素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

過ぎたるは及ばざるが如し、って言うよね。

2014年06月11日 19時19分59秒 | 日記
今週の聲の形ですけど。

石田君痛々しいな。

まぁ、こういう展開好きですけど。
本当は泣き出したい、家に引き篭もって何も考えないようにしたい気持ちなのに。
そうするのはどうしても嫌だから、無理にテンションを上げてる感じですな。

フラッシュするかつて友達と呼んでいた(呼んでいると思い込もうとしていた)人間に罵られるイメージ。

心に大きな穴が開いているから、気を抜くと襲ってくるんだろうね。
だからこそ、無理に痛々しいまでにテンションを上げてしまう。

ついでに言うと、今の彼の傍に残った友達と言える他人は西宮さんだけですからな。

彼女にまで去られたら、もはや自分はもう何の値打ちも無い人間だと。

そういう恐怖、多分持ってるんじゃないのかね。
そう思うのですが。

だから自分のテンションを無理に引き上げ、彼女を楽しませようと必死になってる。
悪いことじゃないんだけど、痛いわー。

自分の行動で、西宮さんが笑顔になって本当に楽しそうにしたら、少なくともその瞬間だけは自分は無価値じゃないもんね。
ここで西宮さんに甘えようとか、慰めてもらおうとせずに、彼女を楽しませよう、彼女にとって価値のある人間になろうとするあたり。
男らしくて立派だと思いますが。
痛いよね。


……ま、ちょっと要らない人間関係(そこまでは言い過ぎかもしれないけど)を清算しただけで、こんなふうに精神崩壊寸前まで追い込まれる必要は無いんですけどね。
西宮さんの妹の結絃も「煩わしいものを取っ払った」って言ってたけど、それはその通りだと思います。
外野的には。

でも当事者としては、寒風吹きすさぶ中に、身包み剥がれて叩き出された様な、先行きの見えない、絶望があるわけで。
外野的には「ボロボロで仕立てもいい加減な洋服が、木っ端微塵に吹き飛んだだけだろ?遅かれ早かれそうなる運命だったんだから、新しい服を探せばいいじゃん。良く見ろ、そこらじゅうに、服は落ちてるぞ?」って思えるんですけど
当事者には分かんないだろうなー。
(まあ、そのくらい大きな存在でもあったんでしょな。仕立てのいい加減なホントボロッボロの服だったわけだけど)



で、西宮さんは西宮さんで。
自分が今、石田君にとってどういう存在になってるのか分かってないのかね。

……多分、分かってないと思うんですが。

彼女、決して恨み言を言わない菩薩のように優しい少女ですが。
根底にあるの、自分のせいで両親が離婚したと言う事実なんじゃないかと思うんですが。

自分が障害を持って生まれたから、母は責められて離婚させられた。
だから自分は居るだけで他人を不幸にする存在だ、と。

……はっきりいって元夫一家が超DQN、原因全てあっち、でFAでいいと思うんですけどね。
子供産んでもらっておいて、あの言い草。
確か「障害児を産むなんて、欠陥品の女だねお前は」的なことを言ってましたよね。

結婚相手の選択を間違ってしまったんですな。お母さんは。
だからあえて彼女の周囲で悪い人を探すとしたら、そんな本性を見抜けず結婚してしまったお母さんで。
何も責任なんか感じる必要は無いんだけど。

……でも、そういう風にはなかなか考えられんでしょうな。
母親はやっぱ特別だからな。

父親は自ら子供と関わって、なろうとしない限り父にはなれないもんですが。
母親はそうじゃないからねぇ。

母親が好きだから、母を責める選択肢が存在しない。だったら誰が悪いの?

……自分。

そういう理屈なんじゃないですかね。
優しいともとれるけど、卑屈ともとれますな。
自分に自信が無いんでしょな。自分は他人に笑顔を与えられない人間だ、って。

だからまぁ、痛々しい状態になってる石田君を見て「自分に関わったせいだ」って思っちゃうんだろうけど。
石田君と一緒に居るのが嫌で嫌でたまらんのならしゃあないならそれは仕方ないですが。

そうでないのであれば、一緒により良い方向に行くにはどうするべきなのかを考えた方が前向きなんだけどね。


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