そこは、大きな楠木の奥にある。
リュックの中の素揚げか、蒲鉾の匂いがするのか、肩からおろしたリュックに足をかけて盛んに匂いを嗅いでいる。
お腹を壊すかもしれないから、分けてあげないよ。
足に擦り寄り、ねだっても、ね。
長く白いヒゲが凛々しい猫は、リュックの中のものをあきらめて、デブんと横になった。
そんな
細道をさんぽ。
そこは、大きな楠木の奥にある。
リュックの中の素揚げか、蒲鉾の匂いがするのか、肩からおろしたリュックに足をかけて盛んに匂いを嗅いでいる。
お腹を壊すかもしれないから、分けてあげないよ。
足に擦り寄り、ねだっても、ね。
長く白いヒゲが凛々しい猫は、リュックの中のものをあきらめて、デブんと横になった。
そんな
細道をさんぽ。
ちらほら咲いている境内を抜け
水辺から森を見上げてみた。
樹齢を重ねた木々は信仰の聖地。
雨上がりの鴨川デルタの飛び石は、どっぷり水を被ってた。
鎮守のもりへのさんぽ。