猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

パリスストーリー、保護してからがはじまりです。

2018-01-24 21:43:33 | TNR活動とその他

仕事場での保護になるパリスちゃんです。

この部屋に他に猫はいません。暖房は19度設定。

保護され、2段ケージにはいってもらったパリスちゃん。

トイレに篭城します。

ここならいつでもおしっこできますね。

2日目 見に行くとトイレからでていました。

おしっこはできていて、ごはんは食べていません。

3日目 まだごはんを食べていません。

初期医療処置をするためネットに入れて、病院へ行きました。

ウィルス検査(ー)、ワクチン接種、レボリューションをしました。

 

皮膚の状態ををみてもらったら、のみの糞もないし

皮膚もきれいなので、シャンプー、トリミングは

もっとなれてからがいいでしょうと先生が判断してくれました。

確かに、今シャンプーしたら、恐怖ですよね。

毛玉で死ぬ事はないので、いつでもいいと言われていました。

私たち、長毛の猫のケアに不慣れです。

長毛の猫を飼ってる方は、毎日ケアをしていて、外で暮らす

大変さを知ってるので、私たち以上に、心を痛めていました。

 

それよりごはんを食べていないのが問題と

食欲増進のお薬をなんと素手で口を開けて

内服させてくれました。

先生、すごい!とつい叫んでしまいました。

 

それにしても、パリスちゃん、だいぶと大人しい子です。

保護して、こんな大人しい子、はじめてです。

拍子抜けしました。

ケージでもまったく暴れておらず、なんの乱れもありません。

普通野良の子をケージに入れると、大暴れ、段ボールや布は

噛みちぎり、フードや水はこぼれ、トイレも裏返ってる事も

今までありました。大抵の子はそうです。

 

それが、触っても身もよじりません。

完全フリーズなのです。

もともと大人しい温厚な猫さんなんでしょうか、、、、。

あるいは、捨て猫だったのかもしれませんね。

これって捕獲しないと分かりません。

固まる猫の方がなれるのに、時間がかかるような気がしますが

気持ち的にお世話は、楽です。

少しは落ち着けるように、段ボールをいれてみました。

中にははいらず、上に登っています。

そういえば外でもいつも高いところに

座っていたのを思いだしました。

4日目 ちゅーるがけウェットごはんを食べていました〜

お薬がきいたのかな。よかった〜

素手で触ってみました。

顔周りにびっちり毛玉はあるけど、体は大丈夫です。

おでこも首筋もどこでも触れます。

すこしづつブラッシングもはじめました。

どの保護猫もそうですが、保護されてよかった、幸せになったね

と思いますが、それで終わりではありません。

パリスは、今は、まだ全然幸せではないのです。

保護生活は、幸せになるため、長い道のりのはじまりです。

パリスが家の中での生活に慣れるまで時間がかかります。

その間、居場所が必要であり、毎日お世話をしてもらい

必要な医療ケアをして、人馴れしてもらって

やっと里親さん探しがはじまります。

 

でもパリスちゃんには、すでに保護を申しでてくださる方が

おられました。

これは、すごいことです!

長く外にいた猫を家にいれるというのは、勇気のいる事です。

人馴れに時間がかかります。

なれないかもしれません。

先生もベタベタするタイプではないでしょうねと言われてました。

その方は、家庭内野良でもかまわないといわれていました。

 

病気があるかもしれません。

Felv(猫白血病)は無理だけど、Fiv(猫免疫不全ウィルス感染症)

でも受け入れますと、、、。

なかなかここまで言ってくださる方はおられません。

 

うちも猫を保護する時は、すべてを受け入れる覚悟です。

ウィルス検査は、いつも祈るような気持です。

それでもFelvでもFivでも、里親が決まらなくても

いったん保護すると決めたなら、最後まで責任が生じます。

里親さんが決まるその日まで、途中で放り出す事はできないのです。

だから次々とたくさんの猫を保護することはできないです。

 

その覚悟をしてくださった方は、長年猫を救って来た方でした。

胸を借り、一歩踏み出せたのは、その方がいたからこそ。

パリスちゃんに運もあったでしょう。

確かにパリスちゃんは、美しい猫です。

こんな猫そうそういませんね。

見てるだけで人を幸せにできる美貌があります。

私たちは、外で苦労して来たパリスを見てるので

そのすべてが愛おしいです。

 

ゴミの中にいても、ケージにいても

気品あふれる貴婦人のままです。

 

でもかわいい、かわいそうだけでは

猫を保護する事はできないのです。

1匹の猫を幸せにする、それは大変な事ですが

優しい人の気持ちで、ここまで来る事ができました。

みんな応援してくださるでしょう。

 

さぁ、これからが、はじまりです。

パリスが本当の幸せをつかめるよう関わっていきたいです。

 

 



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