流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

夏日

2011年04月27日 | 日記
夕方から
雷がなる本降りになりましたが
午前中は本当に初夏の日差しの最高気温29.7度

写真は三木町の白山(しろやま)
いつも東側から見るばかりなのですが
今日は久方ぶりに南側から見た白山です



建物からでて
この景色を見たときは
なんときれいな、のどかな風景だろうと思いました

ため池と円錐形の山
まるで、絵にかいたような讃岐平野の風景です

実は・・・

この眺めを見ることができるのは
三木町にある「しずかの里」・・・つまり火葬場です

おそらく
ここに来られる方がこの景色を目にしても
「ああ、きれいだ」と、感じることはできないでしょう
親しい方の野辺送りに来られるのですから当然のことです

でも
この施設を設計した人は
親しい人を送るという悲しみの中にある人を
せめて、この景色で慰めることができればと考えたのではないか?

そんなことを考えた白山の景色でした
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