もう騙されないぞ(Won't Get Fooled Again)

旅、音楽、日常・・・まったり雑談します

6月のCD

2006年06月30日 | CD紹介
そういえば今月はCD紹介していませんでした。
6月も今日で終わりなのでやっておきましょう。

・Brian Eno - Discreet Music
→後の「アンビエント・シリーズ」の原型となったアルバム。いわゆるBGMとして「無視できる」音楽という、よくわからないようなそれでいて画期的(なのか?)なコンセプトではあります。1曲目が最高に良い。これを1枚まるごとやってくれたら良かったのに・・・そんな欲求を後の「アンビエント・シリーズ」で披露してくれています。初めて聞く方は「アンビエント・シリーズ」から始めてみてはいかがかと思います。


・Kaleidoscope - White Faced Lady
→60年代にデビューしたものの、音楽評論家の評判とは裏腹に売れなくてどうしようかと悩んだあげく、メンバーを入れ替えることなく"Fairfield Parlour"としてアルバムを1枚出し、それがまあまあ良かったんでもう1枚作ろうやと思いきや契約だの何だので次作はあえなくお蔵入り。そしてバンド自体も・・・という、ちょっと可哀想なサイケがかったバンド。このアルバムこそ「お蔵入り」となってしまい、10数年前に陽の目を見た2枚組アルバムであります。えらい評価が高く、ある人は「2枚組のコンセプト・アルバムではザ・フーの『トミー』をも凌ぐ!」とたいそう高い評価を受けていますけど、はたしてそうかなぁ。いや、落ち着いた感じでストーリーも見えてくるので良いアルバムだと思いますよ。でも、何か弱い。トータルでも60分程度なんだから、CD化の際に1枚にしておけば良かったんですよ。レコードのように片面をひっくり返してB面に針を落としてどんな感じの曲から始まるのかドキドキ・・・という気持ちはもう望めないんですから。


・Carole King - Music
→個人的には世界で最高の1枚と断言する前作「タペストリー」に続く作品。地味?まぁ、前作が完璧すぎたので確かに地味に聞こえるかもしれませんけど、このアルバムも捨て曲が少ない。タイトル曲"Music"の穏やかな雰囲気がこのアルバムを優しく包んでいます。木漏れ日がやさしい秋の午後に聞くとなんとも言えない感じになれるアルバムです。


・Penguin Cafe Orchestra - Music from the Penguin Cafe
→彼らのデビュー・アルバム。評価は次作のほうが高いけど、面白い曲が入っているのでなかなか楽しめます。ただ、次作が「読書中に流すBGMとして最高」のアルバムなんだけど、本作はBGMとして流してもいいように作られてはいないようだ。聞く分には楽しいけど、観賞用なのかBGM用なのか立ち位置がどっちつかずなのが逆に惜しい。そのためあまり聴かないなぁ。


隣は何を聴く人ぞ

2006年06月29日 | 音楽
mixiで「mixiミュージック」なるものが一般ユーザーにも開始されたそうで。
そういえばノーランズの曲で「セクシー・ミュージック」っていうのありましたね。
Winkがカバーしていましたっけ。

言ってみれば「他の人はPCで何を聞いてるの?」
というアナタの欲求を満たすがために導入されたモノなんでしょうか。
別に減るもんじゃないから勝手に見てってください。
70年代の洋楽がほとんどなので知らなくても泣かないように。


J-POPじゃ、そうはいきません(自分の場合)

2006年06月22日 | 日常生活
今日は最悪だった。
何が最悪かって、体調と精神のバランスが笑っちゃうくらい崩れていました。
朝起きた瞬間、「今日はやばいな」というのが実感できるくらい。
自分の体と精神と実際の自分が三者三様に引っ張り合っている状態とでも申しましょうか。
精神から来るようなものではないんですけど、
年に2~3回は必ずやってくる不完全な状態。

まぁ、こんな状態で平和な1日が過ごせることはないわけで、
会社を出る頃は半ば放心状態に陥っていました。

元町から神戸駅まで頭を冷やしながら歩いている途中
ふとイヤホンから流れてきたSupertrampの"Two of Us"と
Jackson Browneの"Rock Me on the Water"に心を洗われるような思いでした。
やはり音楽には不思議な力があるもんですねぇ。

だからと言って、自分の好きな曲を「意図的に」流せば
勝手にリフレッシュできるのかと思えば、そうではないと思う。
予期していない時にふと、自分の心情に沿った音楽が数曲流れてくれれば
あとは勝手にココロとカラダが1つの場所に戻っていきます。

心身のバランスが崩れた時には
何も考えずに音楽に身を任せるのが一番の解決策ですな。


2003年8月1日:ヌワラエリヤ その2

2006年06月18日 | 2003スリランカ
8月突入。いつもの通り7時半起床。
シャワーを浴び、朝食を取らず8時にホテルを出る。
向かう先はヌワラエリヤの町から少し離れたところにあるペドロ・ティーファクトリー。

