猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

8月のTNR活動 見守りできる環境が必要〜!

2019-09-01 21:52:08 | TNR活動とその他

2017年のTNR現場です。

不法投棄現場に猫が30匹ほど繁殖していました。

ほとんどの猫がここで産まれた猫です。

チームを組んでTNRをして

今、見守り管理をされています。

1匹も子猫は産まれていません。

新しく居着いた猫はまたTNRしてもらっています。

猫の数は、すこしづつ減っているものの

まだ健在な猫の方が多いです。

 

でもあれから2年半が経ち、猫が確実に老いてきてます。

外の猫は消耗が激しい

体が家の中の猫より

断然劣化してます。

 

毎日ごはんをもらってはいるものの

お外の猫は雨風にあたり、警戒心を持ちつづけ

ストレスが多く、睡眠時間が少ないです。

この夏、くしゃみさんことミーシャが

ごはんを食べなくなり、痩せてしまいました。

でも毎日、顔を見せます。

年はもう6〜7歳くらいだそうです。

 

もともと慢性的に猫風邪をもっているんですが

悪化してしまったんでしょうか。 

治療すれば治るかもしれません。

預かりさんがいるので保護して

病院へ連れて行きたいとご相談がありました。

 

ただごはんを食べないので捕獲できないんですね。

私たちが見に行くとぽつんと田んぼにいました。

こんなところにいるところは見た事がない

と言われていました。

 

元気なころのミーシャ(2017年春)

餌やりの時間になればでてくるのは習慣なのでしょうか。

いつも1番に出て来てた美人のミーシャ。

子猫みたいに小さくなってせつないです。

人なれしていませんので

わたしたちはそばにはいけません。

 

唯一そばに行ける餌やりさんにタモ網を渡して

チャレンジしてもらったのですが

うまくいきませんでした。

 

猫って餌やりさんは自分を捕まえないと思うから

油断してるんでしょうね。

向こうを向いてたから、絶好のチャンスだったのに!!

しっかりした足取りで逃げてしまいました。

あとはミーシャが決める事です。

保護されたいなら、またチャンスがあるはず

自然に任せる事になりました。

リブちゃんの姉妹のリサです。

きれいな三毛になりました!

餌やりさんの一番のお気に入り。

抱き上げもできます。

名前を呼ぶと返事をします。

もう1匹の兄弟のライトも健在。

こちらもずいぶん甘えてくれるようになったとか。

新入りボスのライムくん

すごいかわいいお顔してる茶トラ。

しっぽピーンとたてて、外で投薬もできるそう。

捨て猫か迷い猫なんでしょうね。

 

ただ現場の猫と折り合いがあわず

保護して里親さんを探したい

という気持ちはあるものの

大人猫を簡単に保護できる環境にありません。

猫活動家のみなさん、すでにたくさん家の中に猫がいるので

猫と折り合いが合わない猫の保護って難しいです。

ここの現場、毎朝晩ごはんがもらえます。

そして見守り管理の方がきて

しっかりみてくださっています。

なにかあれば投薬もしてもらえ

怪我して保護されたボス猫オールドも

今は譲渡され、飼い猫になりました。

 

わたしたち、つい外の猫をみると

悲観的な目でみてしまいます。

飼い主のいない猫たち、、、

猫が好きですから、危ない外にリリースするのは

ものすごくつらいことです。

 

でもここの猫をみてると、こんなに愛情いっぱい

お世話してもらって

幸せな子たちだなーと思ったんです。

家の猫と比べる物ではないですが

決して不幸ではないと思いました。

今、外の猫すべて保護する事、不可能です。

お外で生きている猫はできるだけ

地域で一代限りの管理をする活動が必要です。

TNRをもっともっとすすめないと

猫の強い繁殖力に

子猫ですら保護がおいつきません。

 

今年の夏はうちも子猫の襲来に苦労しました笑。

いまも家に子猫がいて、また新しく来てます。

 

もっとTNRをすすめることに力をいれないと!

抱え込まないようにしないと!

毎日が猫のお世話にかかりきり!

保護は個人負担が大きいです。

痛感しました。

 

ここの現場のようにリターンして

地域でお世話できるような環境を

もっと作らないとならない

保護せざるをえない子猫が外で産まれないように

しないといけないんだと改めて思いました。

 

私たちのTNR活動も6年目になりますが

餌やり管理をしてもらえるところ以外の

TNRはしないことにしています。

誰が餌をやってるのか分からないTNR現場で

TNRって継続管理ができないんですね。

これをしないとまたすぐに元通り

終わりのない活動になってしまうからです。

 

TNRは苦肉の策ですが、それが結局

人にも猫にも地域にも

みんなに負担が少ない

私たちが飼い主のいない外の猫にしてあげられる

最善の方法なんだと思いました。

不幸な猫を増やさないために

もっとTNRを進める事が必要なんです。

 

いつも大変な見守り

愛情いっぱいのお世話

ありがとうございます。

ミーシャ、みんな心配してるよ。

またでてきてお顔をみせてね。 


 

 


ブログランキングに参加しています。

にほんブログ村 猫ブログ 猫 里親募集へ

里親募集(猫)ランキングへ

にほんブログ村 猫ブログ 猫 里親募集へ

にほんブログ村

地域の猫は地域で見守ろう〜

応援ありがとうございます

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする