冬になると埼玉には、何箇所か白鳥が来るところがあります。
川越の少し先、川島(かわじま)というところをいつも通るのですが、川越街道に「白鳥飛来地」という看板があるのです。
いつもちょっと気になっていたのですが、先日、とうとう行ってみました。
北海道に行ったときに、白鳥にパンをあげたことあったので、パンもちゃんと持っていきました。
そこは、看板が一つあって、臨時の駐車場があるだけでした。
駐車場の前の土手をあがって下りたら、枯れた背の高い草原で、草原を左右に分けるように細い道がついていて、ほんの10メートルくらい先が川原でした。
あまり広くはないけれど、小さい丸い石が並んだきれいな川原でした。
この川原は一見何のへんてつもないのですが、ごみが一つも落ちていないのでした。
川原というのはたいがい汚いものなのに、火を燃したあともなく、汚くなっていたりもしていないのです。
なんでもない場所に見えて、白鳥のためにちゃんと掃除をしたり管理をしてくれているのですね。
日曜日だったからでしょうか、中年の夫婦などが4,5組来ていました。(そういう私達も中年の夫婦だけど)
大きな望遠レンズのついたカメラを持ったアマチュアカメラマンも2,3人いて静かに盛り上がっているようでした。
白鳥は30羽から40羽くらいいたでしょうか。
人がいる川原の前にちゃんとみんなで浮かんでいるのでした。
パンをあげると、ここの白鳥は激しく先を争うようなことはしないのでした。
浅い水辺の最前列にはえらそうな白鳥が何羽か立っていてにらみを利かしているようでした。
このえらい白鳥は先にえさを食べる権利があるようなのです。
でも、白鳥はえさを食べるためにすばしこく移動したりしません。
その場所から首を動かすくらいで食べられる時だけ食べるのです。
だからえらい白鳥もえさを先に食べる権利はあるのでしょうが、届かない場所のパンは別のえさの近くにいる白鳥が食べるのです。
そういう時、えらい白鳥は少し怒った風にえさを食べた白鳥を見るのでした。
きらきら光る水面に浮かんだ白い白鳥と、川原では10数人のおじさんとおばさんが静かに相対しているのです。
風のない暖かな日で、のどかな平和な景色でした。
川越の少し先、川島(かわじま)というところをいつも通るのですが、川越街道に「白鳥飛来地」という看板があるのです。
いつもちょっと気になっていたのですが、先日、とうとう行ってみました。
北海道に行ったときに、白鳥にパンをあげたことあったので、パンもちゃんと持っていきました。
そこは、看板が一つあって、臨時の駐車場があるだけでした。
駐車場の前の土手をあがって下りたら、枯れた背の高い草原で、草原を左右に分けるように細い道がついていて、ほんの10メートルくらい先が川原でした。
あまり広くはないけれど、小さい丸い石が並んだきれいな川原でした。
この川原は一見何のへんてつもないのですが、ごみが一つも落ちていないのでした。
川原というのはたいがい汚いものなのに、火を燃したあともなく、汚くなっていたりもしていないのです。
なんでもない場所に見えて、白鳥のためにちゃんと掃除をしたり管理をしてくれているのですね。
日曜日だったからでしょうか、中年の夫婦などが4,5組来ていました。(そういう私達も中年の夫婦だけど)
大きな望遠レンズのついたカメラを持ったアマチュアカメラマンも2,3人いて静かに盛り上がっているようでした。
白鳥は30羽から40羽くらいいたでしょうか。
人がいる川原の前にちゃんとみんなで浮かんでいるのでした。
パンをあげると、ここの白鳥は激しく先を争うようなことはしないのでした。
浅い水辺の最前列にはえらそうな白鳥が何羽か立っていてにらみを利かしているようでした。
このえらい白鳥は先にえさを食べる権利があるようなのです。
でも、白鳥はえさを食べるためにすばしこく移動したりしません。
その場所から首を動かすくらいで食べられる時だけ食べるのです。
だからえらい白鳥もえさを先に食べる権利はあるのでしょうが、届かない場所のパンは別のえさの近くにいる白鳥が食べるのです。
そういう時、えらい白鳥は少し怒った風にえさを食べた白鳥を見るのでした。
きらきら光る水面に浮かんだ白い白鳥と、川原では10数人のおじさんとおばさんが静かに相対しているのです。
風のない暖かな日で、のどかな平和な景色でした。