奥道後とやくざ映画

博奕打ち外伝[公式]




36,657 回視聴 15 時間 前に公開済み
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※ご視聴にはプライム会費のほか、1ヵ月499円（税込）の会員登録が必要です。詳しくは上記URLをご覧ください。

隔週金曜日21時からは東映制作の映画を配信！
7/26(金)からは「博奕打ち外伝」
【配信期間】2024/7/26(金)21:00～2024/8/9(金)21:00

公開日：1972年7月30日
本編尺：91分
色：カラー

【解説】
鶴田浩二！高倉健！菅原文太！松方弘樹！そして若山富三郎！
空前のオールスターで描く任侠超大作！

【ストーリー】
喧嘩と博奕に明け暮れる明治中期の北九州・若松。この一帯を縄張りに持つ睦会宗家の総長・浦田が引退し、その跡目を大室一家の組長・大室弥八に譲った。だが、この表明により、跡目をめぐる抗争が勃発。九州一の大勢力を誇る一家の二代目争いだけに、その闘いは壮絶を極めた。任侠道一筋に生きる一匹狼の川船頭組頭・周吉（鶴田浩二）、掟を重んじ仁義を貫く総長の実子・栄次（高倉健）、暴れん坊の一匹狼・鉄次（菅原文太）、組のため一家のため悪を承知で突き進む大室の代貸・滝（松方弘樹）、一家と子分のために心ならずも滝とともに地獄を歩む組長・大室（若山富三郎）。男五人五色、それぞれの意地を賭けて相争う激しい生きざまを、東映任侠オールスター大競演で描いた火花散る迫力編。

【キャスト・スタッフ】
出演：鶴田浩二、菅原文太、若山富三郎、松方弘樹、伊吹吾郎、浜木綿子、金子信雄、高倉健
監督：山下耕作／脚本：野上龍雄





　宝島の店番をしながら、つい観てしまう（まだ途中）。

　思えば、私が小学生の頃、商売屋で忙しくしていた我が両親は、それでもたまには家族孝行をしてくれた。
その中で一番多かったのが、当時出来たばかりの奥道後へみんなで遊びに行くことだった。
昔の軽トラの荷台には、オプションとして座席を設置する仕組みがあった。
子供なら三人が掛けられる座席に、兄弟三人が座って、そこに幌が掛けてある（歳の離れた末弟はまだ産まれてなかった）。
それは、積み荷を風雨から保護するためのものだから、当然のこと、窓なんぞは無い。
だから、時々ジッパーを上げて空気を入れたりしながら２時間余りを耐えねばならない。
子供の２時間は長い。
なので、帰りはいつもうんざりしたものだ。

　とは言え、家族でたまの日曜日に出掛ける奥道後は愉しみだった。
ジャングル風呂、ゲーム棟、レストラン等々、丸一日家族で遊んだ。
そうそう、金閣寺と同スケールの建物やフラミンゴショーなど、次々と展示物やイベントも増えていった。
正しく、昭和の経済成長を絵に描いたような施設、それが奥道後だった。

　その中に、映画室も二部屋あって、その一つは大抵がこの東映ヤクザものだったと記憶している。
その手が好きな父親と私はいつも並んでそれを観たものだ。

　その頃、絶頂だったのが、鶴田浩二。
高倉健が世に出る少し前、ヤクザ映画と言えば、鶴田浩二と池部良、このコンビと相場が決まっていた。
菅原文太の『仁義なき戦い』が生まれる少し前だ。

　なので、この映画は丁度その過渡期のものではないかと思われる。
　　

　いずれにしても、我が家族の遠い昔の記憶とともにそれらはある・・・