72歳の百姓です。

農業の経験のお話です.

だんだん不便になる田舎の暮らし。

2006-09-06 22:47:38 | Weblog
最近の傾向に町村の合併、JAの合併、郵政民営化、等改革が進み田舎での暮らしに大きな弊害が出始めている.町村の合併では,支所が廃止され、町民会館に一人いた,連絡委員までいつのまにかいなくなった.戸籍簿,住民登録、婚姻届、死亡時の火葬許可等バスで1時間かけて市役所にとりに行かなければ、用が達しない、JAも合併により支所の職員が3人になり、以前あった購買部が無くなり、日用品や、肥料、農薬、農具等の購入は他町村で求めなくては、手に入らない、今JAでの仕事は貯金、保険に僅かばかりの米の集荷だけで農家との交流は途絶えている。郵便局も10月より事務職員が2人だけになる集配達員は本局に統合され、毎日片道20kmの峠越えで集配達するそうだ。冬になると峠は雪で覆われカブでの集配達に局員は音を上げるだろう。以前はJAの職員や局の集配達員が町内の一人暮しの高齢者の相談やら、急病人の監視役等心配りをして来たが、地元に密着した、職員や局員が居なくなり今後は若者が居ない農村の安全は誰に頼れば良いのか、こんな現状の改革は地域に優しい改革ではない.貧しくても昔のようでありたい.