閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

言葉の壁

2015-10-29 18:16:26 | 閃き
今回、訪台した目的の1つが紹介を受けた新規の商社でのプレゼンテーションである

当社を含めて2社が2日に渡って取り扱う商品を細かくプレゼンテーションして行くのだ

既に、東南アジアには販売しているが、手薄な部分もあるのでお誘いに乗る事になったのだ


朝から夕方まで当社の商品を一つひとつ説明して行く

勿論、言葉は日本語と英語を使用するのだが北京語の通訳がいて都合良く使い分けて説明して行く

こういった場合、通訳自身に専門的な知識がなければ説明できないという欠点が現れる

今回も、勿論初めて目の当たりにする商品なので当然途中で中断してしまう

それは、先ず通訳に理解させなければならないからだ

従って2倍以上の時間が必要となる


こんな事もあろうと、私は台湾の義弟を依頼していた

台湾の義弟は自分の仕事を投げ打ってプレゼンに同席してくれた

義弟は私の仕事をよく理解しているし、彼の仕事も一部共通する部分がある

彼は見事に通訳の役割を果たした

しかし、心優しい義弟は通訳の女性に華を持たせるようにしていた


一つひとつの商品に対して様々な質問や要望が相手の会社から出てきた

そこを乗り越えて商品を理解頂かないと代理で販売していただくことは出来ないと考えている

「良いものが良い商品ではなく、売れるのが良い商品である」などと平気で嘯く輩は、売る能力が低いと決まっている

夕方6時になり、ようやく終了し食事に行った


台湾の社長はプレゼンを満足頂いて、今回紹介頂いた方を主賓にして、私をその隣の席に招いてくれた

台湾では主賓の隣にホストが必ず座り、主賓をもてなすのだ

社員や社長の友人まで加わって大食事会になったが、宴席では言葉の壁など無いと考えていたが、突然社長の友人男性が、「日本人の名前は難しくて覚えられないので、主賓から順番に、1さん、2さん、3さん、4さんと呼ぼう」と言い出した

乾杯する時に「1さん」と声を掛けて乾杯する

私は「2さん」になった

私もその友人の名前を覚えきれなかったので、こっそり「5さん」と名付けていた


言葉の壁はあるねえ



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日本の好きなところ

2015-10-28 06:09:16 | 閃き
家族との食事会が終わり、久し振りに酒でも呑もうと言う事になったので2人で夜の街へ繰り出した

彼と知り合って以来、幾度となく通った店がある

その店のママさんとも20年くらいの付き合いになるだろうか


その店は女性もいるのだが、殆ど日本語が話せる子ばかりなので、台湾人が日本人客を連れてよくやってくる店でもある

接客してくれている女性は日本が大好きで、もう何度も日本へ行っている

北海道、東京、大阪、京都、広島、熊本、長崎と色々だ

私は持ち前の好奇心から根掘り葉掘り訊いてみた


彼女は蟹が好物で、蟹と雪を見る為に北海道を選んだという

東京は原宿、渋谷、六本木、銀座などを巡ったそうな

複雑な路線で判りにくいだろうと尋ねれば、駅員さんに尋ねると親切に教えてくれるという

日本人の優しさも、彼女の日本好きな理由のようだ

大阪はUSJ、京都は当然神社仏閣、広島は厳島神社、熊本は温泉で、長崎はハウステンボス

これらが選んだ理由なのだとか

旅行代理店だけでは無く、その土地の方々にも理由を教えてあげたいものだ


食も日本の魅力の1つだが、生魚は食べられない、好きなものは牛肉、一番美味しいものは牛タンだとか…

一番好きな場所は銀座、お洒落でとても街が綺麗だという

日本で洋服は買わない

買うのはブランド用品、品数が豊富で安いらしい

家電や薬は年齢が若いので論外だった


個人毎に好きな場所や理由は異なるだろうが、彼女もサンプルの1つとして現実の事

外から見た日本を目の当たりにした気がした


呑んだ酒は「山崎12年」私が免税店で購入したかった物の1つ(本命は17年)

しかし、台湾のKAVALANウィスキーで店内は盛り上がった

MADE IN TAIWAN、どの国も自国製を愛するのだ


深夜12時過ぎにホテルへ帰りバタンキュー

長い1日だったが、何か関連付けられた1日だった気がしている
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義弟家族と会食

