流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

谷川俊太郎さん

2012年11月08日 | 日記
11月6日付けの朝日新聞に
谷川俊太郎さんの詩が 掲載されていました


それって・・・
と言うことが多い世の中

お前さんは どうだい?
お前さんは どうなんだい?と
心にグサッと 刃で切り込まれたようで

心が ザワザワとする 谷川さんの詩でした


以下、谷川さんの詩を



心は
 

見えてしまうものに
目をつぶる

聞こえてくるものに
耳をふさぐ

臭ってくるものに
鼻をつまむ

叫びたいときに
口をつぐむ


心はときに
五感を裏切り
六感を信じない

心はときに
自らを偽っていることに
気づかない


(注記)新聞紙上では縦書きのため
    本ブログでは読みやすいように
    1行分空けてあるところは、新聞紙上では、詰まっています
    2行分空けてあるところは、新聞紙上では、1行空いています    
コメント
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