もう騙されないぞ(Won't Get Fooled Again)

旅、音楽、日常・・・まったり雑談します

3月のCD:その2

2006年03月21日 | CD紹介
せっかくの春分の日だっていうのに、
会社でWBCの決勝を会議室のテレビで一人寂しく観戦していた。
日本が優勝してとにかくおめでたいことだが、
負けてたら最悪の祝日になっているところだった、まったく。

ここで愚痴を書くのもアレなので、3月のCD紹介をします。
今回は全て名盤の誉れ高い5枚。いずれのアルバムも「買い」ですよ。

・Steely Dan - Aja
・Jackson Browne - Saturate Before Using
・Joe Cocker - Mad Dogs and English Men
・Supertramp - Breakfast in America
・Billy Joel - The Nylon Curtain

スティーリー・ダンのいわゆる「でかジャケ」CDがたまたまHMVのサイトで売られていたので(他のCD4枚とともに)即購入。こうして見ると、レコードジャケットってアートだったんですねぇ。スティーリー・ダンはゲストプレイヤーが実力派をそろえているため、曲単位のレベルが非常に高い。特にこのアルバムは捨て曲がないといっていいくらい(個人的には気に入らない曲がないわけではないけど)完成度の高さを誇る。どこかの雑誌で『ちょいワルおやじが若い女性と聞きたいアルバム』の中にこれが入ってたけど、そんな下衆なレベルで判断してもらっては困るほどの名盤です。でも、音楽で女を落とせるもんかねぇ。


70年代初頭のアメリカで巻き起こったシンガー・ソング・ライターの出現。そのなかでもジャクソン・ブラウンのデビュー・アルバムは素晴らしい。心に染みる曲が多いねぇ。"Doctor My Eyes"がヒットしたのでアルバム中の曲ではこれが最も有名だけど、僕は"Rock Me on the Water"が特に気に入っている。そういえば来月ジャクソン・ブラウンが来日するんだっけ・・・関西には来るのかな?


69年ウッドストックで震えながらの絶唱が印象的な酔っ払いのオッサンのライブ盤。ブルース臭はしないのに、どういうわけか汗と酒の臭いがスピーカーから出てくるような気にさせられる彼の歌唱法。とにかく、カバー曲ばかりなのでNHKの「ふたりの歌謡ショー」的感覚を持ってしまった知人はこのアルバムをけなしていましたが、それはそれでいいんじゃないの?今の時代に高密度のテンションを期待して聞くのはちょっとしんどい。ラストの"Delta Lady"はいいねぇ。


スーパートランプの最も売れたアルバム。アメリカのFM局で彼らの曲が流れる場合、たいていはこのアルバムからの曲が大半を占めるくらいだからアメリカ人も大好きなんだろう。リマスター盤のつもりで購入したつもりが、実は違ったのでちょっとがっかり。ポップよりなロックを聞きたい方はスーパートランプはおすすめします。


中学生の時に初めて聞いてショックを受けたビリー・ジョエルの82年発表のアルバム。"Goodnight Saigon"を飽きもせず聞いてた記憶が蘇る。やや重めの雰囲気をアルバム全体から感じるけど、緊張感に包まれたプログレ的な雰囲気ではないので、すっきり聞きとおせます。"Piano Man"や"Honesty"だけのバラードオヤジではないことを再認識させられる。



3月のCD:その1

2006年03月12日 | CD紹介
たまに書くことといえばCD紹介。
我ながら書くことないのかね?
スリランカ旅行日記なんか何ヶ月書いていないのかわかったもんじゃない。
スキャナー買ったんで写真も混ぜながら少しずつ書いていきます。

で、3月のCD紹介。今回も5枚紹介します。
お、今回は5枚ともブリティッシュですな。

・The Move - The Best of the Move
・Gentle Giant - In a Glass House
・Gentle Giant - Free Hand
・Brian Auger & the Trinity - Streetnoise
・Steve Hillage - L

ムーブはのちにELOを結成する3人が在籍していたサイケでポップなバンド。正直言って、どのサイケなバンドのなかでも彼らの音が一番好き。サイケである前にポップであることが聞きやすさに表れているんだろう。ELOは2枚目アルバム以降はジェフ・リンのバンドみたいになっていったが、ELOの1stを聞く限りではムーブはロイ・ウッドがイニシアチブを握り、ELOでもその流れでいこうとしていたのかな。ノコギリみたいなバイオリン(チェロ?)の音が印象的。福岡の田口商店の店員さんがこのバンドが好きだと言ってたなぁ。


イギリスの馬鹿テクバンド、ジェントル・ジャイアント。オリジナルを忠実に再現したジャケットが凝ってます。ガラスが割れる音が次第にリズミカルに(とは言っても、変拍子で)割れていく様はピンク・フロイドのマネー(レジスター音の「あれ」です)を彷彿とさせる。ガラスの割れる音といえばビリー・ジョエルのアルバムにもそんなのあったよな。変拍子でテクニック主体ながら案外聞きやすいバンドではある。


で、アメリカで最も売れたのが「フリー・ハンド」。アメリカで売れるには「わかりやすさ」がけっこう大事なポイントだと思うが、彼らの音楽がアメリカで支持されたっていうのがちょっと信じられん。イギリスでは一度もチャート・インしていないのはどうしてか?ジェスロ・タルも方向性は違うが難解だけど、彼らが英米どちらでも人気があったよな。ジェントル・ジャイアントのスタジオ盤の中ではこれが一番好き。タイトル曲はかっこいいよなぁ。


