一関市花泉町日形地区北部、なだらかな丘陵地の林道を下っていくと、次第に地形が険しく
なっていき、林道の山側法面も岩壁になります。岩壁には稀少な羊歯植物が生えていることが
あるので、よく見ながら下っていきます。この岩壁は硬質の礫岩からなっているようです。
岩壁の羊歯を観察しながら林道を下っていくと、あまり見かけない羊歯を見つけました。
葉が細かく切れ込んでいて3~4回羽状複葉ですから、ナライシダか . . . 本文を読む
一関市花泉町日形地区北部、沢沿いの林道を上がっていくと、やがてなだらかな丘陵上の道に
なり、赤松の混じった雑木林の中を緩やかに上っていきます。
そんな林道沿いに、小さなあずき色の実を付けた低木が茂っています。枝葉を見るとクロモジの
ようで、葉を千切って嗅ぐと特有の精油の香りがします。
二枚とも2019.8.12撮影
実の色があず . . . 本文を読む
一関市花泉町日形地区北部、山間の農道を上がっていくと、沢が合流する辺りに平坦な地形があって、10枚ほどの田んぼが耕作されています。農道と田んぼの間の法面に、ツルフジバカマの草むらがあるのは以前から知っていたので、花期を見計らって訪れてみました。この辺りの耕作地周りや農道法面はあまり草刈りされていないので、野草観察には大助かりです。下流側から上がっていくと、ミソハギやクサボタンなども咲き始めています . . . 本文を読む
一関市花泉町日形地区北部、北上川に注ぐ小河川沿いに10枚ほどの耕作放棄田があり、そこに
ミソハギの花を見つけたのが2週間前。その時はまだ数本しか咲いていなかったので、お盆の
頃ならたくさん咲いているだろうと予測し、この日再訪してみました。
予想どおり放棄田の草地や水路跡に、たくさんのミソハギが咲いていました。
ミソハギの別名に「盆花」というのがありますが、まさにそのとおりで今が花の盛りです。
生 . . . 本文を読む
一関市花泉町永井地区北部、丘陵地の狭間の集落道を歩いていると、窪地を挟んだ向いの林際
に、赤みを帯びた花のようなものを付けた木が1本聳えています。
畦道伝いに木の下まで行って観察すると、大きな羽状複葉の葉ですからニワウルシの木ですね。
日当たりのよい川沿いとか、道路法面などに多く見られる木です。
「赤みを帯びた花」と見えたのは房状の果実で、長楕円形の翼果の中には種子が入っています。
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