農水大臣の発言がSNS上で炎上している
野党からは更迭要求もあるが、石破総理は続行させると発言した
石破総理は自民党を潰しにかかっているとしか考えられない
この問題は歯止めが効かない米価格の高騰と合わさって国民不満は高まる一方だ
この不満の蓄積が自民党大敗へ導く力となるだろう
さて、改めて農水省の役割は何なのかと考えてみた
国民の安全な暮らしを維持する要因である衣食住を等しく満たす為に国として取組むべき方策を行う機関であり
その施策は生産者と国民を鑑みて行わなければならない
農水省が行ってきた減反政策は明らかに米不足を招いているし、生産者価格の低迷を招いていた
100万トンの備蓄米についても、21万トンが流通しないのは中間卸売業者の精米とブレンド、パッキングの能力が不足している為だとか
農水省は万一のケースの備蓄米を放出する時、実際にこの平常時でこんなに時間がかかり過ぎていることを把握していたのだろうか
この状況をみれば緊急時とは名ばかりで、ただ、決めた100万トンを備蓄していれば文句は言われないだろうという安易な考え方の上で行われているのは役人の怠慢であるとしか言いようがない
日本の政府行政は兎角縦割りで融通が利かないと言われるが、本当にそのとおりだと改めて示した形になった
品不足になれば市場価格は高騰するし、過剰になれば下落する
この原則の中で生産者に利が残る安定した生産体制の継続、持続を実現しなければならない
従って、ますます変動する気候の中で安定した食を実現する為には横断的な調整も必要なのだ
「米を買ったことがあるかどうか」は農水大臣を務める為には別段問題にならない
問題なのは農水省の役割である生産者と国民の為に行う行政のトップとして意識の欠落があるのではないかということだ
無能な政治家の箔を付ける為だけに大臣の椅子を任命しているから、任命権者の責任は重い
野菜や果物の盗難も、農水省がもっと真剣に取り組まなければ、生産者は持続できなくなる
近い将来、要塞並みのフェンスに囲まれた農地で生産された作物や家畜が市場に出てきて、特別な価格で販売される様になるかもしれない
日本国という政府そのものが問われていると言わざるを得ないね