単行本の売れ行きが悪いと打ち切られるらしい

今年の盆休みで実家に帰ったとき、妹に聞いたんですが、バカレイドックスが打ち切られた理由って、単行本の１巻の売れ行きが悪かったせいらしいですね。
私自身は暴力成分と医療成分が交じり合って面白い作品だと思ってたんですけど。

知らない方のために説明すると、犯罪者やワケありの患者御用達の闇医者（スゴ腕）と、その弟（ヤミの保険屋）が活躍するヤンマガで連載していた犯罪医療漫画。

第一話から「暴力団に因縁つけられて事務所に拉致られ、そこで腕を切り落とされてピラニアの餌にされてしまった。腕はまだだいぶ残ってるから繋げて～」って駆け込んできたチンピラが患者というイカレ具合。

面白かったんですけどね。
他にも「暴力団幹部の愛人だったけど、その舎弟の男と浮気して妊娠しちゃった。オトコにバレると殺されるから堕胎して」とボテ腹のヤクチュウ女が駆け込んでくるとか。
女性ばかりを狙う連続殺人鬼が、被害者遺族に正体を突き止められて殺されそうになり、重傷で駆け込んでくるとか。
飽きないつくりで面白かったんですよ。

でも、打ち切られてしまった。
で、その理由がどうも「単行本の売れ行きが悪かったから」らしい。
なんでもね、１巻の売れ行きで続けるかどうかの先行きを判断するらしいんですわ。最近の漫画業界。
だから、少しでも「面白い」と思ったなら、なるべく単行本を買ってください。それが面白い漫画を育てることに繋がるから。
そんなことが言われてたそうで。

あれかなぁ。
漫画雑誌自体の売れ行きが最近あまりよろしくないという話聞いた覚えあるので、アンケよりもそっちを優先してしまうんでしょうか？
出版社の人も霞食べて生きてるわけじゃないから、商売にならない可能性高いなと思ったら、さっさと打ち切って次に行くしか無いのかも。
悲しいですな。

……と、ここまで思考を進めていて、ふと疑問が。
単行本の売れ行きで連載の長さを決定するのが最近の業界の傾向なら

なんで友食い教室打ち切られて無いんだろう？

いや、別にディスりたいわけじゃなくてね。素直に疑問なんですわ。
単行本の売り上げいいとはとても思えないのに、何でまだ続いているのか。
（ついでに言えば良い感想も聞いた覚え無いしな；）
そこが素直に疑問なんです。

有料の雑誌連載どころか、無料のweb連載なのに。
雑誌連載より連載判断はよりシビアになりそうな気がするのですが。

ホント、何でまだ続いているんだろうか？