72歳の百姓です。

農業の経験のお話です.

作況。

2007-05-31 22:43:40 | Weblog
今年の天気は昼間には平年より異常に高温になり、夜間は比較的低温が続くためか作物の生育状況が順調でない、早く植えつけられた水稲の株張りが進んでいない、1ケ月たてば平年なら一株20本ぐらいになって居るが、いまだに5-6本程度、特に早く日陰になるところが生育が遅れている。野菜にも生育の遅れが出ている、特に茄子が育ちにくい、昼夜の温度差が作物の生育に適していないと思われる、今年は雨量が少ないためか、湿度が低いために、夜間の冷え込みが増すのだろう、この時期には適当な雨量と湿度が作物の成長に大きな役割をもっている、こんな気候にアブラムシも繁殖しにくいのか今年は発生が少ない。

共同の田植。

2007-05-29 23:15:56 | Weblog
共同で小作している田んぼの田植が始まった。4.5haほど栽培している内、早生種が3ha程、2日で植え終わった。後は月が変わってから晩生種ヒノヒカリを植えつければ今年の田植えが全部終わる、機械の利用率を上げるために、組合員の面積だけでは農機の償却がやっとで利用料を小作田で稼いでいる、耕運機、田植機、コンバイン、乾燥機、調整機等の利用料が10a当たり63000円X4.5haで2835000円が農機の利用料として計上できる。農機の共同組合を組織して12年になるが、組合員と共同小作に外部からの農機作業委託で経営は順調に行っている、農機更新をする場合にも借入をしないで経営出来るようになった。

ぶどう無種子化。

2007-05-26 23:36:47 | Weblog
自家用に植えているブドウにジベレリン処理した、品種はデラウエア、ベリ-A開花予定2週間前、目安として第一花枝が直角に開いた頃、ジベレリン100ppm濃度にして花房浸漬処理した、浸漬前に第一花房は全部摘花し第二花房の第一花枝も摘花した、後もう一回開花ご10日ぐらいに75―100ppm濃度で処理する、2回する事で果粒も大きくなり種無しブドウになる、

異常気象で野菜がピンチ。

2007-05-24 22:57:42 | Weblog
例年に比べて今年は雨が降ってもお湿り程度、畑はがらがらに乾き植え付けた野菜が中々成長しない、雨を期待して播種しても水不足で発芽しない、マルチをかけて植えつけてある茄子、スイカ等が高温のため昼間にはしおれて成長しない、ヤマイモ、コンニヤク等種芋を植えつけているが一向に芽が出てこない、予報では明日には雨との事まとまった雨を期待している。田んぼに稲も早く植えられた、田んぼが干上がってひび割れが出来たとこがある、私のうちでもハウスの野菜と稲の育苗に井戸水を使っていたが出水が不足して干上ってしまった、やむなく水道水で賄っているが水道料金が嵩みそうだ。

檜山にタズナ繁茂。

2007-05-23 22:46:08 | Weblog
今年の春檜山の下刈りをし、間伐、枝打ちをした山に行ってみたら山すそに沢山のタズナが繁茂している、草丈は大きいもので2.5mぐらいに成長している、これから開花したくさんの子孫が山一面に繁殖する、檜とタズナで水分の取り合いになるのでぬきとることにした、今時山での作業は少し作業しただけで汗が吹き出て、シャツはびっしょり、5時間かけてぬき取ったり、大きい幹は折り取った、折った所は根が残っているので又發芽するだろう、7月中旬頃もう一回処理すれば、さして大きく成長しないだろう。

ポジティブリスト制度。

2007-05-22 22:47:24 | Weblog
安心、安全な農作物を作り、食品の残留農薬の基準を規制する制度が昨年5月29日に施行されている、食品衛生法で人の健康を損なう恐れの無い量として一率基準0.01ppmが適用されています、農薬を使用する際には近くに栽培されている外の作物に飛散する場合がある、最近では水稲の病害虫防除にヘリコプタ―により空散防除が行なわれているが今後はヘリの使用が難しくなる、担い手不足で防除が困難なため、比較的安価に防除できていたが近場の野菜に飛散付着によって農薬の残留基準を超過する可能性がある、基準値を超えた場合は販売の禁止となり生産農家に被害が出る、稲作農家と野菜栽培農家がどちらも両立できない時代になってきている。

新。玉葱

2007-05-21 23:44:03 | Weblog
まだ茎や葉が元気で今玉が太り盛りですが、若い玉葱が美味しい、収穫にはまだ半月余り早いが沢山植えているので早い時期から食べられる、玉葱はスタミナ食と言はれるぐらい外の野菜に玉葱を加えるとビタミンBの吸収が増し、胃腸の働きを強め、体の疲労をなくする作用があります、肉と合わせて食べると酸性化を防ぎ、血液の浄化に役立ちます、これから夏に向かいスタミナ強化に利用したい食品です。

錦鯉の産卵。

2007-05-20 23:22:52 | Weblog
昨日の雨で池の水が急変した、飼育している錦鯉が環境異変を感じて子孫を残す為か急に産卵を始めた。50cmほどに太ったメスにオス3匹が交尾受精の為沢山の精子を出して水の色が白っぽく泡だっている、ホテイアオイの根に沢山の卵を産み付けている。1週間ぐらいで孵化するだろう、餌つけを上手くするには、田んぼからミジンコをすくって育てる、生きた餌を食べさすと成長が早く1ケ月すれば一次選別出来るぐらいに成長する、

農地に自由化の方向。

2007-05-19 23:03:05 | Weblog
経済財政諮問会議の議長を務める安倍しんぞ晋三首相で農地取引の自由化や定期借地権制度の導入など農地制度改革による農業の体質強化を求める報告書を提出した。中でも食料自給率を引き上げるのに限度があり、輸入による食料安定供給にEPAが有効とある、外国との経済連携協定の締結が急速に進む中、経済界に日本が乗り遅れるのではないか、との声を受け入れたものだ。WTOの対応として農政改革、農業構造改革に対する努力を評価せずEPA締結を自己目的化し、このため新たな農地政策で農業構造改革を進めるという内容にはついていけない内容だ。

光フアイバ―が付く。

2007-05-17 23:28:17 | Weblog
5月14日市地域振興部情報政策課の説明会で整備事業の概要説明会があった、希望者は7月31日までに申し込みすれば、8月から幹線敷設に着手し10月から引き込み工事にかかるとの事、、市では19年8月から地上デジタルの試験放送が開始される、今後値域情報化により市からの行政や福祉情報の提供がテレビやパソコンを通して受けられ、、質問や相談、各種申請や届出が出来るようになる、インタ-ネットが最大速度100Mbpsメ-ル容量20MBになり、今までよりはダンンロ―ドが10倍ぐらい早くなる、又ケ―ブルを使用したIP電話は、電話機はそのままで提携のプロバイダ―や加入者同士の通話料が無料になり、電話代の節約になる、テレビも地上デジタル、BSデジタル放送が見られ、年間前払いすれば約3000円安くなる。