洗脳

最近、オーム真理教に関する報道番組を観た

1995年の地下鉄サリン事件は今でも強く覚えている


当時から新興宗教に関する警鐘が多くあった

最近でもその活動は続いていると思う

当時を振り返ってみると

世界基督教統一教会、イエスの箱船、生長の家、パナウェーブ研究所、ライフスペース、法の華三宝行、幸福の科学、光の輪、エホバの証人等々

こうして一覧に記載すると、叱られるかもしれないが、事件を起こしたかどうかでは無く、世間に知れ渡っている団体として記載しているのでご理解戴きたい


こうした団体の中で、宗教の自由だけでは済まない運営をしている事が問題になっている

度を超える布施や強制する行動、更には洗脳のように人格まで影響させる事態に追い込む

無宗教が良いとは言わないが、洗脳は行き過ぎた行為だと思う


最近、妻がタブレットで動画サイトをよく観ている

映画よりも面白いと言いつつ手から離さなくなっている

昨日の夜もベットの中で何やら観ていた

音が煩いので何を観ているかと尋ねると、誰かの投稿映像で、浜松辺りの男性がなにやら解説？説法？しているように聞こえてくる

漏れ聞こえる内容は、ダビンチの絵の中に秘密が隠されているとか、UFOの飛来する星がどうのとか訳の判らないもの

世の中にはこういった訳の判らない持論をひけらかす輩がいるのだが、安価に安易に投稿できる動画サイトでは、シリーズ化されているといいえる程沢山の投稿をしている

面白いからと次々に観て行く事で洗脳に似た症状に陥らねば良いと心配している


私は暇な時に志村けんのくだらない番組を観て喜んでいたので、大差は無いかもしれないが、妻のようにベットに持ち込み夜中まで観る物でもないと思う

子供にも手軽に観る事が出来るので、最近、ちょっと心配になっている

タイムカプセル

昨日の夕方、会社近くに住まわれる中学校時代の恩師から突然電話が入った

恩師の奥様は隣の市の病院勤めをされているが、隣の市の廃棄物処理場の担当者から連絡があり、タイムカプセルと思わしい容器を発見し、中を確認すると隣の市の中学校の物だと判ったので、間違って捨てられたのでは無いかと考えて連絡をしてきた

奥様は全く身に覚えが無い事だが、ご主人が教師だった事もあり断り切れずに持ち帰ってきて恩師に相談し、中を確認したところ私の名前があったので電話を掛けてきたと言う事だった

会社の近くなので、直ぐに出向いてお礼を言い容器を持ち帰った


中学校の卒業記念として、当時タイムカプセルが流行していた

開封する時期を決めていたのだが、ずるずると間延びして平成7年3月に同級会を開催してタイムカプセルを掘り起こした

その同級会には残念ながら出席出来なかったので詳細は判らない

手元に来た容器を見ると、卒業記念文集とタイムカプセルを開封した20年前の同級会の資料や名簿、集合写真などが入っていた

地元に住む同級生の中で、何かと言えば幹事を買って出る友人に連絡して報告がてら尋ねてみたが、当時の事（20年前）は覚えていなし何故容器が隣の市の廃棄物処理場へ捨てられたのか判らないという


ここで、もう一つのお噺し

数年前の事、卒業した小学校の校舎を建て直すとこになり小学校の卒業記念として残したモニュメントを取り壊す事になった

そのモニュメントには卒業生1人1人の名前を書いた大皿を嵌め込んであったのだが、何故かその皿が私の所にある

どなただったか忘れてしまったが、世の中に1枚しか無い皿なので廃棄するのは偲びないと私の名前を見つけてもって来て戴いていた

不思議な事に、小学校と中学校の卒業記念品が私の手元にある事になる


妻と一緒に卒業記念文集の私のページを見た

テーマは「卒業にあたって」という題で、主に入試や高校生活について書かれていた

自分で恥ずかしくなるほど、回りくどく理屈っぽいかき回しで、それでいて何を言いたいのかよく判らない文章は今も変わらないと涙を流しながら笑いこける妻をみて情けなくなった


