猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

12月富田林議会傍聴、命に優しい街へ

2020-12-13 23:04:36 | Cat'sdaylife.物販、啓発活動、猫ともクラブ
思い返せば
去年はじめて富田林市で猫の問題が
中山佑子議員の質問で議会にあがりました。

猫の看板やこども議会のこと
命の教育が必要であること
不妊手術の助成について
どうぶつ基金の行政枠の取り扱いのこと
などを取り上げてくれました。

1年が経ち、その進捗状況を
中山佑子議員が再び
議会にあげてくださいました。

その前に中山議員さんと環境衛生課へ行き
私たちに来る高齢者の飼育放棄などの相談案件や
全国で多発している多頭飼育崩壊のこと
などのお話もさせていただきました。

早めに手術をして、増えないようにする
飼えない猫は早めに預かり先を確保する
未然にトラブルを防いでいきたいです。

地域猫活動の推進も大事ですが
まずは適正飼育を啓発する
高齢者の猫問題
家族や親戚、近所の人、友人知人
福祉の方が目にされます。
相談窓口や連携が必要です。
未不妊の猫がいたら
速やかに手術できるようにするのが
大事ではないか
それがお金がかかるのでは手術が進みません
という話をさせていただきました。

それを受けて
*富田林市は令和3年度春よりどうぶつ基金の行政枠の
申請を開始すること
*また地域猫活動は大阪府の動物愛護基金をつかって
展開していくこと(現在コロナで中止)
*高齢者の猫問題に関しては、福祉の分野との連携を
取り入れていく考えであること
*市民に適正飼育をしっかり啓発していくこと
などを答弁されました。

誠意のある素晴らしい
答弁をありがとうございました!

看板問題は同じような答弁で
なかなか進展がないのが残念です。
ぜひ町会と何度も話し合いをもたれて
適切な内容の看板の設置をお願いしたいです。

また住之江区にある大阪市のワンニャンセンターの
視察見学にも議員さんと行ってきました。
所長さんにご案内いただきました。

ワンニャンセンターでは、ここ2〜3年で
譲渡が進み、殺処分は減少しています。
子猫も200g弱から、事務所で哺乳したり
生後5か月ころから不妊手術もされています。

この日は断脚した子猫がおり
里親さんを探されてました。
(うちにも断脚した猫がいて
里親さんもみつかった
というお話ができました!)

犬もしっかり訓練を受けて
新しい家族を探されていました。
民間と連携をとって譲渡をすすめています。
大阪市には街ねこ制度があり
地域のTNRを行っており
年々、引き取り数も減少しているそうです。

こちらも府議会の方に
あげていただけるとのことなので
また注視していきたいです。

大阪府の動物愛護センターアニマルハーモニーは
近所の方が野良猫問題を相談したら
ほっておいたらどこかに行くから
といわれたそうです。
手術をしたいと言っても、病院も
地域のボランティア団体もTNRも
教えてもらえなかったそうです。
猫に石をなげる人がいると相談したら
猫には当たらないからと言われたとか、、、
地域猫活動は推進していない
とも言われていました。
各自治体に一任しているとのことで
市は府の方針で動いてるといわれて
市民は困っています。

このままでは街に不幸な猫が
あふれかえってしまいます。
公園のポスター
ほぼ餌やり禁止看板です。
このように具体的に啓発してほしいです。

大阪市の公園サポーターさんグループが
区役所から環境美化に努められた活動を
表彰されたそうです。
大阪府下の公園には
このような制度がありません。
先日も適正な餌やりをされているのに
警察に通報されて、餌やりさんは
悲しく惨めな思いをされ
元気がありませんでした。

同じことをしているのに
このような違いがでるのは
地域に地域猫活動の制度がないからです。

この街の片隅に猫が増えないように
お世話をがんばっておられる方がいます。
どうか改善してほしいです。


どこでも猫の問題が起こっています。
個人でその繁殖をおさえてはいますが
かなり無理のある活動です。

見て見ぬ振りのできない
猫ボランティアと言われる
ただの一般市民が生活を犠牲にして
自己資金で細々と周りの出会った猫を
TNR管理したり、保護譲渡していますが
限局的ですし
一向に地域の理解が得られません。

この活動は猫好きの猫のための活動
ではありません。
地域の環境を改善する市民公益活動です。
地域のことは地域で解決する。
行政や猫ボラが解決するのではありません。
自分たちの住む町のことなのですから
住民に当事者意識を持ってもらうことが
いちばん大事なことです。
地域に猫が繁殖すると
考えの違いで、猫好きと猫嫌いで
猫が可哀想、迷惑だと
対立構造を産み、トラブルに発展します。

不適切な飼育が外猫問題につながります。
猫を不幸にした加害者はもういません。
猫だけが地域にいて、被害者同士でもめています。
もめても猫はいなくなりません。
地域で猫のトラブルが起きないように
考えだされたのが地域猫活動です。

地域住民主体での活動です。
行政、ボランティアの3者恊働で
猫の不妊手術に取り組み、餌やりやトイレの設置
などルールを決めて、猫を管理して増やさない
環境美化に努めます。

人と猫が共生できる住みやすい街をめざします。
その行政の役割は大きいです。
地域猫活動を広報、周知、手術の助成
コーディネートします。
猫ボランティアはアドバイスやサポートです。

行政にしかできないことがたくさんあります。
行政がその役割を担ってくれないと
いつまでも餌やりでもめて
TNRしたとしても
地域の住民トラブルとなってしまいます。

地域のことは地域で解決できるよう
手助けをしてほしいです。
そのためのお手伝いなら猫ボラもがんばれます。

富田林市には地域猫活動の制度がなく
猫トラブルの多い街でした。
でも古くから猫の活動を
頑張ってる方は多いのです。
もっとみんなが力を合わせたら
いい方向へ進むと思います。
来年こそは命に優しい街へと
一歩、踏み出したいです。

猫ともクラブも1月31日に開催予定です。
またお知らせいたします〜
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする