そのままガーデン

雑草を生かしてガーデニングしたい。時間をかけずに庭を楽しみたい。自然そのままの庭の記録です。

3月初めての日

2016-03-01 15:41:19 | エッセイ

3月1日  季語 青麦

p>雨水 末候  早木萌動 (そうもくめばえいずる)

 

暖かいいちにちになりました。

久しぶりにエッセイを読んでください。

1年前のこの季節に書きました。

 

ミモザの風

オオイヌノフグリが小さな花を咲かせた。

今年初めて花を見たのは二月三日だった。茶色一色だった庭に緑がちらほら現れる。

その中にうすい青い色の小さな花、オオイヌノフグリが増えていく。次は小さな花だ。

暖かい日が続くとコハコベが咲く。そしてフクジュソウ、カタクリと続き、春が訪れる。

そのころ、ミモザ色の風が吹く。

窓から外を見ると、風が吹く度に黄色い花粉が空中に舞う。

さぁーと黄色い帯が流れる。

右から左に、下からわきたつように上にも立ち昇る。

花粉症の人たちには申し訳ないが、見事なのである。

いつぞやは花粉を煙と見間違えて消防署に電話をした人がいたそうだ。

杉やヒノキは子孫を残したい一心で花粉を飛ばすのだろう。

この花粉はどこまで飛んでいくのだろうか。

p> 

ここまでは、下重先生にほめていただいたのですが。。。

違う展開が浮かびません。いつか続きを書いて読んでいただけますように。

 


ハート物語

2015-07-24 21:43:29 | エッセイ
7月25日





可愛いお部屋。
私の部屋ではありません。
ジョイフルホンダにありました。





ワレモコウの花がつきました。





ハートカズラの下の方を切りました。
心優しいおじさんにもらわれていきました。





おじさんがこの花を見て言いました。
「うちの奥さん、垂れ下がる花が好き
なんだよなあ」



下に小さな花が落ちてました。
「これが花だよね。珍しいねぇ」


ペットボトルを半分に切って水を入れ
持って行ってもらいました。
ポストイットに名前を書きました。


優しいプレゼント。
奥さん、どんな顔をしただろう





ハートの形の葉の物語でした。



ゆりかご 2

2015-07-23 14:31:22 | エッセイ

7月23日  

ゆりかご  

一日目、葉柄をかみ、しおれさせる。しおれた葉を縁から巻きはじめる。
その上に二枚の葉を巻きつける。何度も巻き返し、巻きを強くする。
最初は一匹で作っていたが最後は二匹で仕上げていた。
煙草三本分くらいの大きさのものが多い。
日がたつと表面の葉は枯れる。
「ねぇ、オトシブミがゆりかごを作ったよ。見て」
と夫に声をかける。
「この中に虫が入っているのか。キンチョールかけて退治するか」
まったく繊細さに欠ける人である。男は敵をやっつけたくなるのだろうか。
オトシブミが小さな体で二日間かけて作った子どもを守る巣なのである。
薬をかけないでね、と頼んだ。

毎朝ゆりかごを数える私に、夫はゆりかごに番号を付ければ、と言う。
いい案である。短冊を下げたら七夕のようでたのしいだろう。
短冊がなかったので小さな荷札にいろはを書いて目印にした。
十三あって製作途中のものもある。

いばらくして、ゆりかごの中を覗いてみたくなった。
一番小さくて茶色が濃いものを枝から取って開ける。
かわいた葉をめくっていく。
しっかり巻いてあって、剥がしにくい。
きれいにめくるつもりだったのに、破れた。だんだんに緑の葉になっている。
芯になっている葉はやわらかくて美味しそうだ。
ゴマ粒大の白いものが二つ。これがオトシブミの卵だろうか。
葉を巻きなおそうと思っていたら強い風が吹いて飛ばされてしまった。
せめてどこかで幼虫になってほしい。

オトシブミの名の由来は「落とし文」。
手紙をわざと気がつくように落としておいた、落とし文である。
昔の手紙は巻き紙に書き、それに似た巣を作るからと名付けられたそうだ。
一か月で丸い穴をあけて出てくるまでに葉柄は風でちぎれただろうか。
出てくる虫の大きさはどれくらいだろう。
ゆりかごは枝から離れて、落とし文になるだろうか。









オトシブミが作ったゆりかご。


つたないエッセイを読んでいただきありがとうございました。










ゆりかご

2015-07-22 21:11:32 | エッセイ
7月22日  


久しぶりにエッセイを読んでください。



ゆりかご

ゆりかごを数えている。
春になると早起きになる。寝室の窓のブラインド越しに、欅をしばらく眺めて起き上がる。
階段を下りて、ダイニングのうすいオレンジのカーテンを開ける。レースのカーテンも一緒に
勢いよくカーテンレールを滑らせる。全開が好きである。窓から緑の葉が見える。
楓の葉がもう少しで窓ガラスまで届きそうだ。
四月初めは堅い塊だった葉が少しずつ膨らみ、緩み開く様子を見たくて五時半に起きる。

今年は四月末に葉が全開になった。桜が散ると楓の葉が開く。
緑の葉はやわらかで可愛らしいがやがてたくましい緑になる。

去年、楓の葉にぶら下がっている葉のかたまりを見つけた。
昆虫の生態図鑑で調べると、ゆりかごだと分かった。
ゆりかごは円筒形の巣である。その中に卵が産みつけられ、さなぎになり外に出るまでの間、
それは子どもの食料になるそうだ。
卵を包んだゆりかごが楓の枝で揺れている。

楓の枝の下に立ち、上を見上げる。風にそよぐ葉音がする。
下の枝の濃い緑と先端のよわよわしい緑、黄緑のやわらかな葉には赤い葉脈が広がる。
色とりどりのみどりと青空のコントラストが鮮やかだ。
雉がかん高く鳴き、ホトトギスも鳴く。
今年もゆりかごがある。
緑のものと茶色に変色したもの、いつくあるか数えていた。
すると、赤い虫が葉の上を行ったり来たり忙しく動いている。オトシブミである。
てんとう虫よりちょっと大きい虫でゾウムシの仲間だそうだ。
ゆりかご作りが気になってたびたび庭に出る。
どうやって巣を作るかを観察した。


明日に続く。

トラブル発生中

2014-11-10 21:39:39 | エッセイ

今日ははれ。

とても暖かい一日でした。



ブログを始めるために、アイフォンに変えたのは二年前でした。


順調に毎日更新してきましたが、ついにトラブル発生。


今日はパソコンからの更新です。


アイフォンにすべて頼っていたので写真も入れられません。


明日、ソフトバンクに行ってきます。





トキワナズナ

2014-05-19 21:52:17 | エッセイ
今日ははれ。

名前が分からなった花。

新聞に写真が出ていました。

庭の花と同じ。




トキワナズナ。

北米原産だそうです。


雑草ガーデン その2

びっくり鉢を作ると楽しい、と園芸雑誌で読んだ。

庭先に鉢を置き、自然に飛んできた種が花を咲かせるのを待つのだという。

作ってみると、自然界のアレンジで寄せ植えになったり、一種類の花でいっぱいになったり、

木の苗木が芽吹いたりした。

自然に任せた植物は丁寧に水やりをしなくても枯れることが少ない。

自分でここを選んだのだから、きちんとこの鉢で生き切ります、と言いたげだ。

このビックリを庭全体で試してみようと、除草剤を撒くのを止めた。

除草剤を撒くと雑草は枯れるが、ハナゴケが生える。

それはぬめぬめと光り、アメーバーのようにどんどん面積を広げ、上に乗るとすべる。

地面がハナゴケで覆われると息ができなくて、土地が苦しそうだった。

除草剤を止めて三年たつとふんわりした深い緑の苔が生えてきた。








雑草でガーデ二ング

2014-05-17 20:07:34 | エッセイ
今日ははれ。

青空と雲のバランスに、

見とれます。





雑草ガーデニングンのエッセイ

三回に分けて読んでください。


雑草ガーデン  その1

桜が散り始めると、早朝キーンキーンという音で目が覚める。

近所の人たちが金属の草刈り機で田んぼ周りの草を刈る音だ。

草刈り機のエンジン音は四月末から米の収穫が終わる九月まで続く。

ふきのとうが黄色い花を咲かせ日射しが暖かくなると

薄紫の小さな四弁の花と明るい緑の葉をもつオオイヌノフグリが

庭に群生する。

緑がなかった二月の庭でとても目立ち、春が来たと感じる。

それもいつも間にか目立たなくなり、新芽が若葉になるころには

雑草でいっぱいになる。

すっちょんすっチョンと鳴いていたうぐいすもホーホケキョと鳴くようになる。

夜は田植えの準備で水を入れた田でカエルが騒ぐ。





雪のような雨のような

2014-02-04 08:43:37 | エッセイ
朝8時半。

雨のような雪のような、しずしず
降りました。





やっぱり、雪。


うーが  3

そして最後に必要なのは、ストーブと煙突だ。

ヤフーオークションで探す。

ストーブは新しいものを買った。

煙突は何度か入札して7700円で落札。

出品者は4キロ離れた所に住む人だった。

取りに行くために住所をグーグルマップで調べると家が現れた。

シンプルな茶色の壁の家。

玄関までにはレンガが敷いてあり、らくだの置物がある。

私好みの家を見たくて、夫と車で行く。

40代の男性が丁寧に煙突を運んでくれた。

「新しい煙突にしたので助かります。まだ十分使えると思います」

「作業小屋を建てるのでそこで使います。ありがとうございます」

お互いにうれしくエコでもある。

新品で買うと三万するものだと夫は満足している。

買い物は終了。

オークションに時間を費やし、電線を埋める穴を掘る労働もし、20万の節約だ。

その後、大工さん3人の丁寧な仕事で工房は完成した。

ところがストーブがまだつかない。

防災対策が必要で、出費もかさみそうだ。

完成祝いはまだ先だ。

                         おしまい