不思議なご縁によって、昔の自分に会えた

まさにタイムカプセルであった

たらい回し

先日のベトナム訪問時に、会社のベトナム人達にお土産としてピザ生地の様な平たいお菓子を買って帰った

これは現地のベトナム人スタッフの薦めで、同地区から来ている若者が居るので大変に喜ぶからと重いのを我慢しながら持ち帰った

帰国して早速、同地区のベトナム人の若者にお土産を渡すと直ぐに理解して喜んだとうだった


それから数日後の事、会社から帰宅すると食卓のテーブルの上にベトナムの若者達に渡したお菓子の1つが置かれているではないか

驚いて妻に何故このお菓子があるのか尋ねると、妻はこう答えた



少し前に私の実母がスーパーか何処かでベトナム人の若者達と偶然会ったそうな

ベトナム人の若者達には私の実母をある時紹介していたので面識はあったのだ

私の実母は男気？を出して何故だか3人のベトナム人達に焼き肉バイキングをご馳走したという

私の実母がそんな事をする必要は全くないのだが、おそらく満足に食事をしていないだろうと懸念してご馳走したに違いない

そのお礼にと、私が渡したお菓子を実母にあげたようだ

しかし、一人暮らしの実母は、そんなに食べられないからと、私がお土産に持ってきた事も知らないので家に持ってきたのだと思う


ベトナム人の若者達も、実母にお礼をしたいが、さりとて渡す物が無い

丁度、私からもらったお菓子が目の前にあったのでお裾分けとなったのであろう


そのお菓子を我が家でも食べないし、折角彼たちにあげた物だからと、再び会社へ持参して彼たちに渡そうとしたが、それも彼たちの本意では無いからと、彼たちの職場のリーダーに渡して皆で食べてもらってコミュニケーションを図ってもらおうと考えた

しかし、そのお菓子は美味しくないらしく、それから会社内の現場事務所を転々と渡り歩いたようだった

ベトナムから持ち帰ったそのお菓子は、とてつもない場所をたらい回しされる事になった


もう2度とそのお菓子は買う事は無い

熟睡

最近、ある変化がある

それは真夜中に目覚めなくなった

今までは夜中の0時から3時の間にトイレに起きていたのだが、それが朝まで眠られるようになった

晩酌を控えて眠る時間が遅くなったのか、晩酌を控えて水分摂取量が少なくなったせいなのか定かでは無いがこの所続いている


いつもの様に５時から５時３０分に目覚めるのだが、途中で起きない為か熟睡度が違う気がしている

石川遼がCMをしていた磁気式の肩こり防止の器具のお陰とも考えられる


4月から5月、6月にかけるこの時期が最も好きだ

朝が圧倒的に早いし、なにより清々しい

朝の散歩や庭いじりも涼しくて気持ちが良い

そんな時期に気持ちよく目覚める事ができるのはこの上ない喜びである


4月、5月の芽吹き時、ゴールデンウィークが終わると「5月病」が噂に出てくる

特に新社会人は急激な環境の変化で精神的にダメージを受けるのだろう

余り悩むと睡眠不足になり、身体が動かなくなると思考もマイナスになってくる

こんな時は早起きするように早寝して熟睡する事をお薦めする

気持ちよい朝、青い空を眺めながら外の空気を吸ってご覧なさい


熟睡のお陰で気付く事である

台湾６

今回の台湾での過ごし方は今までと違っていた

同行した日本人が始めてだった事もあるが、体調が良くなかった事が初めての経験となった


休日の1日、初めての日本人と共に市内観光へ出かけた時も、故宮博物院の正門近くで、心地よい風に吹かれてうたた寝をした

好んで故宮博物院でうたた寝をする者など、例え台湾人でも1人もいない

そんな周りの目も気にせずに気持ちよく眠った


中正記念堂では、丁度イベントがあり、台湾芸術大学の学生らしき若者達の音楽パフォーマンスの素晴らしい演奏を聴きながらうたた寝をした

時折、ステージをみるものの、目が悪い私には良く見えないので丁度良い子守歌にも聞こえる


北投温泉近くの公園では、野生の台湾リスに落花生をやって触れ合ったり、青いグアヴァの果実（6個で200円）を食べたりと、本当にゆったりとした時間を過ごした

台湾リスは慣れたものだが警戒心が強い

尻尾を太く膨らませて立てながら近づいてきて、差し出した落花生の殻ごと咥えて行く

中には手を出して、抱えるものもいる

慣れてくると、そっと咥えてゆっくり去って行くものまで出てくるから面白い

周りにいた台湾人の家族連れの子供にも落花生を渡して一緒に楽しんだ


パスケットボールをする子供達

お弁当を仲良く食べている親子連れ

日本の演歌をカセットで流しながらダンスを踊る叔母様達


公園内で繰り広げられる光景をのんびりベンチに座って眺めている

日本でもこんなにゆったり過ごす事など無いのに、何故か台湾で満喫している

このままこの世界に埋まってしまいそうな気になってくる


弾丸ツアーも良いが、こんな時間の過ごし方も台湾の一面だと楽しむ事が出来てとても嬉しくなった

どの国へ行っても、お世話になる現地の方々には感謝し尽くせないものが出来る

とてもお返しできそうも無い義理ができる


ここまで気を遣ってくれる人が、日本の私の周りにいるのかと考える度に、私自身が情けなくなる