ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

落葉の物語

2019-11-12 | 猫の俳句
     


     走り根も覆ひゆきたる落葉かな


     


     参道の踏みゆく桜落葉かな


     参道の桜落葉や石畳


     


     野良猫の落葉を友に眠りゆく


     野良猫の潜る落葉のふとんかな


俳句をまだやってない時のこと。日和も良くて、散歩の足を伸ばしてぶらぶらと、人も来ない藪のある荒れた叢の野の花を見てた時のことです。
ゴソゴソと落葉が盛り上がったかと思ったら見覚えのある野良猫が飛び出して来てそのまま体に落葉を付けたまま慌てて逃げて行ってしまいました。近所でもワル猫で通ってるドラ猫です。めったに人が来ない所なので安心して塒にしていたのかもしれません。嫌われ者のドラ猫でもこの時はちょっと済まない気持ちになりました。



     


     落葉踏む野良ねこ音を立てず行く



     


     降り敷く落葉とベンチの物語





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