ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

水仙

2020-01-31 | 冬の俳句
     


     初めての一人暮しや水仙花


     東京に憧れ出でて水仙花


     陽の僅か入る三畳や水仙花


もう半世紀近く経ちますね。19の時でした。つい昨日のことのように思い出します。西武新宿線の上井草だったか下井草だったか、とりあえずは親友の四畳半のアパートに転がり込みました。


     水仙を活けたる大衆食堂


     細長き一輪挿しや水仙花


     


     訃報聴き水仙見つめ居たりけり


     水仙の香や捲る心の栞


     


     水仙の匂ひのしたる和尚かな


     


     はいはいと手を上ぐ子や水仙の芽





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