ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

少女らはクローバーにて昼休み

2020-04-05 | 野の花俳句
     


     まだ新しき制服やクローバー


     白詰草に学生服の上着脱ぐ


     覗き見し百葉箱やクローバー


     


     黒猫の何を嗅ぎ寄るクローバー


     クローバーやスカート穿きし幼き日





幼稚園に上がる前ころだったのかなァ。
ポケットに何か花の刺繍がされてた緑のスカートを見つけて穿いてみたくなり、さっそく穿いてみたこと憶えています。姉のスカートです。
お気に入りとなり、しばらく穿いて遊んだと思います。家の前に出て転がってた柿の花など拾って遊んでたのかもしれません。
祖母は「男の子がおかしいよ。」などと言ったと思いますが、僕が気に入ってたので笑って見ていました。
ある日、家の前で遊んでると通りかかった隣村の高学年の男の子から「わーい。男がスカート穿いてらァ。」とからかうように言われて気がついたのです。「男が穿くものじゃないんだ。」と。
でも、姉は「また私の穿いてる。」と言いながら放っておいてくれたけど。
でも、それからはもう穿くことはしませんでした。
遠い遠い、おぼろな記憶です。


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