PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



久しぶりのまとまった雨でした。パチパチ!

今朝、カマキリが生れました。この中で成虫まで生きるのはホンのわずか。仮に成虫になれても、カマキリの一生は、一年で終わりです。

カマキリは朝8時頃孵化するのだそうですが、この写真を撮ったのはちょうど8時。時間に正確なんですなー。


たまたまSNSで、『火の鳥 鳳凰編』のテントウムシの話が出ました。『火の鳥』を初めて読んだのは小学生の時ですが、あれから何十年たっても相変わらず深いのです。僧侶になってから読むと、また別の視点が与えられたような気がします。きっと手塚治虫には、漫画家の視点も、医者の視点も、いくつもの視点があるのでしょう。


生まれてすぐに片目片腕と父親を失った我王(がおう)は、己を村の慰みものだと卑下しながら、気のふれてしまった母親と暮らしています。やがて、ある事件をきっかけに、人を何人殺めても、それは自分が生きるためだ、悪いのは世の中の方だと言って憚らない男となっていくのでした。
しかし、テントウムシの化身である、愛する速魚(はやめ)を自ら手にかけることとなり、我王は、生命というものの重大さに気付くのです。なぜ自分は人を殺して、テントウムシを助けたのか、、、。我王は、命の問答の答えを求め、良弁僧正の弟子となり、仏門に入るのでした。

その後、良弁僧正はなぜか我王を見捨てて、行方をくらませます。僧正は仏教が政治に使われたことに、そして、自分がその片棒を担いでしまったことに、対して、、、以下略。

いやあ、何度読んでも胸にずぶずぶと刺さります。

「生きる?死ぬ?それがなんだというんだ」
「宇宙の中に人生など いっさい無だ! ちっぽけなごみなのだ!」

「なぜこんなに天地は美しいのだろう そうだここではなにもかも、、、、生きているからだ!」
「おれは生きるだけ生きて、、、、世の中の人間どもを生き返らせてみたい気もするのです」


おっと、いけない、ついつい続きを読んでしまう~(^^;)



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