☆K'sコンタクト☆ 大阪府茨木市 ”くぼた眼科” 併設のコンタクトレンズ販売店

取り扱いコンタクトレンズの紹介、眼科のトピックスをアップしています。
http://kubotaganka.com/

ハードコンタクトレンズって消毒不要??

2013年03月04日 08時53分59秒 | コンタクトレンズ

みなさん、こんにちは

今まで何度となくソフトコンタクトレンズ(以下SCL)の消毒について書いてきましたよねで、ハードコンタクトレンズ(以下HCL)はどうなのって話を書きます。

一般的には消毒が必要なのはSCLだけです。それはHCLとの素材の違いによるものと考えられてきました。SCLはレンズが水を含んだ状態で形状保持をするんですけどHCLの素材は水を含みません。水っていうのは細菌の繁殖のためには必要なものですよね。HCLはきっちりと洗浄・消毒・保存ができていれば消毒が不要とされてきました。

私もなんとなくそんなもんなんだな~と理解していたのですが、いくつか疑問点があります。

ソフィーナという非含水性のSCLが過去に発売されていましたが非含水性ですが感染症を起こしてしまうことがありました

HCLでも最近重篤な感染症が起こっており主にオルソケラトロジーレンズで起こっているようです

じゃあそれはなんでと思うわけです。

科学的根拠は全くありませんが可能性があることとしてレンズの動きにあるのではないでしょうか?

ソフィーナは非含水性ですがSCLですので角膜上でほとんで動きがないですよね

HCLはとっても汚れたレンズを使っている人を時々見ますがあまり感染症はないですよね。日中は、まばたきをするたびにレンズが上下にしっかり動き涙液交換がありますね。涙の大切な役割の1つである殺菌作用が働いているのかもしれません

 オルソケラトロジーレンズで感染症が多い理由づけの1つとして、オルソケラトロジーレンズは夜間就寝時に使用するものであり動きが少なく装用中ほとんで涙液交換がない。

それが一因かもしれませんという仮説です。

ということで衛生面から考えるとHCLも消毒した方がいいにこしたことはりませんよね。ハードコンタクトレンズにも消毒剤が発売されているのでご紹介します。

オフテクス社から発売されているO2SEPTです。

消毒が絶対必要とされてないなかでしっかりと消毒するこができる人はかなりマメな方だと思いますが夜間就寝時にもレンズを装用している人やオルソケラトロジーをしている人にはおススメです。またレンズケースまでも消毒してくれます。

HCLのケースって構造が複雑でなかなかきれいにするのは難しいですよねSCLのケースのように洗浄液に無料でついているわけでもないしなおさらです

HCL SCLともに共通して言えることですが、みなさんレンズケースを2つ併用して使ってみませんか

レンズケースの管理って結構難しくて完全に乾燥させておくことが必要なんですがどうもできていない人が多いように思います。それは2つのケースを併用して持つことによって改善できるのでは?と思っています。という私もクリアケアのディスプカップをいくつも持っているコレクターです

 

最後に涙の働きについても一言

涙には、目の表面を保護する働きがあります。ばい菌やゴミ、ホコリなどが角膜を傷つけるのを防ぎます。、ゴミなどが入ったときに洗い流す働きをします。

涙は目に栄養を補給する働きもしています。目(角膜)には血管が通っていないため、角膜は涙から酸素と栄養をもらっています。

ドライアイになると上記の3つの働きが障害され様々な自覚症状がでてくるわけですよね。ドライアイについてはまた書きたいと思います

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする