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閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

ゆったり時間

2015-10-15 05:54:00 | 閃き
スケジュールが過密でとうとう緑内障の目薬が残り僅かとなったので、会社に無理を言って眼科へ駆け込んだ

受付で予約した日時に来れなかったのでせめて目薬だけでも欲しいと相談したが、やはり診察を受けろと言う

午後からの会議には出なければならないので間に合わねば帰ることになる旨相談すると、午前中には終わると言う

受付を済ませて待合室を見ると超満員で座る席も無い

お年寄り迄立たせる程の状態に、受付で1時間程の外出手続きをした

予約の無い患者は空き時間しか順番は回って来ない


近くの喫茶店へ行く

ゆっくりとコーヒーを飲みながら雑誌を見るなど久し振りだ

何気無く手に取った雑誌サライは何と6月号だったが、丁度知りたかった記事が載っていて写真に納めた


周りには奥さまグループのかん高い笑い声と叔父さん達のボソボソ話す声が微妙なコントラストで響いている

きっと私も定年でリタイアしたら、こうして暇を潰す様になるんだろうと予感がしてくる


今の私と全く違うのは時間の早さだ

ここでのんびり過ごす時間はゆっくり流れているが、日常の時間は数倍早い

この感覚のズレが考え方のズレに繋がるのだろう


向かいの席に陣取る奥さま達は卵かけご飯の話題で盛り上がっている

丁度、サライに載っているので教えてやろうか、などと出来もしない事を考えながら雑誌のページを繰っていた

幸せな束の間の時間であった