72歳の百姓です。

農業の経験のお話です.

水稲の共同防除。

2007-07-28 22:52:22 | Weblog
土曜日の休日を利用して水稲の共同防除をした、10aあたり100lの水にビ-ムパリダゾル120cc(いもち病、紋枯れ病)スミチオン100cc(メイチュウ、コブノメイガ)アプロ-ド100cc(ウンカ)に展着剤を加え朝9時から夕方6時までに8.5ha程動力噴霧器で散布、所要人員は8名、軽自動車3台、内一台は動力噴霧器の運搬に2台は薬液運搬に使用、天気が良く汗を流しながら田んぼの中をパイプを引っ張って歩くのは非常にしんどい作業ですが病害虫の予防と駆除を済ます事が出来た。

水稲に病害虫が。

2007-07-26 22:38:46 | Weblog
7月までは雨がなく、水田に水を貯め、中途で田干しが出来ず,7月になり連日の雨降りおまけに台風4号に見舞われ、やっと梅雨が明けて猛照、軟弱に育っている水稲に異変がおきている、私のうちの田んぼにはいもち病の発生は見当たらないがずっと水を張ってある田んぼや日当たりの悪い田んぼ、肥料が効きすぎている田んぼにいもち病の病班がたくさんでている。これから出穂期にむかうので、駆除しておかないと穂首いもちに侵され収穫が望めない,またコブノメイガの幼虫が葉を白く食害している、早期に退治しなければ虫が大きくなり。防除しても薬効がなく葉を殆ど食べられて、米の収量に大きく被害をもたらす、減農薬で栽培したいが病虫害が発生したら早期に駆除すれば度々農薬を散布せずに病虫害を防ぐ事が出来る。

農業経営を法人化することの意義。

2007-07-24 22:52:06 | Weblog
農業をビジネスと考えて経営する場合、個人でやるより経営体として法人化するほうが、収益も上がるし,メリットもあるが、法人として組織するのは、容易ではない、先ず農地の確保、設備資金や運転資金の調達、施設、機械の導入、オペレ-タ-や担い手の確保、米以外の栽培種目の選択、営業販売計画、地域との交流、等やることは山ほどある,実際に稼動できても天気を相手の栽培に、何時災害に合うか分からない、又市場での生産過剰による値崩れ、等予期せぬトラブルやアクシデントに見舞われるかもしれない、そんな時でも、そこで働く人の生活を守り、保証しなくてはいけない、法人化したメリットも、単に農業法人を作ったからタナボタ式に享受できるものではない、創意工夫をし、経営努力を積み重ねていく過程で経営のメドが経てば日の目を見ることが出来る。

農年金で老後の設計を。

2007-07-23 22:03:13 | Weblog
国民年金1号加入者で、年間60日以上の農業に従事している人が加入でき保険料は月額2万円から最高6万7千円迄選択できる、都合により掛け金の額を変更できる、又60歳までならいつでも加入でき年金額は納めた保険料及びその運用収入の総額÷農業者老齢年金の年金原価率が年金額になる,年金は65歳からる終身受給できる、また仮に80歳前に亡くなっても、死亡した翌月から80歳までに受け取られずはずであった農業者老齢年金の現在価値に相当する額が、死亡一時金として遺族に支払われる。又社保庁との違いは毎年6月末までに毎年年金資産の積立、運用状況と付利通知で知らせてくれる,だから記入漏れの心配がなく安心して生活設計出来、老後に備えられる。

夏の土用の入り。

2007-07-22 22:07:20 | Weblog
この時期一年中で暑さが最も厳しく、梅雨の終りを思わせる、突然の雷雨があり、1番蒸し暑い時期です、土用の入りもこの節季に入り、大暑にさしかかる、農家では田んぼを乾かして秋の刈取り作業がスム-ズに出きる様、足場を固めておく大事な作業です、又塩漬けしている梅の土用干しが始まる,天気を見定めて3日3晩乾かして、本漬けする、紫蘇もこの時期を過ぎれば真紅の色が出なくなる,今日村の鎮守の天満宮のお祭りをした。天満宮は荒神(雷)や大雨を鎮めるためにこの時期にお祭りして安全を祈願するようになった。又和気の麻呂公にちなんで学問の神とも言われている。

ヤマモモ。

2007-07-19 23:40:23 | Weblog
昨年は2月から7月まで降雨量が異常に多くて、ヤマモモの実がつかなかったが、今年は逆に6月まで日照に恵まれて多くの実をつけていたが、7月になり日照が殆ど無く鈴なりの実が少し色ずきかけてきているが、光合成が出来ないのか自然落下しだした、玉も少し小さく薄紅色になっている、熟せば赤黒くなりあますっぱい味がし、焼酎漬けにして美味しい果樹酒が出きる。天気が回復すれば完熟するだろうが、梅雨が長引けば殆ど落下してしまいそうだ。

夢のある農政に期待。

2007-07-18 23:33:01 | Weblog
今度の参議院選挙に注目している,担い手不足で地域の農業が崩壊の危機に希望を持てる農政を実現する事が1番の課題と思う、国は難破寸前の(農業丸)を救援するために、集落営農で難問を切り抜けようとしている、机上の計算では不可能ではないか,当面は共同の力で切りぬけたとしても、一次凌ぎに過ぎない、現実は60歳以下の人が田んぼの中で作業する姿を見ることがまれで、農業放棄の道を選択している、本当の農家の姿を見るには政治家が理論だけ出なく、農家体験に汗を流して見られて、実情を把涌くして欲しい、白髪でよぼよぼの百姓には減反と低米価の待遇で、死んだ時が停年で、公務員のようなボ―ナス等夢でも見られない、美しい国とは公務員だけの特権ではないはず、格差のない平等な政策を今度の選挙にかけるのも夢想に過ぎないのか。

無常の風。

2007-07-17 22:24:18 | Weblog
内の老女が亡くなり葬儀に参列し、お経が終り、ご焼香を済ませて仏教婦人部副部長の弔辞が始まって、まもなく涙声になってき、感情がこもってきた、が突然マイクを落とされたのか大きな音がして弔辞が途絶えた。婦人部長がその場に倒れこまれ、会場は騒然となるなか、消防団員による心臓マッサ―ジが行なわれ、救急車を要請したが市の消防署から20分待ってやっと到着、病院に搬送中も心臓マッサ―ジが行なわれていた、手術室で人口呼吸器が取り付けられ、やっと弱い脈拍が戻ってきた、ICUに移り回復を待ったが最高血圧が40ぐらいから上がらず,30時間後に浄土からのお迎えが来た、普段元気に農作業や婦人部の役に励んで、働き者だったが享年74歳で老女の後を追ってお浄土に旅立たれた。亡くなられた原因はくも膜出血だった。合掌

冷夏で水稲が生育遅れ。

2007-07-16 21:32:02 | Weblog
7月に入ってまともに天気になった日が3日程、水稲の幼穂形成期が例年なら10日頃で穂肥の散布時期を過ぎている、毎日茎を割いて観察しているがまだ幼穂の姿が見当たらない、10日ぐらい出穂が遅れそうだ。日照が不足し気温が上がらないためだろう、6月まだは異常に雨量が少なくて雨乞いしていたが、7月になったら毎日のように雨降りが続きおまけに大型台風4号の来襲で各地に被害をもたらしている、作物が軟弱に育っているところえ台風でもまれ、これで天気が回復すれば野菜類は舞い上がるだろう,作物ばかりか7月になれば朝早くからせみの鳴き声が聞えるのに、今年は未だに鳴き声が聞えてこない気温が低いので孵化が遅れているのだろう。昨年は2月から7月まで雨天が続いて異常気象に悩まされたが今年は月変わりの異変になりそうだ、世界的に環境異変が起きているのは地球に人口が増えすぎているのが原因だろう。

参議院戦に向けて農政の行方。

2007-07-13 23:49:30 | Weblog
各党の農政マニフエストが出揃って農民の票の争奪戦が始まってきている,与党、野党共農民の票欲しさにしのぎをけずっている、どちらが過半数を制すか、まさに関が原の戦いの様相を呈してきている,農民票を制した所が勝利するだろう、自民党は集落営農で所得の確保を目指している、農機具の共同利用で経費の節減が所得に結びつくと?民主党は全農家に所得の補償と関税の撤廃し、完全自給を達成する、関税の撤廃で果たして諸外国からの輸入の歯止がかかるか?公明党はまじめに働き汗を流す人が報われる社会に、構築へ全力で取り組む、どのように?日本共産党は農業をやりたいひと、続けたい人を担い手として値域での自主的共同を重視し、支援する,価格補償を基本にし適切な所得保証を基本にします,社会民主党は農家の生産意欲の向上と担い手の確保で、食料安定供給機能、国土環境保全の対価として直接所得補償制度に一兆円規模を設立し、農業、農村の再生を図る。新党日本は価格の低下を招いていた従来の政策を改め、質の向上を図ることで
、消費者に納得してもらい、生産者の所得の向上をさせる政策です。国民新党は政策無し。農家の皆さん理解でき希望が持てる政党がありますか?