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"判断留保"
“僕らしくなくても僕は僕なんだ 君らしくなくても君は君なんだ” 【ハイロウズのNo.1】

耕す私と耕される彼ら

2020-04-06 20:03:45 | homo - 人間
想像してみてください。

あなたは平和で暖かい暮らしをしている。ある日 突然、空から、あなたの体の何百倍も何万倍もの大きさの固い大きなスコップが降ってくる。ザックザックと大地を切り裂きひっくり返しあなたの暮らしをめちゃくちゃにする。家も身体もバラバラに引きちぎられる。家族と引き離され、熱い熱い灼熱の太陽に晒されて、住処も身体も焼き尽くされて干からびてしまう。。。。


庭を開墾した。元はフキや野ユリが生い茂っていたけど、ジャガイモを育てたいと思い、耕した。そのフキやら野ユリやらの球根や茎を取り払いながら。その罪悪感。見れば、何十、何百の虫たちが土のなかで慌て逃げ惑っている。その罪悪感。

すごく後味の悪い、開墾。
開墾とは、侵略だ。

耕すとはこういうことか。
俺の耕しかたが、悪いのか、優しくなかったのか。

「自然農法」とか「不耕起」とか最近はやってるのかな。

草木も虫も、元々、暮らしていた生き物たちをほぼ根こそぎ
文字通り根こそぎ、蹴散らしてしまった。
のたうちまわるミミズ。

元々、暮らしていた生き物たち

ベジタリアンでもビーガンでも。

殺生は避けられないのか。

だから、忘れないように、
自分の手で、育てて食べたい。

それとも育てて取るじゃない、何かがあるかな。
恵を、慎ましくいただくような形が。

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