今年で平成が終わり、次の元号になると、東日本大震災の記憶も徐々に薄れていくのでしょうか。
記憶が薄れていくことで、気持ちが楽になる人もいるので、忘れていくことが悪いことだとは言えません。
ただ、今も辛い思いをしている人がいることは、知っておくべきだと思います。
日本人の良いところはたくさんありますが、そのうちの一つが「気付く力」だそうです。その力が、弱って来てはいないでしょうか。
この時期に垂れ流される受験合格報告や、年賀状の子どもの写真に苦しい思いをしている人は実際にいます。この先、どのように受け止められるか、に気付けないと、アルバイト先での変な動画をUPする若者と変わらなくなってしまいます。
円東寺で、犠牲者への供養と被災地の早期復興を願って立木十一面観音を謹彫されている畠山さんは
「震災前は遊びで仏像を彫ってました。あの日を境に、今は本気です」
と、おっしゃっていました。
今日もみんな、見えない喪服を着ている。
回向罹災者ならびに犠牲生類諸精霊 一心祈願行方不明者早期発見 一心祈願被災地早期復興
合掌
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