冬の寒さにも、雪や霜にあたり生育したホウレンソウは葉肉が厚く栄養価もグント増し甘味があり美味しいときです。ほうれん草は葉が小さくてとがったのが日本ホウレンソウ、葉に肉厚があり丸みお帯びているのが、西洋ホウレンソウ、ホウレンソウはビタミンCやびたみんAや鉄分等の栄養価に優れた緑黄色野菜で、特に根の赤い部分にはマンガンを多く含んでいるので捨てずに食べましょう。骨を丈夫にし、貧血の予防には優れた野菜です。今が1番美味しい季節です。季節はずれの野菜を食べるより、旬の野菜には体調の維持に1番適した食べ物です。
櫻の開花が各地で聞かれる今日この頃、昨日から今日にかけて冬に逆戻り、風が強く小雨が降ったり、やんだり、時折小雪が舞い寒い1日でした。我が家に彼岸櫻がやっと1分咲きになり、続いて吉野櫻、シダレ櫻、ボタン櫻、八重桜の順に咲く、だがまだつぼみは堅く10日先ぐらいに満開になりそうだ、今年は例年に比べ桜の開花が10日以上遅れている。3寒4温のこの時期、風邪をひかないように。
兼業化でなりたっている農業は(先祖から引き継いだたんぼを、自分の代で荒らしたら申し訳ない)と言う、採算ど外視の経営をっずけて、米をつくリっずけてきた。兼業の収入を投入して、採算度外視で高い農機具をかいかえてきた。だがこんな思いも、バルブがはじけ、給料も据え置かれ、おまけに米価は値下がり、現状では農機の買い替えも出来なくなつた。こんな時に機械の負担を免れるために、気の合う仲間14名で、農業機械の共同利用する(機械施設利用共同組合)の結成にこぎつけた。農機の有効利用のため、共同で3ha程、水田を借りて水稲を栽培して、農機の採算限度までに、栽培面積を広めた。米の販売にも直販ル-トを確保して、少しでも採算の合う経営に努力している。4月に結論が出る、WTO会議の行方に今後の農業の衰退か継続かの分れ道になりそうだ。
何事にも、悪いことばかりや、良いことにも、長続きはしない。春が来なければ花も咲かず、いかにあせろうとも、時期が来なければ、果実も実らない、冬がくれば、春はまじかだ。花は寒い大地にしっかりと根を張り、春が来るのを辛抱強くまっている、自然のサイクルに決して逆らうことなく静かに待っている。時を待つにも何もせず待つので無く、待つときに自分の力をしっかり貯えておけば、時が来た時には立派に成熟するだろう。時を待つ心を養いましょう。
農業委員会の委員に選任され2期目になる。昨年4月、1市3町の対等合併で委員会の委員も定数が削減され、担当区域が拡大し知らない町にも調査に明け暮れている、又今までは市だけの案件を審査すれば短時間で終わっていたが、3町が加わったので案件も従来の倍以上に膨れ上がった。そのうえ今年は圃場整備が完了し10年以内の整備区域の会計監査が入り、整備後の荒排地の指導に、確認に、又事務局と事前検査で3回まわった。10年前はまだ農業に魅力があり、意欲もあったが、現在では就農者も高齢化して、後継者もいなく折角の圃場整備した優良農地も山野化しているのが現状である。委員会の指導に農業法人化で農地を守り、荷い手の育成をと話し合うが、誰も要になってやりたがらない。法人化すれば利益が出る保証が無く、赤字にでもなれば責任を負わされるからだ。今後のあり方を現在色々と模索している。
愛煙者には嫌煙権と言ふ錦の御旗のもとに肩身の狭い今日この頃です。先日も禁煙場所に定められた、校長室で校長先生が隠れタバコを吸い消し損ねた吸殻を屑篭に入れ、ぼや騒動があった、今では至る所が禁煙になり、広島では道路まで禁煙にし、喫煙監視人が喫煙者を見つけて1000円の罰金を徴収している、ただ取り締まりをするより喫煙場所を設置してからの取締りなら喫煙者も道徳を守るでしょう。公衆道徳の厳しいシンガポ―ルにはなん10メ―トル間隔に灰皿が設置してある。喫煙者は病人で喫煙によって精神の安定や仕事の能率に寄与している。7月からタバコ税の増税、民主国家なら規制ばかり強化して弱いものいじめするだけでなく、増税分で喫煙場所の確保に配慮して欲しい、喫煙者は病人である、病人にはけむたがらず、接して欲しい。
4月から中学校に入学する孫が、農業の体験をしたいんだが何かする事は無いのと言った。色々考えて1番根気が要り単調な、畑の草取りを経験させた。手袋をはめ、草削りで1本1本草を削り、ナイロン袋に入れる作業に、いろいろ質問してきた。草をぬいていたときにミミズが出てきた、ミミズは畑ではどんな役目をしているの、畑の堆肥を餌にした糞が作物には立派な肥料になり、畑を耕し、土に酸素を供給するので作物の根はりが良く立派に育つんだ。てんとう虫や蛙は益虫、害虫、目にした昆虫にいろいろ質問して、興味を持ち、久しぶりに孫のおかげで草取りが話が弾み楽しく作業ができた。
戦争が始まって3年、村にも戦死者の広報があちこちに伝えられて、戦況の厳しさが増してきた。戦地に応召した家や、戦死者の家に学校から勤労奉仕するから、明日は鎌を持ってきなさいと言われ、稲刈りの手伝いにかりだされた。慣れぬ手つきで1株ずつ刈ってゆくのだが、なかなか上手く刈れない、手を切るものや、足を切るものがいて、先生は介護にてんてこ舞い、刈った稲を15株ずつ山にして、藁で束ねた。おやつには蒸かしたサツマイモが出た。こんな日が何日も続いた、学校での授業は農繁休みやら、勤労奉仕に借り出されで、雨のとき授業があるぐらいでした。秋の半月はお天気次第で、勉強か農作業の手伝いに振り分けられていた。
人には進むべき道が定められている。その道も平坦な道ばかりではない、必ず峠にさしかかる、なだらかな峠もあれば、険しい峠もある。なだらかな峠でも越せないほどの台風にあえば容易に越すことは難しい、又大雪に遭遇することもある、険しい峠でも平穏な気候なら1歩1歩着実に進むことが出来る。毎年毎年若葉が出る季節を出発し、梅雨の雨にも、夏の暑さにも、秋の台風にも、冬に降る雪や寒さにも耐えて歩きつずけ無ければいけない。峠を人生の目標の山と思い、1やま1やま乗り越えてみよう、丁度これから若葉が萌える季節です、大きな目標に向かって出発しょう。
この春から有名中学校に入学予定の孫に、将来何にを目指して勉強するのか、と聞いたら即座に、広島大学の医学部か東京大学の法学部に行きたいと、それは大変なことだ、文系志望か理系志望かどっちかに絞って勉強しなさいと言ったら、中学校はどちらも頑張る、高校に入ってからその先は考えるとのこと、孫の志を厚く感じた。将来いろんな障害や挫折もあるかもしれないが、目標に向かって頑張って欲しい、努力次第では、夢が正夢になる可能性を、両親も支援してやってほしい。大志を抱き頑張ることは素晴らしいことだ。