5案出し(内容がどうかは別として)、さあ、クロスを完成させようと思ったらお客様の既存のチェーンに通したい、と直前のバチカン部分の変更があって少し地金のやりくりを考えているうちに月に一回のビリヤードの試合があったのでレッスン終了後~深夜まで撞き(2勝できたのですが、予選敗退でした・・・)、返す刀でその数時間後(日付は変わっていますが)友人の結婚式と披露宴に出席して涙ぐみつつ喜び、帰ってからはレッスン以外の時間(こういうときに限って机がいっぱいだったりするんですねえ)はクロスクロスビリヤード(?)クロスクロス、あ、おまけのベビーリング型チャームもつけよう、ラッピングしなきゃ、夜更かしするとおなかがすく・・・(心の声)、エメラルドの石留め失敗、やり直して多分留まった・・・刻印もなんとか終了、ラーメン(♪)、つめ周りにバフがあたらない、ならばポリクイックで・・・光らない。ブラシ・・・黒ずむ・・・もう一度青ゴム・バフ・ブラシ・ポリクイック攻撃(間に超硬へらをはさんでみるも、平面ががたつきあまりよくありませんでした)・・を繰り返してようやく完成。チャームも石留めして磨いて完成させて撮影、発送、めでたく終了した瞬間に、14時間くらい寝てました。
これがおとといまでの近況でした。むーーーん、あれからすでに2日経っているのか・・・やはり2月は恐るべきスピードで駆け抜けてゆく。
まあ、間にビリヤードとか、ラーメンとか、そんな単語を挟んでいるから・・・
という苦言も聞こえてきそうですが。

写真はやっとできたクロス(家族4人分)と、おまけのベビーリング(だんな様以外用)です。
裏には全てにそれぞれの誕生石がセッティングしてあります。
地金は18kホワイトゴールド・中心の石はダイヤです(0.1ct程度)これは二人目の娘さんの誕生を記念して、裏にご夫婦分には4人の名前と誕生日が刻印・お子様分(小さいの)にはそれぞれのお名前と誕生日が刻印してあります。
おまけのベビーリングはシルバーで、左からピンクトルマリンの色の濃いの(ルビーのかわりに)・ガーネット・アメシストです。
最初は母・娘2人分の3ケのご注文だったのですが、なりゆきで、だんな様の分も作らせていただくことに。
それにしても・・・素敵なお母さんですよね。私が娘になりたい(笑)・・・だって、これからもいろいろしてくれそうだもん♪
クロスの形状(中を抜いてあるため)のおかげで(私が考えたんですけどね・・)
大変ではあったけれど、作っていてとても幸せな気分になれました。

曇りときどき晴れ/7℃:72%  レッスン×4/体験レッスン×1

×3・×4

2005-01-30 10:29:26 | jewelry
まるで、なんかの祭壇のようです(?)真ん中のは昨年末つくった編み編みリング(SV925)です。とりまいているのはこれから仕上げするクロス(K18WG)4個とその原型(SV)ででして・・・。
編み編みリングについては、前回作って「もうしばらくつくりたくないよ~」って思っていたら、案の定すぐにまた作って欲しいとのこと。人生そういうもんですね・・・
3個有る一番上のが今回つくって納品する分です。下が見本に借りてきた分で、真ん中のは生徒さんが「それと同じの、もってる~!」といって持ってきてくれた物です・・・。この手のリングは東南アジアのどこかで大量生産されてるようですね。
ちなみにこのリングのコピーの依頼主もオリジナルをバリかどこかで2000円で買ったと申しておりました。・・・安い。
自分で推測して作ってみたところ、多分4本の銀線をどうにかして編んでから巻いてリングにして、たたいて太さをだしていくのだと思いますが、一本の線の中で太さを変えないとなかなかオリジナルのようなボリュームはでないと思われ、結構手間がかかっていると思うんです。
なのに2000円(しかも小売りで)・・・、恐るべし東南アジア。
中国とかインドネシアでも銀細工のものすごく繊細な物とかありますけど、それも安いですもんね・・・。
日本で完全手作りでシルバーアクセサリーを作って商売として成り立っている職人さんって、本当にすごいと思います。

まあ、それはそれ、これはこれ。これからクロスの方の仕上げをぴゅーんとやってしまいたいと思います。
それでは次回には完成品をアップしますね。では逝って参ります!

余談ですが、おとといビリヤードの練習ゲーム中に、マス割り(9ボールで1番から9番まで全て落としきること)が出ました!
結構偶然の重なりだったので、実感はさほどないのですが、やっぱり嬉しいもんですねえ。・・・さあ仕事、仕事(汗)

寒さ強まりつつ:T/5℃:H/66% レッスン×1・クロスペントップの仕上げ

タイムカプセル的回顧術

2005-01-17 06:50:55 | jewelry
なんか、バツが4つ?わかりづらい写真ですが、ワックス型です。昨年にサンプルを作ったクロスネックレスの地金代が入ったので、ゴム型にとって複製。写真はこれからキャストに出す前のものです。
年が明けて、早半月。日記の更新もままならぬまま、お正月で崩れまくったリズムを取り戻すのにここまでかかってしまいました。
やっと最近レッスン以外のことができる余裕ができたので、作りの仕事もさくさく進む・・・予定?
更新もしばらくストップしてしまったので、これからはまた週1・2回のペースでやっていきます。今年もよろしくお願いします。

それにしても、ゴム型って、不思議です。一度完成品原型)を作っておいて、それをシリコンゴムに埋め込みホットプレス機で押さえて原型をとりだし、中が空洞の型を作っておくと、後から何度でもワックスを流し込んでほぼ同じ状態のものが何個でも作れるんです。
これは、同じものを複数個作りたいときにやる王道のやりかたで、これ自体にはなんの不思議もないのですが、ゴム型自体は何の変化もなく、何年でも寝かせておける、というところがミソなのです。
自分が着用する以外は、通常作ったものは人に渡して手元にはなくなってしまい、写真にとるしかデータの保存方法はないと思い込んでいたのですが、ゴム型にとると、ずうっと前に作ったもののきらめきを目の当たりにすることができます。それはやはり写真ではなく、立体として感じるインパクト・・・まるで、タイムカプセルです。
ものをつくっていく、という行為をずうっとやり続けていると、技術的には進歩しているかもしれないけれど、それ以外の部分で変化したり捨て去ったりしていく部分もやっぱりありますから、昔とっておいたゴム型を何年か後に形にしてみると、そのときにどういうことを考えて作ったかとか、なにに向かっていたかとかがリアルにあらわれていて面白いです。
まあ、それだけのためにゴム型をとるっていうのはコストもかかるし無駄な行為かも知れませんが、おおこれは!と、自分でも納得の一品ができたら、ゴム型にとっておくのもひとつの手です。また、何年か後に形にしてみると、新しい発見があるかも。
私の場合は・・・・たぶん苦笑に終わるでしょうが(笑)
でも、ゴム型にとっておきたくなるようなものを今年は一個でも多く作りたいもんです。

話は少し逸れますが、今日は阪神大震災からちょうど10年。(時刻も今くらいですね。)あの時神戸に住んでいて、大地震を経験し、今も神戸に住んでいる私でさえ、あのとき感じたこと、いろいろなことが曖昧な過去のことになろうとしています。
人の気持ちや、記憶はゴム型にはとれないから、せめてこの日だけは、あの地震だけでなく、すべての天災や人災(戦争・テロなど)でお亡くなりになった方々の冥福を心より願い、こんな無力な自分にも何かできることがあるのか、考え直したいです。


似て非なる・・・

2004-12-26 23:20:13 | jewelry
写真のパズルリングは下が私がコピーして作ったモノで、上に立てかけてある方がオリジナルです。「これの修理(腕の切れたのを付ける)と、同じのもう一つ作れるかなあ?」と言われ、「(こんなの作ったこと無いし)やってみたいので一度作ってみていいですか?」と、たんか切ってから数ヶ月が流れました・・・・。いやあ、今の私には難しかった。
そして、全く一緒という訳では全然ないし。
一枚の板からではなく、4本の丸線を編みながらたたいて、幅を広げると同時に4本がうまく噛み合うようにしないといけません。
そして、4本は一応バラバラになりますので、なったら最後、組み直すという作りとはなんの関係もない部分で頭を悩ますことになります。
ちなみに知恵の輪とか大の苦手な私は、まる2日かかりました....。
実はコレ一度失敗して、二度目に作ったモノなのです。
実物を見て、どのくらいの太さの線を使うか推測して調整しなければならないこともあり、一度目のはもっと似ていなかったので、多分もう一回トライすればほぼ原型に近い物が出来ると思いますが、そんな根性も時間もないです(汗)
でも、いい経験になりました。(と、なんとかまとめようとする)

for Christmas

2004-12-12 03:05:40 | jewelry
今年の冬は、本当に暖かい。なので、どうしてもクリスマス・師走・お正月、などという言葉がピンとこない毎日なのですが、時は気を緩めず刻一刻と過ぎていき、当然のことながら、今年はあと残り20日足らず。皆様は忙しく過ごされているのでしょうか??今日は、いつも通っているビリヤード場の男性に頼まれていた彼女へのクリスマスプレゼントのシルバーリングが完成しました。
地金はsilver925、ちょっと画像では分かりづらいと思いますが、シンプルな平打ちリングにキュービックジルコニアが5個、レール留めで入っています。厳密に言えばこれは完成品ではなく、最後にロジウムメッキをかけてもらって出来上がりです。

こないだの結婚指輪といい、今回のプレゼントといい、彼らが思いを寄せる人に、渡す瞬間は見られませんが、想像しているだけで、ほんの少し胸があったかくなります。
そしてほんのちょっとうらやましかったりして。
やはり、ジュエリーは、生きていく上で絶対必要ではないかもしれないけれど、逆に、もっと根底的な部分の象徴かもしれない。

ジュエリーに限らず、最近の日本では、クリスマスに送るプレゼントには、結構こだわる人もいると思います。
実は、わたくし、もうもらってしまったのです。少し早めの、今年のクリスマスプレゼント。
(ちなみにジュエリー・アクセサリーではありません。念のため。)
もらった時、ほんとに胸がじーん・きゅーんとしました。
モノが何か、とか、そういうことはさておき、そこに流れる暖かい気持ちがやはり嬉しいのです。
口では「いらないよ」と言ってしまうのですが、もらうととっても嬉しい。
そして今、お返しに何をしようか、悩みまくっています。これもまた楽しいものです。

日本中で、世界中で、いろいろと不穏な動きや、恐怖、不安をかきたてる事件が毎日目白押しに耳に入ってきますが、
まずは、自分が想う、大切な人々からもらう温かな気持ちを大切にして
自分もそういう気持ちを大切な人々に伝えたい。
そうして、クリスマスの夜くらいは、そんな気持ちが世界中に満ちて
温度が静かに1℃くらい上昇してもいいじゃないか、
と、温暖化のご時世のなか、思ったりもします。

暖かな小春(?)日和→寒く:T/12℃:H/68% レッスンはお休み・シルバー&キュービックのリング作成、完成。

指先アロマ

2004-12-01 18:41:12 | jewelry
先週末、友人の結婚式に出席してきました。
で、その時に、一年ぶりぐらいにネイルを塗ったのです。
ネールサロンが溢れ、コンビニでもネイル用筆やスパンコールが売られている今、たいした柄でもないのですが、なんとなく写真をアップしてしまいました。(笑)
色々な意味でかなり画像、加工されてます....

仕事柄、爪は痛むし、ネイルを塗ってもすぐにとれてしまうし、指先は自分の大雑把な性格も手伝って(熱いものや薬品を素手で触るし手入れもあまり...)ぼろぼろです。
そんな指でも、マニキュアでかわいく飾ってやると、なんとなく嬉しそうにしているように見えました。
塗っているときもやはり楽しく、何重にも重ねたり、結構はまってしまいました。

人がそれを見て「きれいねえ」といってくれると嬉しいし、それよりなにより、その指が絶えず目に入る存在の自分自身が、なにかしら癒されている事実に気づいたのです。
仕事中や、それ以外の時でも、本当に、自分の手、とくに指先って目に入っているようで、ネイルがきらきらしていると、なんか気分がいいのです。私自身の中の女性的な部分を再発見したような気がして、振る舞いも女性らしくしてみたり(?)。
ジュエリーにも、同じ様な要素がいっぱい有ると思うのですが、リング以外だと着用してからはあまり自分では見れませんし、ネイルの場合は自分の好きなように絵を描くようにアレンジできるので、つける自分自身がつくる喜びもプラスされますね。(もちろん私の場合は自分の指輪をつくったりもしますが)
見ているだけでこうなのだから、さらに指先からいい匂いがしたり、いい音(?)が出たりするともっと気分も盛り上がるのかもしれません。
大分前に、ジュエリー着けなくても生きていける、じゃあ何のためにつけるのか、と自分に問いかけつつ、ここに書いたのですが、答えの一部が何となく分かったような気がしました。

....と、想像だけでかなり盛り上がってしまったのですが、あなどるなかれ指先。
飾るのもいいけれど、ささくれだったり、手自体が手入れされていないと逆にそれが目立ってしまったりします。
これから寒くなるし、もうちょっと指にも気をつかってあげよう。
ふだんいっぱいいっぱい働いてくれているのだから。

秋晴れたり曇ったり:T/15℃:H/56% レッスンはお休み♪データ整理・工具注文など