ヌワラエリヤのバスターミナルからバスに乗って10分ほどで到着。
見た感じ歴史を感じさせる、と言いますか、古ぼけてるな、という印象。
それもそのはず、受付の壁には昭和天皇訪問時(1952年)や
英国皇太子(名前失念:これも1950年代)訪問時の写真が飾られてあった。

Rs50を支払って工場見学に同行する。
同行者は僕の他にフランス人観光客4人と奇麗な英語を話すスリランカ人の案内役。
大昔に日本茶の工場を見学したことがあったけど、
紅茶工場も、製造の過程が異なるとはいえ、どちらもよく似ているなという雰囲気であった。
工場自体が古いせいか、機械もそれほど近代的ではなかったけれども
きちんと作られているな、という印象を受けた。

工場見学が終了し、受付に戻った後テラスで一面に広がる紅茶畑も見ながら
紅茶(無料)をいただく。うーむ格別。
紅茶を飲みながらまったりした後、お土産用に紅茶を購入し、再びバスでヌワラエリヤに戻る。
町でもおしゃれな木箱に入った紅茶をこれまたお土産用に購入したりと
この日は紅茶三昧でありました。


2003年7月31日:ヌワラエリヤ その1

2006年06月17日 | 2003スリランカ
7時起床。
シャワーを浴び、バックパックを整理して7時半に宿をチェックアウトする。
駅までは距離があるので流しのトゥクトゥクをつかまえる。
列車が出発する1時間前に到着したにもかかわらず、
切符売り場はなかなか開いてくれなかった。

列車は予定より15分遅れて9時15分にキャンディを出発。
まぁ、アジア諸国でスケジュールどおり運行されている国を探す方が困難ではある。
列車から眺める車窓はとても奇麗だ。
ある日本人旅行者が「まるで『世界の車窓から』みたい」と喜んでいたが、
まぁ世界の車窓にはかわりはない。つまり、TV栄えする魅力的な車窓なのだ。
一面の茶畑と点在する村々。のどかな風景がすきな僕にはもってこいの場所。
だた、僕が座ったのは山の斜面側だったので、デッキに出て車窓をながめるしかなかった。
キャンディから山地に向かう時は進行方向向かって右側の席に座りましょう。

13時40分ナヌ・オヤ到着。
ヌワラエリヤには駅がないので、ナヌ・オヤで下車してバスに乗って行く。
バスで隣に座っていたスリランカ人と話をしていると、今日泊まるホテルの話になった。
僕が「Sun Hill Hotelがいいってニラベリで会った日本人旅行者に言われたんだよね」
と言うと、「おぉ、私そこのスタッフですよ」とのこと。なんたる偶然。

宿を探す手間が省けそうなのでそのホテルに2人で向かう。
見たところちょっぴり中級ホテルの雰囲気を醸し出している。
値段を聞くとRs750プラスTaxという。高いよ。
その後交渉の結果Rs600で泊まることで合意。
部屋はとても清潔。さすがにここではトカゲもカエルも出てこない。
ただ1つ問題があるとすれば、ドアが開かないということ。
部屋に入る時はカギを開ければいいだけの話だけれど、
一旦ドアを閉めて再び部屋の外に出るとき、なぜかドアが開かない。
じゃあ、どうやって部屋から出るの?
答えは部屋に備え付けのインターホンでフロントを呼び出し、
フロントのスタッフに外からドアを開けてもらう仕組み。
火事になったらどうするんだ?

久しぶりに熱い湯が出るシャワーを浴び、街をぶらぶらと歩き回る。
ヌワラエリヤは高原に位置しているため、他の町と比べて格段に涼しい。
この時期でも半袖Tシャツではちょっと寒く感じるくらいひんやりしている。
念のためパーカーを持ってきていたから良かったものの、
いつもの調子でTシャツだけだったら多分風邪をひいてしまっていただろう。
スリランカの高原地帯を旅行される方がいたら
多少荷物になってもパーカーか軽いフリースを持参した方がいいですよ。


震度2でも6階は揺れる

2006年06月12日 | 日常生活
先週の木曜日か金曜日に
デスクの向かいの年配社員と話をしていた時にふと
瀬戸内の会社の人が「最近潮流がおかしいからそろそろ地震があるぞ」
って言ってるんだよ、なんていう話を聞いた。

僕はただふぅんとしか思わなかったけど、
今朝ポルトガル対アンゴラのしょっぱい試合を見てたら本当に地震がきて驚いた。
まぁ、神戸は震度2で大した事無かったんですけど
瀬戸内の愛媛・大分・広島では震度5弱を記録した。
日ごろ見慣れている自然の異常はやはり災害の前兆となりうるんでしょうか。