2015-10-27 06:45:36 | 閃き
夕食は義弟の家族とご一緒させて頂く事になっていた

キャリアバッグ一杯に詰め込んだ手土産と共に会場へ向かう

会場は料理の美味しさでは評判の義弟がよく連れて来てくれるレストラン

義弟のご両親、奥様、長男の夕食会に同席した長女は大学生で勉強が忙しく本日はキャンセルだとか


食事をしながら楽しい会話が弾んだ

1人ひとりにお土産を手渡し、妻からのメッセージを伝えた

お昼に購入した台湾のウィスキーの試飲容器は義弟の父親のグラスに注がれた

お父さんは大変気に入り、1本を空け2本目の半分ほどまでストレートで呑んでいた

2度の心臓の手術を受け、80歳とは思えない飲みっぷりである

後で義弟に聞いたのだが、試飲の価格を聞いて高すぎると文句を言われたそうだ

お父さんは無駄使いはしない人なので、高価なものは口になされないらしい


義弟の長男は日本のアニメが好きで、アニメーションの学校へ行っている

相当詳しく、私にはよく判らなかったが、他の誰よりも理解を示したようで前回ご一緒した時に気に入られて、私が来るというので沢山のアニメの資料を抱えてやってきてくれた

食事をしながらアニメの話を聞くのは、テーブルから孤立することになる

時々、義弟から注意されながらそれでも色々と話をした

長女の婿がアニメ好き、マンガ好きなのでおそらく気が合うだろう

彼の読んでいた雑誌にあったマンガを覚えていたので役に立った


彼の夢は日本でアニメ製作をする事

現在、卒論を書いているのだが、テーマは宮崎駿だそうな

彼はアニメソングも好きで、独自で日本語を北京語に訳して歌詞カードを作っている

彼は、日本的な優しさや、強さや、直向きさの歌詞が好きだという

アニメソングなどは聞いた事は無いが、改めて歌詞を見てみると、意外にストレートに素直に表現されている

これも日本の誇れる事なのだと、彼に教えて頂いた


和やかに食事会は終了し、ご両親、奥様と固い握手をした

息子とは何とハグをして分かれたが、日本のお父さんといってくれた事が嬉しかった

義弟との結びつきをさせてくれた父と慕う方を義弟は日本のお父さんと呼ぶが、私も同じになれる地震は無いが素直に嬉しかった

海を越えた深い絆である

日本人も見習うべきである
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遅くなった昼食

2015-10-26 06:19:39 | 閃き
台北の空港には義弟が迎えに来ている

お昼過ぎに到着するので、彼はいつも昼食を食べずにいるので、機内食は殆ど食べなかった

無事、着陸して大量の手土産と共に義弟に再会した

案の定、彼は昼食を食べていなかったので空港近くの海鮮料理を食べに行こうという

駐車場まで荷物を運び、互いに近況などを報告し合いながら車を走らせ、市内に向かったが今日は日曜日、街中は大変な混雑で大渋滞、仕方無く他の店へ向かった

しかし、それは何処も同じ事、結局諦めて台北市内へ行く事にした


取り敢えずホテルでチェックインしてから近くの店を探す事にした、時間は1時を裕に回っている

ホテルの駐車場へ車を入れフロントでチェックインしようとしたが予約が無いという

そこは本店で私は5つある支店の1つに予約が入っていた

確認不足である


そのまま、車を駐め昼食を摂る事にした

しかし、周りには主立った店も無く、時間も2時を過ぎているので閉店してしまっている

彷徨いていると義弟があるお店に入っていった

それは台湾唯一のウィスキー蒸留所のウィスキーの専門販売店

義弟がマレーシアの顧客からそのウィスキーの事を初めて聞いて恥をかいたとこぼしていた

名前をKAVALANという、香りや少量の試飲もさせてくれる

シェリーオーク樽で熟成されたカスクもある

義弟は試飲用のガラス容器の3本セットを購入した

価格は1本570元(約\2150)、720mlで3000元(約\11250)もする高級品だ

その店で買い物を終え、店員に昼食の店を紹介されて、ワンタン麺を食べ終わったのは午後4時を過ぎていた


ホテルに移動し、ノートPCを取り出してメールの確認をしていたが、気付くと義弟はソファーで眠っていた

そういえば、昨夜も別の日本人顧客と遅くまで付き合っていたと言っていたので、そのままそっとしておいた

メールに返信していると、あっという間に夕食の時間になっていた
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私も爆買い

2015-10-25 11:27:33 | 閃き
出国を済ませ一息ついたのも束の間、仕事が待っている


先ず、妻のオーダーを免税店で購入しなければならない

LINEに書かれた様々なものを次々に購入する

妻は色々送ってきていたが、適当に選んで購入するように一言添えられていたが、全く知識の無い私が選べる筈もなく、後で文句を言われるよりかはと全てを購入した

購入金額は妻が支払うので文句は言わないだろう


次に、父と慕う方からの依頼で、台湾の義弟に指定銘柄のお菓子を10個買わねばならない

そのお菓子は義弟が東南アジアに営業に行く時に客先が好きらしく、何個有っても善いので沢山もってこいと言われているお菓子なのだそな

比較的大きな箱なので出国前に購入したかったのだが免税店にしか売っていないので仕方が無かった

お土産コーナーにはまたもやレジは長蛇の列、3カ所のレジが2カ所に設置してあるのだが、どちらも長蛇の列なのだ

これで最後、ありったけの小銭まで使い切ろうとするので、支払いが遅くなる要因にもなっている

そう考えながら列に並ぶ自分も、10個も購入する爆買者の一人に見えるかもしれないと下を向いた

レジの女性に思わず「大変だね頑張って」と声を掛けると、「忙しすぎてお釣りを忘れそうになる」と笑顔で答えてくれた


残す時間はあと少し、洋酒コーナーに飛び込んだ

いつもは買えない日本のウィスキーを購入する為に毎度覗くようにしているが、このところの日本ウィスキーブームで店頭に並ぶ事も少なくなっている

日本のウィスキーを直ぐに見つける事が出来たが、値段を見て驚いた

最低価格で¥20000、高いものは\300000の値札が付いている

当然これらは、超が付くプレミアムものなのだが、とても高すぎて手が出ない

益々、日本のウィスキーは手が届かなくなってしまったと悲しくなってきた


小走りに搭乗ゲートに到着した時に合わせるように搭乗案内が開始された

エコノミー席の一番前に変更してもらっていたので暫く待つ事になったが、ゆっくりと機内に乗り込んだ

そして席に着くなり俄然とした

一番前の席は個別のスクリーンが設置されていないので、大好きな映画を観る事が出来ないのだ

無理を言って、席を変更しなければ観たい映画を観る事が出来たが、諦める事となった

こうなれば本をじっくり読んでいこうと文庫本を読み始めた

機内食が供された後は殆ど眠っていた、鼾はかかなかったと思うが目覚めた頃には着陸態勢に入るアナウンスが流れていた
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