72歳の百姓です。

農業の経験のお話です.

天気が農家を支配。

2006-09-07 22:04:24 | Weblog
取り入れの秋が近いてきた、昨日と1昨日2日続きで雨が降っただけで、稲の刈り遅れを心配してか、刈取りの要望が集中しだした。今日要望者の田んぼを見て廻って、皆刈り急ぎの傾向で、人が刈れば我が家も人並みに刈取りしなければ負けた気になるのか、今年は7月までの長雨で出穂が平年より1週間遅れているのに、去年は7日に刈ってもらっているからと、熟れぐわいには関係なく昨年の実績だけで注文してくる、刈取りの適期は稲穂の95%ぐらい熟して来るまで待てない、明日から4日ぐらい雨降りの予報が出ているので雨が止み2-3日天気が続いた頃が丁度刈取りの適期ぐらいだ、明日からの雨は1年の仕上げに天の恵みになる配剤と思える.          

だんだん不便になる田舎の暮らし。

2006-09-06 22:47:38 | Weblog
最近の傾向に町村の合併、JAの合併、郵政民営化、等改革が進み田舎での暮らしに大きな弊害が出始めている.町村の合併では,支所が廃止され、町民会館に一人いた,連絡委員までいつのまにかいなくなった.戸籍簿,住民登録、婚姻届、死亡時の火葬許可等バスで1時間かけて市役所にとりに行かなければ、用が達しない、JAも合併により支所の職員が3人になり、以前あった購買部が無くなり、日用品や、肥料、農薬、農具等の購入は他町村で求めなくては、手に入らない、今JAでの仕事は貯金、保険に僅かばかりの米の集荷だけで農家との交流は途絶えている。郵便局も10月より事務職員が2人だけになる集配達員は本局に統合され、毎日片道20kmの峠越えで集配達するそうだ。冬になると峠は雪で覆われカブでの集配達に局員は音を上げるだろう。以前はJAの職員や局の集配達員が町内の一人暮しの高齢者の相談やら、急病人の監視役等心配りをして来たが、地元に密着した、職員や局員が居なくなり今後は若者が居ない農村の安全は誰に頼れば良いのか、こんな現状の改革は地域に優しい改革ではない.貧しくても昔のようでありたい.

変わったゴ-ヤの佃煮。

2006-09-05 21:16:07 | Weblog
今日は夜半から降り出した雨が朝には上がった。昼まで裏の道の側溝の溝掃除をした、台風が来れば道にあふれた水が家の裏に一挙に流れてくるのを防ぐため側溝の土を取り除きスム-スに排水できるようにした。昼からゴ-ヤの佃煮を作った.先ずゴ-ヤ30本、韓国キムチ40個、ニンニク玉10戸、をミキサ-にかけ粉砕する、鍋に入れ醤油3合、味りん3合を入れ煮詰める、かなり煮詰まったら,砂糖600g、塩ふた握りを入れとろ火で煮詰める。かなり煮詰まってきたら花かつお120gとすりごま50g味の素少々を入れる、味を見ながら砂糖、塩で調節する、好みで甘くも、辛くも,好みの味にする,基本は醤油だが水分が多くなると、煮詰めるのに時間がかかるから,塩とで使い分ける、とろ火で3時間炊き積めて完成。ゴ-ヤの苦味は冷凍貯蔵していても消えない、韓国キムチは少しの辛さに味を濃くする甘さがある、健康に優れた材料を選りすぐって佃煮にしました。タッパ-に小分けして冷凍しておけば長期間利用出きる.暖かいご飯で食べれば最高の食材である.

掃いても掃いても木の葉は落ちる。

2006-09-04 23:40:35 | Weblog
新聞やテレビで毎日のように殺人事件や飲酒運転での事故、役人の贈収賄、などが報じられているが、一向に事件が少なくなるどころか増加の傾向にある。まず家庭の環境に問題があるのでは、今の時代道徳教育が親から子供にしつけられていない、勉強さえ出来れば親は満足してお金を惜しまず、なりふりかまわず、勉強、勉強と後押ししている、こんな環境で育った子供が脱線すると何をしだすか分からない,飲酒運転や贈収賄も自分本意の考えがとんでもない事件に繋がっている、事件の結末が厳しい罰に服すのが分かっているのに一向に事件が止まらない、毎日庭掃除していても又次の日には木の葉が落ちている、こんな事件も自然現象なのか、少し家庭教育を考え直して、人間本来の姿を取り戻したいものだ。

秋日和半作。

2006-09-03 21:17:13 | Weblog
昨日から共同乾燥施設に籾の搬入があり、受け入れ、乾燥が始まった、昔から秋日和半作の諺があるが、今入っている籾が面積に比較して、以外と少ない,8月から晴天が続き昼夜の温度差がなく、昼間蓄えた澱粉を熱帯夜が続いたために穂に蓄積できず消費したからだ、昼夜の温度差が多いいほど籾に澱粉の蓄積が多く、稔りが充実し豊作になると伝えられている,稲が穂を出してから稔るまでの積算温度は1000度、早物は30日で積算温度になり、稲は根っこが衰退して枯れ熟れの状態になっている、昨年のように籾の中に玄米が1杯つまつて籾が割れているような、籾は見当たらない。予想では作年より収穫が低いだろう。

グランドゴルフ交流会。

2006-09-02 22:06:13 | Weblog
今日御調町の公認グランドで三原市の会員がグランドゴルフの交流大会があった。妻と参加した、結果は散々、4ゲ-ム終えて96打、芝のコ-トは中々難しい、芝が朝露で濡れていたから、強打しても思うように転ばない、最初の2ゲ-ムで50打で上がり、次の2ゲ-ムは露が乾き今度は一寸打っても転がりすぎ、46打で打ち止め、結果は45人中26位に終わった。妻もホ-ルイン1をしながら97打で30位に終わった.

品種の特性。

2006-09-01 21:44:21 | Weblog
稲の品種にも色々な特性がある、コシヒカリの場合い、わらは長くて柔らかい、どんな作り方をしても必ず弓なりに倒れるのがこの品種の本性。だが数年種苗の更新せずにつくりつずけるとだんだん作りやすい傾向になるはずだ。味は退化せず、種の更新はしないほうが良い、3年したら種の更新をしましょう、JAでは言っているが種子を更新した年は従来の作り方を変えないと減収になる,今まで相変わらずワンパタン的作り方をしたのが原因で、なじんだ自分の土地になじんだ品種の特性を飲み込んで栽培するには、種籾の更新はしないほうが良い、品種の特性も土地により少しずつ変わってくるから.