近頃環太平洋地域でマグニチュード6を超えるクラスの地震ばかりで嫌ですね。

Jazzとじじい

2006年06月11日 | 日常生活
週末はたいてい三ノ宮・元町にある喫茶店のどれかで読書することがまた増えてきました。
他にやることがないのか、と聞かれたら、はいそうです、と答えるしかない。
後は北野周辺を散策したり須磨の海岸をまったり歩くことくらいですかね。
最近の僕の週末は本当にお金がかかっていない。
かかっているのはコーヒーと文庫本とCDくらいなもん。
そりゃあ、一人に戻ったら使う金なくなりますからね。

今日も神戸駅からまったり歩いて布引の滝を見てから元町に戻り
とあるJazzが流れる喫茶店でコーヒーを飲みながら本を読んでいた。
するとピアノソロをかき消すかのようにカウンターのじじいがわめくわめく。
「ゴルフがなぁ~なんたらかんたら」
「阪神競馬場がなぁ~あぁだこうだ」
「ウチのかぁちゃんがなぁ~云々かんぬん」

うるせぇっつうの。
ビル・エバンスも、自分のソロにじじいの世間話をかぶされたくはないと思ってるはずだ。
たしかに、元町には場外馬券場があるため、日曜日元町周辺の喫茶店には
こういった○○どもにかなりの確率で出くわす。
喋るなとは言わないけど、もうちょっと音量を下げてくれ。

こういう日は心の底から損をしたと感じる。
スタバへ行けよ、スタバへ。
それが嫌なら昼間から立ち飲み屋へでも行ってくれ。


困った

2006年06月02日 | 日常生活
会社を出ようとしたその瞬間、電話が鳴り出した。
ナンバーディスプレイで番号を確認する。
あぁ、海外からだよ・・・しかもフランス。

とりあえず自分しかいないので出る。
見事に自分宛ての電話でございましたよ。
ボンジュールはまだいいとしてグッドモーニングはないだろうよ、ガルニエ氏。
すぐさま関係先に連絡を入れると
「明日は土曜日だからさぁ、アンタの方で今日中に片付けてくんないかなぁ」
とは言わないけれど、やはり今日中に答えがほしい様子。
その後フランスと電話&Faxのやりとりをし、関係先に結果を伝えて終了。
「日本の夜中に届くFaxの内容が知りたいんですけど・・・?」
わかりましたよ、明日も会社に行けばいいんでしょ。

せっかく帰って昨晩お土産にいただいた餃子を焼いて食べようと思ったのに
もう食べる気もせん。
まぁ、冷凍庫に入れているのでいつでも食べることができるんですけどね。

さて、上記のような急な用事も困ってしまいますが、
最近本当に困っているのはうちのラップトップPC。
立ち上げからしばらくは何の問題もないのだけれど、
ネットやワード、エクセル等で作業していると
突然強制的に一番下まで画面がスクロールしてしまう。
こっちもマウスで無理矢理画面を押し戻そうとしても
手を休めた瞬間またずずずいと一番下までスクロール。

最近エッチなサイトにお邪魔した覚えもないんだけどなぁ・・・
ウィルスも侵入した痕跡はない。
再起動してみるしかないのかなぁ。
再起動用のディスクは実家に置いてきたままだった。
ネットサーフィンだけならまだいいけど、
自宅で仕事をする場合は本当にどうにかしてほしい。

困った。


*ちなみにこの日記は会社のPCから書き込んでいます。
 普段はこんな風にPCで遊んでいるわけではありませんよ。

5月のCD:その2

2006年06月01日 | CD紹介
コナクリからナイジェリアのラゴスに向かう飛行機は週2便(火・金)しかない。
マルセイユ在住の日本語を流暢に話すフランス人から聞いた豆知識でした。

さて、5月のCD紹介2回目。
・Captain Beyond - Captain Beyond
→変拍子多用のハードロックバンドという印象。んー、なんかどっちつかず。いい音出していると思うんですけど、なんかしっくりこないんですよねぇ。


・Fairport Convention - Full House
女性ボーカル、サンディ・デニー脱退後の、男だらけのエレクトリック・フォーク・ロック。華やかさが抜けた分、骨太さが残り聞きごたえが増したように感じます。


・Flying Burrito Brothers - Sin city (Best)
→やはり自分はカントリーは好きなジャンルではないんだな、と再認識させてくれました。リンダ・ロンシュタッドはけっこう好きなんだけどなぁ。


・Kansas - Two for the Show
→プログレと称される連中の中では若干音がハードだけれど、それでもテクニックはじゅうぶんあるカンサスのライブ盤。当時のベスト的選曲で楽しめます。でも”Dust in the Wind”はスタジオバージョンの方が圧倒的に良いですね。”Lonely Wind”とのからみは良い展開だと思います。


・Mike Oldfield – Ommadawn
→最初の3枚はどれも曲構成は同じなんじゃないの?と3枚のアルバムを聞くたびに感じることだけど、でもやっぱり良いものは良い。ボーカルが入っていないのでもっぱら読書中のBGMとなっています。