PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



ちょうど今、『みんなの寺のつくり方』を読み終えました。パチパチ!ネットでしか知らなかった「みんなの寺」の開山に至る苦労がしみじみと分かりました。もう8,9年ほど前でしょうか、当時アパート暮らしでお寺の住職になりたくてなりたくて仕方なかった僕りんは、「みんなの寺」の活動を見ながら「あー、俺も住職になったらお寺でいろんな活動をしたい」と夢を見ていました。いいとこしか見ていない(見えていない)、ただのアホでした。本書で和公さんも言っているのですが「何の為にそれをするのか」です。お寺でやるのならそこに「仏教を広める」「仏心を持ってもらう」という目的が無いと意味ありません。

今日はNPO法人ぷしけ主催のファシリテーター研修会に行ってきたんですが、3時間の講義やワークショップで一番印象的で記憶に残ったのは、いろいろな【つどい】を開くにあたって、「自分の課題は何なのか」ということにフォーカスすると、自分が【つどい】に「どういう意味があると思っているか」が見えてくる、というものです。


うちのような貧乏寺にも「坊さんになりたい」「住職になるにはどうしたら」という方がたまに来ますが、「うちの宗派では高卒であれば2年修行すれば資格は取れます。田舎にいけば空き寺はたくさんありますよ」というと「収入はどうやって得るのですか」という方が実に多いのです。その人の課題が収入であるのなら、その人はお寺に「そういう意味」があると思っているのでしょう。

みんなの寺の和公さんが持つ、自分のやっていたことを偽善と言い切る、自己批評の精神は凄いです。本自体もかなり遊び心満載で、ページをめくるたびにずっこけて読んでいておもしろかったです。お寺に限らず、起業しようという方も、慣れない土地に移り住んだ方もとっても参考になると思います。ぜひ書店でお手に取ってみてください。


あと、この本にも登場する行政書士・勝桂子さんの本『いいお坊さん ひどいお坊さん』もぜひご一読を!

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