真央の3回転半に佐藤コーチも歓喜
2013年2月10日
女子ショートプログラム(SP)が行われ、浅田真央(22)=中京大=が74・49点と10年バンクーバー五輪以降では世界最高点で、断トツの首位発進を決めた。
トリプルアクセルを決めた瞬間、普段は温和な佐藤信夫コーチ(71)も思わず拳を握ってガッツポーズを見せた。真央をリンクに送り出す時には、「技術的なことは言うことはない。攻めの気持ちを忘れないでやりなさい」と助言した。「良かったなと思います。先シーズンが終わって、しばらく休んだことで、悪い癖が抜けて、いい方向に進んできた。本番では普段以上の力が出る。それを利用すればと思っていた」と目を細めていた。
浅田選手のコメント
「今の自分ができる最高のレベルに挑戦して良かったと思います。練習では良いジャンプができていましたし、気持ちもすごく良い状態でした。でも、試合は一本勝負なので、ここぞという思いで跳びましたが、練習通りにできて良かったです。今年からトリプルアクセルを復活させると宣言してやってきましたが、ほかの練習もトリプルアクセルに負けないくらいやってきました。それをすべて出すことができて良かったと思います。
明日のフリーも今自分ができる最高のレベルで挑戦しようと思っているので、自分に負けないで、攻める気持ちで頑張りたいです。
全日本選手権が終わってから、曲をかけて攻めのプログラムでやってきました。練習を信じて良かったなと思いますが、まだ前半が終わっただけなので気は抜けないと思います。これ1回きりではなく、明日のフリーも次の試合もあるので、今日のようなイメージで臨んでいきたいと思います。
トリプルアクセルはバンクーバー五輪のときよりもさらに良くなっていると思うので、これを自信にしていきたいです」
真央選手、完璧な3Aでしたね。
目の前で見る3Aは圧巻です。
会場にいるみんなの願いが一つになった瞬間でした。
それはもうすごい歓声で!
6分間練習では確か1度しか3Aにチャレンジしなかったと思うので、
本番ではどうなるのかドキドキでした。
ジャンプが決まるたびに、拍手と歓声がすごかったです。
最後のステップではもう手拍子が楽しくて楽しくて・・・♪
最後のポーズを決めると、さらに大歓声!
この瞬間のために3年間努力してきたのかと思うと、
自分の子ども以上に真央選手が愛おしくて・・・ジーンときました。
当然のことながらスタンディングオベーション!
隣のチームシートではシブタニ兄妹とアメリカのアイスダンスの選手(たぶん)が観戦されていたのですが、
スタオベされていました。
リプレイ映像でジャンプが流れるたびに、会場ではまた大歓声!
リプレイ映像であんなに盛り上がったのは真央選手の演技だけ。
今日のフリーも笑顔で終われますように・・・
男子フリーのとき、隣のチームシートでは、
佐藤コーチ夫妻と連盟の方(2008年のコーチ不在の時、いつも隣にいて下さった方)が一緒に観戦されていました。
穏やかな表情で観戦されていました。
昨日は佐藤コーチにとってもホッとした一日だったのでしょうね。
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