2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

バブルのお金のこと 4

2008年04月11日 | お金のこと
バブルゲームで使うお金はこの世で流通しているお金と同じものです。

バブルは土地や株などに発生しやすい性質をもっていて、その土地や株の実際の価値とどこに区切れ目があるのかはっきりしません。



バブルゲームを自分のお金だけでやれば、その人が損をするだけで世の中には影響は少ないでしょう。

でも、普通の人達が働かないで大金を手に入れるために、より多くのお金を”場”ににつぎ込みたいわけです。

それで、借金で”場”を張る仕組みが作られました。

このゲームはバブルになってからが危ないけど儲けも多くて興奮するわけです。

ゲームに夢中になっている人が、現在の状況をバブルだと意識しているのかどうか分かりませんが、たとえ分かっていても、知らない振りをしてゲームを続けたいと考えているはぜです。

ゲームの参加者が多くてみんなでどんどん買えば、どこまでも値を上げることはできるのです、ただし、高値にもはっきりしたものはないので、どこが高値かわかりませんが。

みんな、「そろそろだろうか?」と、腰が引けてくるころというのがあるのだと思います。

高いうちに売らなければなりません。

株の場合は、企業の業績とか、為替の動向によっては、急に値下がりすることもあるので要注意です。

素人は早めに売ったほうがよいのかもしれません。

バブルゲームの醍醐味は最後のババを引かないようにいかに高値で売り抜けるか、にあるようです。

この世のお金でバブルになってからの実体の無い隙間の値上がり分を買うのです。

膨らんでいるうちにうまく取れればゲーム上手な人です。

ここから先はバブル、この世のものではないときちんと意識しなくてはいけません。


境目のあいまいな、実態のあやふやな価値を作って(値を吊り上げて)儲かったところで売るということを、わざとやっているのだと思うのですが、ちがうでしょうか。

どうして、こんなことが放置されているのでしょう?

これがあるから面白いという核心なのでしょうか。

株でもうけるというのはこの隙間を突くことだったのでしょうか。

だとしたら株式市場というのは、大の大人が紳士の顔をして立派な建物の中で馬鹿な遊びをしているものです。

「人としてやってはいけないことなんじゃないでしょうか?」

なんて、小学生の学級会みたいなことを言っても始まりません。

これからもまた問題は起きるでしょうに。

それを、面白く眺めてみようと思います。そうなっているんだから。



思うに、お金持ちの方々はちゃんと知っていて、昔から上手に利用しているのだと思います。

分かって入れば、損をしないように使えるシステムじゃありませんか。

だからって、情報の最下流にいる貧乏な素人が急に参入してもカモになるだけです。

証券会社は、主婦だの停年退職者だのに「株の知識の講習会」だのと言って、盛んに呼び込んでますね。

教えてくれるのはたぶん、チャートの見方とか、末端の枝葉です。核心の部分は知らされません。

証券会社というのは、手数料で必ず儲ける胴元なのです。

この世の大事なお金です。大事に使いましょう。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。