見た目も良く、非常に期待の大きかったピュアアエロVSでしたが
打ってみたら結構予想とは違っていた感じでした。
ガットはシグナムプロのポリデラックス1.25mmを48pで張ってます。
スピン性能の高さは予想通りでしたが、打ってみて全く予想外だったのは
弾き感が強くボール離れがかなり早かったことです。
そしてボールの飛びは悪いわけではないのですが、どうも自分の打った
感覚よりもボールが伸びていかない感触が強かったです。
無印ピュアアエロの面を少し小さくしてフレームもちょっと薄くして
飛びを抑えたやつ、なんて思っていたら2016年に出たピュアアエロVS
とは結構キャラクターが変わりまるで別系統ラケットになった感じも。
2020版ピュアアエロVSからフレームがボックス形状からラウンド形状に
なっただけではなく、横のクロスガットのピッチも上下に大きく広がった
のもボール離れの早さなどに関係しているのかもしれません。
2016版のピュアアエロVSはボックス形状な分ボールの飛びはあまり
良くない、というかかなり渋かったですがそれでもしっかり打った
時のパワーはもっとあったような気も。
ただ2020版はそのボール離れの良さが幸いしたのか、打った自分が
思わず驚くような良い球筋のローボレーが飛んでいく事が。
この自分の打ったボールの球威に驚くという現象は普段は殆どない
事なのですが、以前ピュアドライブVSを打った時にも同じような現象が
ありその時は主にストロークのショットでの事でした。
今回ピュアアエロVSではガットとテンション等も含めてボレーでは結構
良い感じになっていたのかもしれません。
ただ現状はボール離れが早くてほぼ全てのショットで好みの感触とは
言い難いので、もっとホールド感が出るように思い切ってガットを
張り替えてしまう選択もアリかもしれません。
それにしてもどうも最近バボラのラケットではガットのセッティング
が一発で決まる事が少ないような、、相性なのでしょうか。