今日は、高松港に寄港していた日本丸の出港日
午後2時に「トウショウレイ」があるということで見学に行ってきました。
ちなみに、新聞などには「登しょう礼」とあり、漢字では『登檣礼』と書くのだそうです。
出航の際の儀礼と聞いていましたが、順を追って中継すると・・・
①出港する時に、実習生がマストに登り破帽
②その帽子を胸にあてて岸壁方向をむきます
③その後「ご・き・げん・よーッ!」の号令で全員一斉に「ご・き・げん・よーッ!」と叫んで帽子を勢いよく振る
④③を三回繰り返した後、マストを下りて右舷(岸壁側の甲板)に一列に並ぶ
その後、
日本丸はタグボートにひかれて船体を傾けながら離岸。
強風の中、汽笛が「ボーッ!・ボーッ!・ボーッ!」と鳴ったとき、
知っている人が乗船しているわけでもないのに、なんとも切ない気持ちが胸をよぎりました。
自動車や、汽車、飛行機とも違う感傷的な気分です。
船体の美しさでしょうか?岸を離れるあの独特の速さのせいでしょうか?