平家物語
第2回 驕れるもの久からず 2019.6.20
各勢力のハブとして繁栄を築いた平家。
しかし、絶頂にあるおごりから、自らこの関係を崩していく。福原遷都だ。
勢力均衡の要の役割を切断してしまうことで、平家は自分たちを支えた「闇の力」を失っていく。
逆に、源氏は、地の利、天の利を見事に使いこなし、富士川の戦いでは戦わずして平家を追い払うことに成功する。
かつて平家を有利にした「闇の力」は、いまや源氏のものとなった。
遷都の失敗を悟った平家一門は再び京に戻るが、追い打ちをかけるようにリーダーの平清盛が病死する。
第二回は、平家がおごりによって衰亡の原因をつくっていく様を見つめ、その失敗に学ぶ。
鹿ケ谷の陰謀の場面。後白河法皇の近臣の藤原成親、西光が 中心となり、平康頼、僧俊寛らと平氏打倒を企てた陰謀事件。
俊寛の京都東山鹿个谷の山荘で謀議をこらした で、このよ うに言われる。
岡山県指定史跡。「平家物語」「源平盛衰記」などによると、大納言藤原成親(1138〜1177)は、後白河上皇に仕えていたが、
治承元(1177)年鹿ヶ谷で平家追討の密議を謀り、敗れて平清盛に捕らえられた。備前国に配流され有木の別所に幽閉。
そして備前の豪族、難波次郎経遠の家人によって非業の最期を遂げた。吉備の中山に遺跡がある。
平家物語 第3回 衰亡の方程式 2019.6.20 「21」
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