森の詞

元ゲームシナリオライター篠森京夜の小説、企画書、制作日記、コラム等

2003年3月21日

2008年03月21日 | あるシナリオライターの日常

 午前1時、就寝。
 午前10時、起床。
 師からメール。

 一行物語~骨格物語~プロット構築訓練。

 【利己】に相反する性質としてより適しているのは【博愛】と【利他】のどちらだろうか、という何気ない疑問から検索をかけ、偶然興味深いページを発見。つきつめれば博愛精神も利他的行動も、すべては利己に繋がるという考え方。
 私は自身にとって最も大切なものが、己の心であることを自覚している。誰かが喜ぶと私も嬉しい。だから喜んでもらえることをする。誰かが悲しむと私も悲しい。だから悲しませないように気をつける。極論、私の心を癒し、励まし、楽しませることのない行動を、他人を、すべての事象を、私は必要としていない。
 何に喜びを、怒りを、哀しみを、快楽を覚えるか。それらの要因が複雑に絡み合い、一個の人格を形成していく。

 望月女史から電話。PCクラッシュの報せ。非常事態。
 エイブル氏にメールし、慌てて主要なデータをバックアップ。

 『報復のムフロン』四巻購入。雑誌掲載時と差し替えられたコマを発見。
 PTSDを乗り越えるべく主人公の手を握ろうとする妻の脳裏をよぎる、テロリストにレイプされたシーンを描いていたコマが、ただロープで縛られるシーンに差し替えられている。リアリティの大幅な欠落。
 作品としての質を減じてまで、そのようなことをする価値が何処にあるのか。

 『アンリミテッドサガ』をプレイ。

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