猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

猫の遺棄や虐待は犯罪です。通報したのに、、、、

2022-09-02 14:46:22 | Cat'sdaylife.物販、啓発活動、猫ともクラブ
猫ともさんが経験され、猫ともクラブで
共有したお話しなのですが
広く皆さんに知ってもらうことが必要と
啓発目的で発信させていただきます。

こんなことが2度と起こらないように
したいです。

遺棄や虐待が起こっても
犯罪として扱ってもらえないことが
すごく問題です。
遺棄や虐待の禁止


8/5富田林市桜珈琲の裏山の細道の垣根に
長い間キャリーに閉じ込めて餌も与えず
糞尿まみれで褥瘡ができていたような猫が
下半身が動けなくなって
前足だけで這い出た状態で
朝から昼過ぎまで放置され
大雨に打たれていました。

脱水でもう身体が硬直して
見つけた人は死んでると思ったそうです。


去勢済みマイクロチップなし。
1〜2歳と若く、こんな目にあっても
人が好きなかわいい子です。


発見者さんのブログがありますので
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

あるネコのお話
https://ameblo.jp/aruki1375/entry-12757597763.html
時系列が分かりやすいです。


虐待の中に適切なお世話をしないネグレクト
というものがあります。
殴る蹴るなどの暴力を振るわなくても虐待です。
これはそれにあたります。
邪魔になったからとかアレルギーがあるからとかで
そんな行為をしたのでしょうか。

生き地獄のようなつらい日々だったと思います。
こんなに痩せて褥瘡ができるまで放置されていました。
糞尿と血と膿の匂いが充満していたそうです。
皮膚炎も起こしていました。
褥瘡もひどいです。
猫の褥瘡って初めて見ました。

どうしても飼えないなら里親さんを
探したらいいんです。
周りに相談しましょう。


どうみても遺棄虐待であるのに
警察は「落とし物ちゃいますか?」と
周りの人が捜査をしてほしいと頼んでも
現行犯ではないから遺棄として取り扱えない
と拾得物として処理しました。

2週間が経ち、所有権が
保護主さんのもとに移りました。
キャリーは廃棄しますとのことでした。

ブログによると、先にここの土地の人が
保健所に連絡をしていて
職員はこれは明らかに捨て猫なので
警察に通報してください
といって帰ったそうです。
これは動物行政が遺棄として
判断してますね。

もうひとつ、警察は到着してすぐに
発見者に保護のプロなのか
一般人なのか問うています。

これでなにか対応が変わるのなら
おかしな話です。

2018年にあった遺棄も最初は
お届けものちゃいますか
と言ってたんですけど
弁護士に確認をとったら
遺棄に変わりました。

一般人の通報では
事件として扱ってもらえないようです。
虐待は獣医師は虐待や殺傷と疑われる動物を
診察したら通報の義務があります。
獣医師に通報してもらいましょう。

あとは告発をする手段があります。
大阪府警やアニマルポリスにも
相談してみましょう。

落とし物なわけがないです。
こんな分かりやすい遺棄や虐待と
見られる事件を犯罪として
取り扱わないことに
大きな問題があると思います。

動物愛護法が改正されて厳罰化されても
それを取り締まる警察が犯罪として
取り扱わないなら
動物愛護法はなんの意味もありません。


動物に興味のない人はたかが動物でしょう
と思うかもしれません。
それは怖いことです。
自分の子どもがなんらかの事件に
巻き込まれていても事故ですね
で済まされる可能性があるんです。
現にそんな事件なんて山ほどあります。

動物だからと犯罪を軽視することは
あってはなりません。
警察が犯罪を取り締まってくれるから
私たち市民は安心して暮らせるのです。
それが機能していないということは
安心して暮らすことはできません。

割れ窓理論というものがあります。
どんな犯罪も軽視してはいけないのです。


誰もがこのような猫を見つけてしまう
可能性があります。
それがこのような対応しか
してもらえないと困ります。

保護主さんはあまりにショックで
この猫ちゃんの受けた苦しみを思うと
やはり悲しくてつらくて悔しくて
憤りを感じておられます。
見聞きした私たちでさえこんなに
胸が苦しいのに当然です。

起こってしまったことは取り返せないけど
もう2度と起こらないようにすることが
大事なんです。

猫ちゃんは保護主さんの賢明な看病のおかげで
少しずつ元気になってきています。
動かなかった足もよたよたと歩けるまでに
なってきました。

生きてくれていて本当によかった。
奇跡だと思います。
強い子です。

第一発見者さんが保護主さんにつないで
救おうとされなければ
警察からセンターに収容され
それまでに亡くなっていた命だと思います。

職員さんもこの状態では
うちでは救えないと言われていました。


時間外で見てくださった動物病院の先生も
死ぬだろうと思っていたようで
診断ミスを詫びておられたそうです。
生きるぞ!

この猫ちゃんは幸せに暮らせます。
保護主さんは今までもたくさんの猫を
幸せにしてくださってきた素晴らしい方です。
そこは何も心配はいらないです。


猫ともクラブではこのようなことが
起こらないよう対策を考えていきます。
11日法律事務所にお勤めの中山議員さんに
相談してますのでこれからどうしていけば
いいか話し合います。

どうぞお集まりください。

遺棄や虐待のない社会をみんなで作りましょう。
一人一人の意識を上げていくしかありません。



コメント
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