里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

カラコギカエデの紅葉

2020-11-16 | 日記

登米市東和町米川地区北西部、沢に並行する国道を北へ歩いていると、沢沿いの山裾に紅
葉した小高木が何本か茂っています。沢近くの畦道から見ると、葉の形が長楕円形で、橙
赤色の紅葉ですからサクラの仲間でしょうか。
動物の踏み跡をたどって沢を渡り、近くで観察すると葉の基部寄りに一対の切れ込みがあ
るので、カラコギカエデでしょうね。

                             二枚とも2020.11.12撮影

低山や丘陵の湿地(ヤチ)、沢沿いなどに多く自生していることから、「ヤチイタヤ」と呼ぶ
地方もあるようです。分布域は北海道~九州と広いものの、どちらかと言えば北方系の樹
木のようで、関東以西の幾つかの県では、絶滅危惧種に指定されています。

中国の東北部や朝鮮半島にも分布していて、あちらでは紅葉を鑑賞すべく、庭に好んで栽
植されているとのこと。最近になって、我国でも雑木の庭などに使われはじめたようです。

                             二枚とも2020.11.12撮影

カラコギカエデは2015年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/ac9edaea1a0e9fb07c169834a7f5ef5c

 



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