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鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

【22-1】間違ったところと反省

2010年06月21日 | 22-1(第52回)~22-3(第54回)

(23.2.5  表題若干変更)

A 書き取り・四字熟語の意味

(二)
6 消しゴムのかす ○5-1Y 19-1K ×糟
 意味がonlyな訓です。以前と同じ間違いをしました。

7 教育界にひえきする所がある。 ○裨(俾)益17-2K 19-1K 20-2K ×稗益
 部首間違い病です。これも以前と同じ間違いです。

8 泣きじゃくって ○ ×熱
 onlyな訓です。新出でしょう。ただ、「じゃくる」と連濁なので難しい。「辞典」の見出し語に、【泣き噦る】はあります。

14 濁世の汚埃をせんぜいする。○蝉蛻18-3Y ×洗撕
15 せんぜいして行動の可否を決する。 ○占筮  ×瞻?
 
  この同音異義語は難しかったです。 何れも「辞典」の見出し語にあります。蝉蛻は、読み問題から書き取り問題への転化です。

 また、「問題と解説」120頁に同じ熟語の同音異義語問題が載っています。ただ、「問題と解説」の文例は易しいのですが、本試験のこの文例から、この熟語を想起することは難しいですね。

 特に、「辞典」によると、蝉蛻は、蝉の蛻という意味の他に、【蝉脱】=俗世間を超越すること。解脱 と同義とあります。この意味まで知っておかないと想起できないでしょう。「日国」には、用例として、「古事記」や「史記 屈原伝」が挙げられています。

 なかなかこういう境地にはなれないし、筮いで行動も決めないから、どちらも解けませんわね。

(三)4 おおづつ ○  ×金+貢
 よく間違う国字です。国字くらいは見直しておくべきでした。
 

(五) 問1
1 きんおう無欠15-2K 19-2K ○金甌 ×金?
 これは、以前よく間違って、単語札も作ってありました。こういうのも直前に見直さなければいけないなあ。

3 なんこう北暢 ○南洽 ×南訌
 新出でしょう。あおむし様の自作問題には、当然載っており、その時も間違ったので、「四字熟語」の洽にがしてありました。こういうところだけでも見直さないといけないですね。

6 老驥ふくれき6-1K 18-2K ○伏櫪 ×伏
  これも頻出ですから間違ってはいけないですね。櫪(くぬぎ・かいばおけ)に伏すと憶えておきましょう。以前は書けたのに、いつのまにか忘れてしまうのがあるから難儀です。

 なお、は配当外です。「大漢和」によると、(レキ・リャク・う(つ))=撃=擽とあります。以前、配当外の漢字を76字まで学習しましたので、これが77字です。

問2  時間の貴重なことのたとえ ○オ尺璧非宝 ×キ天歩艱難
 これも、あおむし様の自作問題を解いて、意味も間違えましたので、意味のところに赤線が引いてありました。

(九)2 ていよう藩に触る。 ○羝羊7-1K 20-1K ×觝羊
 これも、部首間違い病です。文章題に觝触(ていしょく)が出題されていましたので、まさか同じ字は出題されないと思いながら、羊偏が想起できませんでした。羝の見出し語は、【羝羊】だけですから、これだけ書ければいいものです。

(十)
2 かんか日に警むる(出典 渡辺崋山「慎機論」) ○干戈18-1Y 20-1K ×看過
 20-1Kでは、故事諺問題で、干戈を交えるで出題されました。本問は、幕末の時勢を論じた文章です。日々警戒しているものは何かと考えれば、干戈=戦争なのですが、平和ボケした頭では浮かびませんでした。 

10 ちゅうじん広衆の区には必ず数員出張し・・(出典 栗本鋤雲「暁窓追録」)
 ○稠人6-2K  ×稠尽

 外国のポリスのことを書いた文章です。文意から、人が多いということまでは分かり、稠は出来ましたが、人が浮かびませんでした。【稠人】は、見出し語にもあり、6-2Kでは、雪嶺の「真善美日本人」の文章で出題されています。このときは、(注)として多くの人々と書いてありました。こういう言葉を自家薬籠中の物としていくことはなかなか大変です。

B 読み
(一)
3 尠少問154頁 ○せんしょう ×しんしょう
 新出でしょう。「辞典」に小熟語で載っていますが、見出し語ではないので、三点セット外です。できなくても仕方ないでしょう。「漢字音符字典」で甚の音符字は、10字ありますが、センと読むのは尠だけです。こういう仲間外れの読みは狙われ易いですね。

9 懽呼 ○かんこ ×がいこ
 これも新出でしょう。懽は、見出し語はなく△の漢字です。
 
16 勖勉 ○きょくべん ×びんべん
17 棣鄂 ○ていがく ×とうがく

(六)二合半 ○こなから ×ますますはんじょう

(七)恤む ○めぐ ×あわれ

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【22-1】160点台に下がりました。

2010年06月20日 | 22-1(第52回)~22-3(第54回)

(23.2.5 表題若干変更)

 いつもと同じく知人に問題を見せて貰って解きました。出題形式は変更ありません。答え合わせは2ちゃんに拠ります。

(一)音読み      16点/20点
(一)訓読み      10点/10点
(二)書き取り     20/30点
(三)国字        8点/10点
(四)語選択      10点/10点
(五)四字熟語    14点/20点
(五)同 意味        8点/10点
(六)熟字訓       9点/10点
(七)熟語と訓読み   9点/10点
(八)対義語・類義語 20点/20点
(九)故事諺      18点/20点
(十)文章読み     10点/10点
(十)文章書き     16点/20点

計 168点

文章題の出典は、
A  渡辺崋山「慎機論」 江戸期のものは、21-2の松陰に続いて2回めです。

B 幸田露伴「狂濤艶魂」 露伴は、8回目。ぶっちぎりの1位の面目躍如です。

C 栗本鋤雲「暁窓追録」
この人も初出です。岩波文庫で昨秋発刊されたようです。

 

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