元々はジャズ志向だったオルガン奏者のブライアン・オーガーに実力派女性シンガーのジュリー・ドリスコールが加わって出来たバンドの最高傑作。とにかくアルバム全体のパワーというか重さが違う。気合を入れて聞かないとこっちがやられてしまう程の音の凄さに圧倒される。基本はオーガーのジャズセンス溢れるオルガンとドリスコールの腹の底まで染み渡る歌唱力が聞きどころ。特に2曲目の「チェコスロバキア」の重さは桁外れ。序盤は普通であるが、中盤からのドリスコールの声には圧倒されまくり。2曲目でこれだ。このアルバムとマイルス・デイビスの"Live-Evil"は体調のいい日でないと通して聞けない。


スティーブ・ヒレッジはゴングでフニャ~ンとしたギターの音を出す、いっつも目が飛んでる人という認識しかなかったが、ソロアルバムがけっこういいんですねぇ。1曲目はドノヴァンの、ラストはビートルズのカバーだけど、これがまたスペーシーというか、フワフワしてて非常に良い。インドが好きなのか「オム・ナマ・シバーヤ」とか唄っちゃったりする曲もあるが、まあ聞きやすいアルバムではあります。なんかトッド・ラングレンっぽい音だなぁ、と思ったら、やはりプロデューサーでしたか。


今回のお薦めはやはりストリートノイズだろうな。
はっきり言って万人向けではないけど、
60年代後半の香りとオルガンの音が好きな方はどうぞ。

パンの中身

2006年03月05日 | 日常生活
今住んでいる賃貸マンションの1Fはパン屋さんが入っている。
朝食を作るのが面倒くさいときは、たまに1Fに降りてパンを買っている。
今朝も冷蔵庫を開けたら何も入っていなかったので
調理パンとピロシキを買ってきた。

ピロシキを食べて一言。
これ、カレーパンじゃねぇかよ。
たしかにピロシキの中身は野菜や肉が入っているけど
カレー粉までは入ってねーよ。しかも微妙な辛さ。

朝から微妙だ。

豪華客船と洋食

2006年03月04日 | 日常生活
今日は土曜日ではあるけど用事があったので会社に行ってきた。

会社に寄る前に、神戸の中央埠頭にクルーズ船「飛鳥Ⅱ」が入港すると聞いていたので
神戸駅からハーバーランド沿いを歩いてみる。
さすが5万トンを超える大型船。遠くからでもその大きさがわかる。
小さい頃、横浜でクイーン・エリザベス2世号を見た以来の大型クルーズ船。
以前は「クリスタル・ハーモニー」という名であった飛鳥Ⅱ。
一度はクルーズ船に乗って世界一周してみたいものです。
たしか1000万くらいかかるんだよな。

会社での用事は2時間ほどで終了したので
久しぶりに元町の"L'Ami"(ラミ)でエビカレーランチを食べる。
欧風な辛味を抑えたカレーにエビフライが3本。
サラダ・(なぜか)味噌汁・みかんがついて750円。
小さな店でカウンター席しかないけど味は良い。
「もん」や「グリル十字屋」の"本格的な"洋食もいいけど、
手軽な値段で食べることが出来るラミの洋食も好きですね。

支離滅裂高校野球論

2006年03月03日 | 日常生活
駒大苫小牧高校の野球部に所属していた3年生の、居酒屋での飲酒&喫煙が発覚し
高校側は春の選抜大会出場を辞退し、校長と監督までも辞任するという事態に発展した。
まぁ、卒業式の後なんだからみんなお酒も飲みたいしタバコも吸いたいよな・・・
と言いたいところだけれど、未成年の飲酒&喫煙は禁じられているので
しゃあないと言えばしゃあない。

でも、いい加減高野連も連帯責任で罰するのを辞めたほうがいいんじゃないかと思う。
たしか数年前までは野球部員は10月ごろに退部届とかを出していた気がするのだが。
プロ野球のドラフトに指名されるような選手はその時期に退部届を出していたはず。
ということは、退部届を出そうと出すまいと、
秋以降は野球部とはある意味関係が切れるんじゃないかな?
それとも、小学生の遠足よろしく
「学校を卒業するまで野球部員だ!」とでも決められているのか?

もう一つ言わせてもらうと、全国の野球部には
何らかの理由で1年もしくは2年で野球部を辞める生徒もいるはず。
もし入部したものの、1年で退部した生徒が卒業式後に同様のことをした場合も
高野連は今回同様に高校側にペナルティを課そうとするのだろうか?

さらにもう一つ言わせてもらおう。
日本ハムに入団したダルビッシュ投手は去年のキャンプ中に
喫煙が発覚して球団から謹慎処分が課せられた。
たしかまだ2月だったと思うが、高校はまだ卒業式をやっていなかったのでは?
ということは、彼の母校である東北高校は何らかの処分を受けたのか?
僕の記憶では、東北高校はペナルティを受けていなかったと思うけど、
もしそこら辺の情報をご存知の方がいたら教えてください。

正直言うと、罰する基準が非常に曖昧で感情的でタレコミ臭が強いのが気に入らない。
しかも今回は野球部員の以外にも他の部活の部員も混じっていたけど、
野球部以外の生徒の所属している全国高校ナントカ連盟のお偉方も
高野連に習えと、同様の処分に近いものをするのだろうか?
うーむ、ますます線引きが困難になってきますな・・・

じゃあ、お前は選抜に駒大苫小牧が出場するのを支持するのか?
と言われれば、YESである。
理由は「現部員がその中にいない上、連帯責任を取ることで
当事者以外の人間の将来・人格を損なう行為を潔しと思えない」からだ。
なんだか高野連の考えって、芸能プロダクションの
「10代のアイドルは恋愛をしてはいけない」的束縛と似ているなぁ。