宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

2021/12/15 恐怖のない人生

2021年12月15日 10時51分29秒 | 宇宙の法則

 私淑する中村天風翁の言葉を中村天風財団のメルマガより引用連載します。



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■  中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話

2021/12/15 恐怖のない人生
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人間がいろいろのことを恐怖するのは、
その心の使い方が肉体本位に
偏っているからである。

真我を本位として考える時、
それが何ものにも犯されない
絶対的のものだから、
いささかの恐怖感も感ぜぬことになる。

われわれがこの荘厳な消息を
正しく信念するならば、

今まで心に感じていた「恐怖」は消え去り、
かわりに勃々(ぼつぼつ)たる勇気が
心にみなぎってくるのは必然である。

西哲も「恐怖を感ぜざる人生は
神の世界に生きるに等しい」といっている。

中村天風

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▼肉体を「我」と思うと安心できない
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(以下、『心を磨く』第1章より引用抜粋)

「我とは、心でもなく肉体でもなく、
生命エネルギーの中枢を把握する
尊厳なる気なり」
と断定しなきゃいけないんだよ。
 
これが一番自分を安心して人生に生かす
秘訣です。
 
どんな場合にもそういう
気持ちで生きられると、
虚心平気、安心立命、

病が出ようが、
人生の事柄に変化が出ようが、
心まことに何らの波風立たないという状態に
なりうるんです。
 
肉体を我なりと思えば、
常に肉体の変化が心に絡まって、
ちょいとでも安心できません。

恐怖の大部分は、
肉体を考えるために生ずるんですよ。
 
昔の禅のほうでもこういう歌があるね。
「身を思う心ぞ心苦しめん 
身を思わねば命安けり」
 
それは確かにそうだよ。
体を思うからこそ、
心がいろんなことを心配するんだろ?
 
体を忘れているときには、
体がどう悪かろうと、
心は決して体を考えていないんですから、
命の全体は安らか。

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