登米市東和町、山裾の細い車道を歩いて行くと、山側の雑木林内に濃緑色の葉が見えます。よく見かけるオオバジャノヒゲかシュンランかも知れませんが、稀少なヤブランの可能性もあるので、斜面を上がって確認してみましょう。
しゃがみ込んで観察すると、葉幅が10mmほどあってオオバジャノヒゲの倍はあります。それに葉裏を確認すると、シユンランのように葉脈がくっきりと隆起していないので、ヤブランで間違いないでしょう . . . 本文を読む
登米市東和町、小河川に並行する集落道を上流側へ歩いて行くと、路肩に何かの根生葉らしきものが広がっています。歩み寄って観察すると、根生葉だけではなく匍匐性の茎もたくさん伸ばしています。これは以前、福島県南相馬市の海岸寄りで見たコマツヨイグサによく似ています。宮城県内で見るのは初めてです。
葉が倒披針形~長楕円形で、多くは羽状に浅〜中裂しますが、浅い波状の鋸歯縁のものもあります。また、匍匐茎が赤みを . . . 本文を読む
東松島市の宮戸島、松を主体とした雑木林の中の山道を下って行くと、随所にヤブコウジが生えています。丈が10cmほどしかないものの木本類に分類されていて、初冬の頃までは直径5mmほどの赤い実が2~3個付いています。大体は年末までに落果してしまいますが、山道沿いでは稀に赤い実が付いています。この山には赤松やツバキ、ヒサカキなどの常緑樹がよく茂っていて、これらが強風を遮ることから落果を免れているのかも知れ . . . 本文を読む
東松島市の宮戸島、海岸沿いの集落道を歩いて行くと、漁港近くに砂利敷の漁具置場や駐車スペースがあって、そこに緑白色の根生葉が散生~群生しています。葉が掌状に先開きして、各裂片は細い線形で絹毛が密生しています。この絹毛が生えていることで白っぽく見えるのでしょう。これらの特徴から、カワラヨモギの根生葉と思われます。
二枚とも2022. . . . 本文を読む
東松島市の宮戸島、海岸沿いの集落道を歩いていると、凝灰岩の崖地下に濃赤紫色に紅葉した根生葉が群生しています。これはフジナデシコ(ハマナデシコ)の根生葉ですね。日当りの良い場所では紅葉していて、半日陰の場所ではほとんどが緑葉なので、寒さだけではなく、日射しの強さも紅葉に影響しているものと推測されます。
二枚とも2022.1.2 . . . 本文を読む