国連英検特A級対策として、時事問題や現代史の勉強を以前より真剣に始めました。
前は「あれもこれも覚えないと~。」という気持ちばかりが強く、本来の目的を見失ってたように思います。仕方なしに勉強していたから、あまり身になっていませんでした。
~世界のどこに、どんな人たちがいて、どんなことを感じながら生きているんだろう。何が問題なのか。解決するために、誰が何をしているのか。国連はどんな役割を果たしているのか。~
今度はそうした問いを自分で投げかけながら、いろいろな角度から書かれた本を読んでいこうと思っています。
それにしても、オスロ合意や首相の暗殺事件、分離壁の建設など、読んでいても
「イメージがなかなかわかない。」 と感じました。
色もつかず、音も聞こえず、匂いも感じない。そこにいる人たちの表情が浮かばない。食べているものの味や、土埃の匂いや、毎日通る道の喧噪や、パトロールするイスラエル兵と、それを見やる人の眼差し。だいたい分離壁って、どんなものなの?大きさは?見上げたらどのくらいか。何で出来ているのか。近づいたらどんな感じがするのか。バルフォア宣言をタイプした人は、どんな気持ちだったんだろう。
なるべくリアルなイメージを描きたくて、学生時代に集めた本を出してきて読んでみました。「パレスチナ・イスラエル」がテーマでしたが、あっちこっちへふらふらしています。特に、「買っておいてよかったな~」と思う本を載せておきます。
『パレスチナ・そこにある日常』高橋美香 『そうだったのか!現代史』池上彰 『貧困に立ち向かう仕事』西水美恵子 『私の仕事ーー国連難民高等弁務官の十年と平和の構築』緒方貞子 『国をつくるという仕事』西水美恵子 『私のフォト・ジャーナリズムー戦争から人間へ』長倉洋海 『知識ゼロからの現代史入門』青木裕司 『エルサレムの20世紀』マーティン・ギルバート 『アラブとユダヤ』守川正道 『パレスチナ 新版』広河隆一
イスラエル・パレスチナをめぐる、利己的で、組織的な暴力の恐ろしさに背筋が寒くなりました。これからの世代のために、憎悪の連鎖がどこかで断ち切られることを願います。何不自由せず安全に暮らしている部外者の自分が、そう考えるのはたやすいのでしょうけれど・・・。
「知らなければ良かったのに」と思いたくなるような現実があります。ですが、ページを繰るうちに、和平への希望を持って真剣にたくましく生きている人たちがたくさんいることを知って、「人間も捨てたもんじゃないな。」と感じました。
これからも勉強を続けていきます。
※英単語の方は、『Word Smart2』の2週目に入りました。引き続き暗記していきます。