農ある暮らし☆美味しさサプライズ

昭和初期、青森県南は米のとれない厳しい土地だった。私達、三本木農業高校は当時の食材を栽培し、伝統料理の再現に挑戦した!

ライフスタイルと獣魂祭

2007年12月30日 | 農ある暮らし
三農の農業関係の職員が集まっています。
何をしているのでしょう?
実はこの一年、実習のために失った
家畜の魂に感謝する獣魂祭をしているのです。
この他にも今年、事故なく農作物に恵まれたことを
感謝する奉納も行われました。
三農生は11月に収穫感謝祭をして全校で奉納しているので今回は職員だけです。
どの地方も同じだと思いますが、先人は
農業・自然と神々に対して強い関係を感じ、
年始めや年取りにこのような祭事を行いました。
この地域ではかつて年間100件近い祭事があったといいます。
約3日に1回も行事があった先人は、忙しかったのではないでしょうか?
でも子供たちは、その度に美味しい豆しとぎなどが
食べられるので、楽しみだったそうです。
自給自足的な生活をしていた時代から大きくライフスタイルが変わり
農業は農家にまかせている時代になりました。
したがって、一般家庭ではこのような祭事はなくなってしまいました。
悲しいかな、当然、行事食であった伝統料理も消えていきました。
この獣魂祭も農業を扱う三農だからこそ続けている祭事なんですね。


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