仏教では、人は死ぬと生前の行いに応じて、六つの世界のどこかへ生まれかわるとされます。パチパチ!
いわゆる六道というもので、一番きっつい方から地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天という場所です(※1)。このように生まれ変わる輪廻転生から離れ、仏陀になることを解脱(げだつ)といいます。
ちなみに、我々が今暮らしているのは「人」と呼ばれる人間道で、四苦八苦のある世界。その下は、修羅道といい、戦いの世界です(※2)
こう言うと多くの方は、
「ああ。いつも戦争している世界か」
と思われるようですが、戦争ではなくとも「勝ち負け」や「損得」を基準としているのなら、それは修羅の世界と言えます。
いくら人(ひと)として生活していても、あいつは負け組、俺は勝ち組、だとか、この人について行けば得をするとか、○○してもお金にならないとか、△△に入ってもメリット無いとか、、、、、、そういう価値観に縛られている心の状態ならば、すでに修羅の道に足を踏み込んでいます。
例え、お金持ちでも、「お金を効率よく稼ぐ人の方が、より優れている」のように勝ち負けの判断基準で生きていたら、いつまでたっても気が休まりません。
何に価値を見出すかや、幸せの基準は、一人ひとり違うのですから、他人と比べて一喜一憂する必要なんてない、、、、はず。
心穏やかな道を歩きたいなら、勝ち誇っておごり高ぶるのではなく、自分を卑下して落ち込むのでもなく。損得と勝ち負けを手放すのが、まず最初にすることではないでしょうか。
写真~
昨夜の流山ジャグリングクラブには久しぶりにお子ちゃまが遊びに来てくれました。プロ大道芸人からの英才指導(^^)
※1 生前に悪いことをした人は地獄へ、良いことをした人は天国へ、中くらいの人は中国へ行くという説もあります(ウソ)
※2 傘の柄に仕込んだ刀を使って梶芽衣子が家族の仇討をする世界とも言われています(ウソ)
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