農ある暮らし☆美味しさサプライズ

昭和初期、青森県南は米のとれない厳しい土地だった。私達、三本木農業高校は当時の食材を栽培し、伝統料理の再現に挑戦した!

年取りの晩

2007年12月31日 | 農ある暮らし
年を越すに当って、毎年の恒例行事の1つ
「雪つり」が行われました。
雪の重さで枝が折れないように縄でつるもので、
豪雪地方ではかかせないものです。
しかし私たちの地域は雪の少ないところです。
雪つりなんかいらないように思えますが、
太平洋側の雪は湿った重いものです。
ですから雪つりが必要なのです。
でも、たいへん美しいと思いませんか?
無駄を省いた機能美というものでしょう。
今日「年取り」です。大晦日や年越しより身近な表現です。
年取りの夜は神様をお迎えする最初の夜なので、ご馳走がならびます。
年越しそばなんて失礼、尾頭付きの魚です。
いろんなところにお神酒をあげてお祈りします。
でもこの風習も、しだいに薄れ、寂しいものです。
何はともあれ、良いお年を。