カトマンズ2日目からは本格的に市内を歩きまわった。
ダルバール広場横にあるクマリの館に仲良くなったネパール人のコネでタダで入らせてもらり
スワヤンブナートやボダナートといった市内から少し離れたところにも歩いていった。
いったん観光モードに入ると僕は短期間で全て見てしまう行動派に変身してしまうので、
カトマンズ市内の観光はわずか2日で終了してしまった。
やることがなくなった僕は、タメル地区内をブラブラ歩き回ることにした。
カトマンズの安宿街・タメル地区には旅行者に必要なものが何でも揃っている。
宿やレストラン、旅行代理店はもちろん、ネットカフェ、両替屋、カメラ屋。
日本語の本が多数を占める古本屋も存在する。
1970年代からヒッピーの間では人気のあったカトマンズが
世界中から来る旅行者を魅了する理由のひとつに、
居るだけで世界各国の料理を安く食べることができることがある。
イスラエル料理やアイリッシュ・バーもあり、毎日どこで食べようか迷ってしまう。
当然日本食レストランも数多く存在する。
僕はアジアのいろんな国で日本食を食べたけど、
ネパールほど味のレベルとコストパフォーマンスに優れた国はないんじゃないかと思う。
僕が現在住んでいる「味覚音痴の国」アメリカでも
ある程度のレベルの日本食を食べることができるが、
その場合はあれ程度のお金を支払わなければいけない。
日本で600円払えば満足できるレベルの味を$5程度ではアメリカでは期待できない。
ネパールでは、物価の違いがあるにせよ、300円程度で美味しい日本食が食べられる。
カトマンズにあるバックパッカー向け日本食レストランといえば
味のシルクロード、ふる里、古都といったところが旅行者に人気があった。
僕は宿からいちばん近い味のシルクロードに足を運び、2日前の日本の新聞や情報ノートを時間をかけて読みふけっていた。
情報ノートというのは、その国だけでなく、いろんな国の情報
(例えばパキスタンで取るイランビザとかミャンマー・インレー湖のおすすめゲストハウスなど)
をバックパッカーが思い思いの文章で書き連ねたもので、
中にはバンコクで買ったタイ人女にあてた読む気を無くさせるポエムや
タメルでのマリファナの適正価格なども書いてある。
つい3日前まで日本にいたのに、レストラン内のまったりとした雰囲気と
美味しい料理に魅了された僕は、カトマンズ滞在中しょっちゅう味のシルクロードに足を運んだ。
バックパッカーの間では、一つの町にとどまり、
別段なにもすることもなくただぼーっと1日を過ごすことを『沈没』と言う。
3日4日の滞在では沈没とは呼ばない。
2週間や1ヶ月、ひどいときは数ヶ月間ひとつの町に居続ける人もいる。それが『沈没』だ。
カトマンズもいわゆる『沈没地』のひとつで、
その理由として先にも言ったとおり旅行者にとって何でも揃ってかつ物価が安いことにある。
それに加え、ネパール人は親切で人懐っこいので
過酷なインドを旅してきた者にとっては、見た目は同じであれ
インド人とのギャップにすっかり心を奪われて長い間ネパールに居続けたりする。
3週間しか滞在しない僕は、そういった沈没することにはならなかったけど
さすがにカトマンズ滞在が5日を過ぎた頃、ようやく次の目的地ポカラに移動することを決心し
適当な旅行代理店に入って翌日のポカラ行きバスを予約した。
ダルバール広場横にあるクマリの館に仲良くなったネパール人のコネでタダで入らせてもらり
スワヤンブナートやボダナートといった市内から少し離れたところにも歩いていった。
いったん観光モードに入ると僕は短期間で全て見てしまう行動派に変身してしまうので、
カトマンズ市内の観光はわずか2日で終了してしまった。
やることがなくなった僕は、タメル地区内をブラブラ歩き回ることにした。
カトマンズの安宿街・タメル地区には旅行者に必要なものが何でも揃っている。
宿やレストラン、旅行代理店はもちろん、ネットカフェ、両替屋、カメラ屋。
日本語の本が多数を占める古本屋も存在する。
1970年代からヒッピーの間では人気のあったカトマンズが
世界中から来る旅行者を魅了する理由のひとつに、
居るだけで世界各国の料理を安く食べることができることがある。
イスラエル料理やアイリッシュ・バーもあり、毎日どこで食べようか迷ってしまう。
当然日本食レストランも数多く存在する。
僕はアジアのいろんな国で日本食を食べたけど、
ネパールほど味のレベルとコストパフォーマンスに優れた国はないんじゃないかと思う。
僕が現在住んでいる「味覚音痴の国」アメリカでも
ある程度のレベルの日本食を食べることができるが、
その場合はあれ程度のお金を支払わなければいけない。
日本で600円払えば満足できるレベルの味を$5程度ではアメリカでは期待できない。
ネパールでは、物価の違いがあるにせよ、300円程度で美味しい日本食が食べられる。
カトマンズにあるバックパッカー向け日本食レストランといえば
味のシルクロード、ふる里、古都といったところが旅行者に人気があった。
僕は宿からいちばん近い味のシルクロードに足を運び、2日前の日本の新聞や情報ノートを時間をかけて読みふけっていた。
情報ノートというのは、その国だけでなく、いろんな国の情報
(例えばパキスタンで取るイランビザとかミャンマー・インレー湖のおすすめゲストハウスなど)
をバックパッカーが思い思いの文章で書き連ねたもので、
中にはバンコクで買ったタイ人女にあてた読む気を無くさせるポエムや
タメルでのマリファナの適正価格なども書いてある。
つい3日前まで日本にいたのに、レストラン内のまったりとした雰囲気と
美味しい料理に魅了された僕は、カトマンズ滞在中しょっちゅう味のシルクロードに足を運んだ。
バックパッカーの間では、一つの町にとどまり、
別段なにもすることもなくただぼーっと1日を過ごすことを『沈没』と言う。
3日4日の滞在では沈没とは呼ばない。
2週間や1ヶ月、ひどいときは数ヶ月間ひとつの町に居続ける人もいる。それが『沈没』だ。
カトマンズもいわゆる『沈没地』のひとつで、
その理由として先にも言ったとおり旅行者にとって何でも揃ってかつ物価が安いことにある。
それに加え、ネパール人は親切で人懐っこいので
過酷なインドを旅してきた者にとっては、見た目は同じであれ
インド人とのギャップにすっかり心を奪われて長い間ネパールに居続けたりする。
3週間しか滞在しない僕は、そういった沈没することにはならなかったけど
さすがにカトマンズ滞在が5日を過ぎた頃、ようやく次の目的地ポカラに移動することを決心し
適当な旅行代理店に入って翌日のポカラ行きバスを予約した。